天気 晴 23℃
季節外れの暖かさ、などというのを通り越して、初夏の気候になってしまい、雪国では雪が解けて消えて、地球の終わりのような風景になってしまったようだ。2月半ば、といえば雪はまだまだ積もる時期なのに・・上の塗り絵の風景は今年、幻になってしまったのだろう。今年だけならいいけれど。
10年近く前の3月に入ってからの標高1000mあたりの雪。日当たりの良いところでは根明け(雪国で言う木の根っこの周りの融雪)が始まり、やっと春近し、を感じる頃なのに。
長岡市内の小さなスキー場は、とうとうゲレンデに雪が積もらず、今冬はスキー場の営業は諦めたという。豪雪地帯でこれなのだから、他の地域の雪や氷のイベントは皆、中止になったようだ。
無論、この暖気がずっと居座る訳ではなくて、今夜からは空気は入れ代わるという。もう私の体はついていけなくて、朝から頭から上と胴体から下とが分離したような・・奇妙な感じ。頭痛と足指の痛みとに鎮痛剤を飲んでいるせいか、頭がぼんやり。熱っぽいのに熱がない。あ、鎮痛剤は解熱作用もあったのだ。本当は熱が出ているのかも・・風邪はひいていないけれど。
私以外はとっても暖かかったらしい今日、上記のような体調の私は相変わらずの引き籠り状態で。この、天気の異変に体調が何でもない人、というのが信じられない。「暖かくて助かるわ」なんて呑気に言う90歳過ぎの人、健康なのだなあ、と思ってしまう。
さて、先日書いた認知症の予防薬「レカネバム」の効果について。
YouTubeで見たドクターの話では、治験の結果はかなり効果があったという。認知症の進行を20~30%台、遅らせることが出来た。何だ、そんなもの?と思う人も居るかもしれないが、その話をしていたドクターと同じく、私は大きい効果だと思う。アルツハイマー型認知症は一度罹ったらもう治癒はない。
例えば、認知症の初期段階は普通の生活に支障がない訳で、その生活が何ヶ月~1年か延期になってくれたら、それに優るものはない。その間に、それこそ終活の準備が出来る。認知症があれよあれよ、と進んでしまったら、本人も家族も戸惑うばかりの日々になるだろう。
治療費は、健保承認で1割・2割負担ならさほどの負担にはならない。私のしている化学療法と同じく、点滴で注入するようだ。これ、体重によって量が決まるので、痩せている方がお得です。無論、副作用は多少あるらしいが、さほど重くならないようだ。点滴治療はじっとしている時間が長いので、認知症が進んだら本人の理解がないと手間がかかる。早い段階が良い。
などという新薬、さて、私が罹ったら使うかどうか・・もう、80歳過ぎて病気だらけだし、今さら、認知症になろうがなるまいが他の病気が進みそうだから私はもう、治療は無駄だと思う。今の状況では、月1回の免疫療法の点滴だけでも体力的にキツイから。無論、病気していない元気な老人だったら治療はしたいと思う。
高額なため、個人はさほど負担がなくても健保負担が増えるので、「X」のコメントでは問題になったという。「生産性のもうない高齢者に、高額の医療費は無駄」とか何とか。え?自分の親が重度の認知症になったら毎日介護する覚悟はあるの?その時に「もう母はトシもトシですから、徘徊して世間の迷惑になっても構いません」と言えるの?父親が運転中に交通事故を起こして人を殺めても平気なの?
健保負担をケチって、他の社会的な損失を増やしては何にもならない。
水浴びに雀また来る長閑(のどか)さよ KUMI