学生時代 まわりに 外国人、それも今のようにアジア系ではなく 英・独・仏語圏の人が割と多い大学でした。田舎なら長靴をすぐ引っ張りですところですが 都会ではちょっと格好悪い。傘だって今のように大きさの種類もなく女性用はいくらか色相の違うものもあったけれど、という頃 その「外国人」たちはほとんど傘を使わない。 帽子を(多くはウールの まれにレインハット)かぶってステンカラーの襟を立てて雨の中を足早に歩くのは(彼らはまず走らない) いかにもカッコよくって どこかでまねてみたいものだと 思っていた。 少しのち 憧れのバーバリーのコートを買ったとき早速まねてみたのだけれど、地方の都市では実に様にならない。 傘を持たないことを「カッコいい」どころか「この雨に傘の用意もしていないのか」と・・。
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