天気 晴
4年前の公園の辛夷の花芽。梅についで公園に咲く花、今年はもうすぐ咲いてしまうかも。
昨日は平年より半月早い春一番、何だか暖かかったらしいけれど、私の足指は凍ったままだった。そして、今日はシナリオ通りの吹き返しの北風。春先の関東、南風が吹いたあとの吹き返しは冷たい。母に「吹き返しがあるから暖かくなっても油断するな」とよく言われた。海からの北風はひとしお寒かった。
昨日も今日も風に乗って奥多摩の杉花粉が漂っているようだ。目が痒い。
買い物はあるし、出かけたいのに靴の履けない日々、でも昨日今日の風には出ない方が安心かもしれない。
この足指の状態、もしかしたら相当な期間になるかもしれない。内科の医師に処方してくれた抗生物質の炎症を抑える薬は、悪化はしない、という効果はありそう。でも、副作用でやはり胃腸障害が・・だから抗生物質入りの薬は避けてきたのに。飲むのを止める訳にもいかず。
少し気晴らし、と、昨夜はYouTubeで見つけた、正確に題名は覚えていない「80歳でも脳の丈夫な人?」みたいなサイトを覗いてみた。普段から見てるサイトではない。認知症ドクターのサイトを時々見ているので、それに紐づけて送られてきたのだろう。真面目な医療関係者のサイトらしいので大丈夫そうな内容。
80歳でも、という表現は気に入らない。80歳で普通に思考力のあるのはそう困難なことではないけれど。もっとも、認知症は80代で5人に1人、90代で3人に1人、と聞いたことがある。周りを見てもまあ信じられる数字だ。
さて、その中での「認知症にならないための7つの条件」は少し興味が持てた。ざっと挙げてみると・・
①耳が聴きづらくなったらすぐに対策をとること。
耳からの情報の量は多いので、脳の活性化にとても重要。
②人との交流を毎日か週数回かは実行する。パソコン・スマホのSNSでも良い。
③暮らしに幸せを感じること。
④毎日決まった同じ行動、ではなく、いつもと違ったことにも挑戦する。
暮らしが単調になると、刺激がなくなる。
⑤運動をする。歩くだけでも良い。
⑥睡眠をよくとる。熟睡出来るようにする。
⑦健康的な食事を摂る。偏らないように。
まあ高齢者の健康には当たり前のことばかりではある。でも80歳過ぎて一人暮らしをしていては、案外出来ていないこともありそう。運動なんて、今の私は歩きに出られないし目眩でストレッチも出来ない。椅子に座ってか、掴まり立ちのストレッチをしている。最近、少し体重が増えたので、太ももに少しだけ筋肉が付いてきた。座ったままでも運動は出来る。ここでも、午前中に希望者へ館内デイケアで運動をしている。車椅子とか歩行器の人が圧倒的に多い。私は、自分のしているストレッチの方が気に入っているので行かない。
でも、一人暮らしでこれだけのことに気配りして90年以上も生きるのは、本当に凄いことだと思う。健康でも、助けてくれる身内が近くにいなくては・・
何しろ、「介護施設入所は地獄」などという介護士のYouTubeのサイトも見つけてしまった。
その話は後日。
ここに居ると、認知症の人ってこんなに居るものなの?と思うくらい多い。でも、ほぼ90歳越えの人が多いのだから、3人に1人と思えば納得する。脳血管障害の後遺症の人も居るので、そういう認知症は別かもしれないが。
ともかく、認知症というのは一度罹ったら回復はない。薬が出たといっても、進行を遅くするだけ、という。その進行具合も、ここで見ていると、早い人と遅い人が居て、これは年齢に関係ないようだ。薬がなくても、周囲の協力があれば進行は遅く出来るような気がする。一人暮らしではどうにもならないけれど。
ともかく、他の病気とは違い、自分の努力で避けられるのなら避けて通りたい。
斑雪嶺を従へて富士白きこと KUMI