庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

忘れられない出来事

2008年12月30日 | あれこれ
荒れた天気が続いていましたがきょうは絶好のお掃除日和、ぽかぽか暖かくて昼頃は7度まで上がったようです。動いていたせいか10度以上あるのではという気がしましたがそこまではいきませんでした。

今年も明日一日を残すだけですね。

2008年、何といっても6月14日に起きた岩手・宮城内陸地震のことはこれからもずっと忘れる事ができない辛い出来事になってしまいました。
あの地震から6ヶ月が過ぎました、あっという間だった気がします。
未だに見つかっていない方、自宅に帰れず避難所生活をしている方、仕事を失ってしまった方・・・私など計り知れない苦しい思いをしていらっしゃる方々がこの厳しい冬をがんばっておられる様子がテレビなどで紹介されています。一日も早く地震前のように自分の家で暮らせるように、畑で花や野菜を作れるようにという思いでみなさん希望を持って日々を過ごしていらっしゃるんですね。
特別な事は何もしてあげられませんが応援したい気持ちでいっぱいです。




夫が撮影した写真を借りました。
上は地震の被害が大きかった場所のうちのひとつです。
下の画像は3年前にほぼ同じ角度から同じ場所を夫が撮っていたものです(震災ダムではありません)。

そしてあの地震から4日後、6月18日ターシャ・テューダーが亡くなりました。
ターシャの庭に美しい花々が咲き乱れる時期に自宅でまるでろうそくの炎が消えるような静かな最後でした、と息子さんが語られていました。92歳。

ずいぶん前から色々な本でターシャの庭を見ては憧れ、いつしか生き方そのものが素敵だなあと思うようになっていましたが亡くなった事を知ったときは地震のショックの方が大きくてターシャの事はピンときませんでした。
4年前に初めてテレビでターシャと庭の映像が紹介され感動したのでしたがつい先日ターシャが亡くなってから再び取材してターシャが亡くなる前後の様子など家族が話す様子、庭の様子が放送されましたね。

「ターシャからの伝言」花もいつか散るように、というタイトルでした。


死ぬ事をおそれることはない、みんないつか来るのだから。それより大切なのは今を精一杯生きる事。
ふだんの何気ない暮らしが一番大切、この世の中には美しいものがたくさんある、それを楽しまないのはもったいないじゃない?

我家は地震の被害は大した事なく以前と変わらない生活を続ける事ができています。
いつもと変わらない普通の暮らし、それがとてもありがたい幸せな事なんだと気付かせてくれたターシャが地震が起きて間もなく亡くなられたということも何か不思議な縁を感じます。

毎日を大切に暮らしていこう・・・。

今年の締めくくりにそんな事を思っています。
コメント (2)
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