庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

斎理屋敷の蔵の中

2009年12月20日 | お出かけ
曇りの一日。朝もそれほど冷え込まず-1度、日中は3度まで上がりました。
ここ数日がとても寒かったので今日はわりと楽な気がしました。

丸森町は養蚕が盛んだったことで知られています。
今でもわずかですがお蚕さまを飼って繭をつくっているところがあるようです。
斎理屋敷でも養蚕を手がけていたそうです。

「業」という蔵だったかいろいろ道具がしまってありました。


初めて見る道具です。
「糸取り器」・・繭玉をお湯でうるかして(浸して)糸を取りやすくする、とありました。



「桑切り包丁」
子供のころ母の実家でお蚕さまを飼っていて祖母が同じような包丁で桑の葉を切っていたのを見たことがありました。
中華料理用のまな板みたいなものを使っていた気がします。


「桑摘み器」これは手ばさみ型だそうです。


「つちり」分銅で目方を計るはかり。摘んだ桑などを計ったそうです。



養蚕とは関係ないけど斎理屋敷の帰りに近くの古道具屋さんで見つけて買ってきた綿繰り機。

      
綿の実の綿毛の中に包まれている種は繊維にしっかり絡んでいるので手で取り分けるのはとても大変な作業です。
真ん中あたりの2本の棒がローラーになっていて綿の端を入れ込むようにしてハンドルを回すと種と綿の繊維がきれいに分かれる仕掛け。
よく使い込まれたもののようですね、いつごろのものでしょうか。
愛知県と書いてありました。

また綿を育てていつかこれを使って綿と種を分離させてみたいものです。


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コメント (8)
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