KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

転倒が怖い

2023年03月04日 | 俳句
天気 晴

朝から目眩がして、最近は顔を動かすとグラっとくることがあるので少し怖い。毎朝計測する血圧・酸素・体温、どれも正常値なので看護師も問題にもしない。頚椎が凝り固まっているためもありそうだが、イレウス入院以来、整体治療に行っていない。そろそろ、何とか体調をみて一度は行かなくては・・と思いつつ、結局、まだ風が寒そうで買い物にも行くつもりになれなかった。
最近は、室内で転倒して歩行器から車椅子になる人が多い。転倒で圧迫骨折するのだ。骨に罅が入る程度らしいが、また歩行器へ戻る人も居るけれど、戻るまでに1ヶ月以上もかかったり。認知症の人などは、それきり車椅子のままになったり。
車椅子生活にだけはなりたくないので、私の毎日も戦々恐々。立ったままで済ませていた着替えも、目眩のする時は椅子やベッドに座って済ませるようになった。情けないけれど、車椅子にだけは乗りたくないので仕方ない。一日数分でも片足立ちのストレッチは欠かさない、目眩がしても。

去年まで、杖はついていたものの元気だったHさん(男性)が、今年になったら部屋から出なくなった。耳は遠くないのに声の大きな人なので元気な声は部屋から聞こえていた。ある日、廊下で会話する介護士の話を聞いてしまった。
「どうしても車椅子はイヤなんですって」
「看護師はどう言ってるの?」
「本人が動きたくないなら、今までどおりで仕方ないだろう、って」
どういう意味かというと、本人は車椅子での移動介助があれば食堂で食事が出来る。部屋へ運ぶ必要はないし、食堂へ行くのはリハビリにもなるし。でも、本人の意思が拒否するなら今まで通り「動かせない症状」として、食事は部屋へ運ぶしかない、ということだろう。
もし、看護師や医師が食堂へ行ける、と判断したら、そのサービス料が1食500円必要になるのだ。
Hさんとは、それから数日して、食堂へ行く時間のエレベーターで一緒になった。部屋で転倒して、圧迫骨折したのだという。
「良くなられて良かったですね。車椅子になった方もありますから」と、介護士の話は聞かなかったことにして言ってみたら
「いや、車椅子は断りました。一度楽をしたら、もう動くのがイヤになるんじゃないかと思って」やっぱりねえ・・
でも、それが大事なこと。車椅子は楽です。私も車椅子を押してもらう暮らしの方が楽だと思う・・自分での操作は今は指が痛くて今は出来ないけれど・・でもやはりHさんと同じく室内だけ掴まり立ちして、館内は車椅子、になったら最後ですよ。


私も、転倒だけはしないように頑張ろう。
という私、この何十年か、外で躓いたり転んだことがない。これがかえって危険かもしれない。自信過剰にならないよう、気をつけねば。
手の消毒が面倒で、スーパーのエスカレーターの手すりには掴まらなかったけれど、明日からは掴まることにする。

写真は、10年以上前のちょうど今頃の、ご近所散歩の写真。猫柳の後は紅梅。

猫柳水面のひかり集めけり   KUMI
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4 コメント

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Unknown (小父さんA)
2023-03-04 20:00:40
>まだ風が寒そうで買い物にも行くつもりになれなかった。

そうですね、もう少し気温が上がってもらわなくては・・・。

>最近は、室内で転倒して歩行器から車椅子になる人が多い。

車椅子を使うということは生活が激変するでしょうね。
私の長姉がリハビリ中ですが、あるいは車椅子生活になる可能性もあります。

>着替えも、目眩のする時は椅子やベッドに座って済ませるようになった。

これは絶対正解だと思います。

>それから数日して、食堂へ行く時間のエレベーターで一緒に・・・部屋で転倒して、圧迫骨折したのだという。

ほんんのちょっとしたことが原因で転倒が生じるのでしょうね。

>「いや、車椅子は断りました。一度楽をしたら、・・・」

とても大きなポイントだと思います。

>エスカレーターには掴まらなかったけれど、明日からは掴まることにする。

そうですね。

父の1歳上の伯父貴は93歳で亡くなりましたが、「風邪と転倒に注意」と何度となく話していましたので私の頭にも焼き付いています。

私の身内では2人の姉に家内も、そんな状態に近づいているようで気がかりです。

梅の写真シンプルですがとてもお上手です。

有難うございました。
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私も見習いましょう (ふきのとう)
2023-03-05 11:54:19
Hさんの気骨大切だと「いつか我が身も」の私も見習いたいと思いました。無論、甘えなくてはならないこともありましょうが、先ずは心掛けも大切だと感じました。昨年10月までシャキッとされていた方ですが、一昨日お目にかかり、認知症だと傍らの方に言われ、こんなにも「短期間で」と驚きました。一瞬人違いではないかと思った程でした。
返信する
小父さんA、気力を維持、出来るかどうか (KUMI)
2023-03-05 16:37:01
お姉さまも、歩行器にとどまれれば大丈夫です。
男性はしっかりした人が多いのですが、Hさんも新聞読んでいますから。
男性は、新聞読んでる人は気力もあるようです。

どこで転倒したかは聞きませんでした。
でも最近、室内で転倒する人が多いのですよ。
無論呼び鈴は付いていますが、そのボタンまでたどり着くのが大変、なのだそううです。
去年、夜中にトイレへ行こうとして転倒した方の話。
2時間ごとに見回りをしていますが、必要ですね。
独居だったら・・と考えるとぞっとします。

まだお若い、と思わずに転倒防止を。
夫は晩年、片足で5秒とは立てなくなっていました。
歯科医の階段で躓き,脛をすりむいて。まだ、歩行は困っていなかったのに。
以後、階段の昇降を怖がっていました。
とにかく、片足で立てないと転倒で怪我します。
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ふきのとうさん、足腰は鍛えられます (KUMI)
2023-03-05 16:45:42
認知症は、進行の早い人と遅い人とあります。お友達が、ゆっくりタイプだといいですね。認知症専門医の話をYouTubeでいつも見ていますが、片足立ちが認知症防止と転倒防止の両方に役立つそうです。片足立ちのストレッチはいつもしていましたので、正解だったかも、と。でも、最近は目眩が酷いので、何かに掴まらないと出来なくなりました。確か、ふきのとうさんは立って新聞をお読みになる、とか。その時に片足になられると良いのでは?
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