新茶と筍

天気　晴

朝、夫が散歩道の農家の筍を買いに行ってくれた。昨日野菜を買ったときに筍がなかったので聞いたてみたら「もうすぐですね」としか言っていなかったのだが、今日は売っていた。ただし、売れ残り？あまり形は良くなかった。

小さいのが2本で300円だか仕方ないとはいえ、煮物や筍ご飯にしたい根っこの部分が掘りそこなってないのだ。
ともあれ、朝掘り筍をすぐに茹で上げた味は何にも替えられない今の季節の贅沢だ。あく抜きも不要。皮の柔らかい部分を細切りにしておひたしに。あとは若竹煮に。

そして、今の時期の楽しみはやはり新茶。最初に出るのが薩摩産で、ちょっと高かったがそれを買って毎朝いただいている。静岡産は来週配達の食料で注文した。
新茶と筍・・5年前手術をした時期なので、この二つが出回るとどうしても病気のことを思ってしまう。
でも、5年生きることが出来た。
今日は田中好子さんの葬儀のニュースがTVに何度も。同病の若い人の死はちょっと辛い。
ともあれ、生きて楽しめるこの季節に感謝感謝である。

術後三年筍を煮てをりぬ　KUMI

この句は主宰に大変褒められ結社誌に載った3年前の作。手術の年は、同じ時期に兄の急死と重なって筍どころではなかった。生きている毎日を大切にしなくては・・

一日の今も大切新茶汲む　KUMI