KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

涙の別れ・・かかりつけ医

2020年11月06日 | 俳句
天気 曇のち晴朝の天気予報で、今日は色々な雲が見られる日、とのことだった。これは羊雲?ちょっと混雑し過ぎていてがっかり。雲の写真には見えない。
空ばかり眺めていた訳ではないが、あとは曇天ばかりだった。3時過ぎたら薄日が差してきた。

午前中は洗濯、午後は今月からホームで、かかりつけ医になるクリニックの訪問診療。今までのかかりつけ医へ通院しても良い、と言われていたものの、病気のデパートのような身には、万一のときにいつでも診療の受けられるホームの契約内科クリニックの方が安心出来る。無論、病院は今までと同じで良い。

ということで、30年近くも世話になった町の内科医院とは先月の通院で「涙の別れ」となった。
最初、通院するようになったきっかけは、胃が悪くて、職場の検査でひっかかり二次検査になった。母を胃がんで亡くしているため、万一の時のことを考え近くの病院(今、通院している病院)で胃カメラ検査を受けた。結果はポリープが見つかった。年に2回、経過観察をしましょう、ということになり、その時に診てくれたドクターが、開業したのだ。ポリープは2年くらいでどこかへ消えてしまった。
が、色々なことがあって胃腸はずっと回復せず、おまけに高血圧にもなり・・何かと病気が続いて、まさにかかりつけ医となってしまった。
ドクターも、看護師の奥様も、とっても優しい方で、患者の話をよく聞いてくれた。私の心臓の異常も、夫のがんも、ここで見つかった。無論、ドクターの紹介で病院でもスムーズに治療が出来た。夫は結局治癒することはなかったが、その辛い看護の時期に色々力になってくれたのは看護師長の奥様だった。

そんな町の馴染みの医院と別れるのはちょっと辛かった。最後の日は涙があふれて、でも奥様が「また、いつでも来ていただいていいですよ、先生も私もまだ居ますから」と言ってくれた。美人の奥様は、とても60歳を越えて(多分越えているはず)いるとは思えない。開業時はハンサムで若かった先生はそれなりに髪がなくなってしまったけれど。

今度のドクターはまだ若い(と思う・・マスクで顔が解らない)。でも、とてもよく患者の話を聴いてくれる、と感じた。とにかく人生の最後の「新しい今」を受け入れていかなくては。

晩秋の午後をぎつしり羊雲  KUMI
コメント (4)
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