晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

篠山の喫茶店 8/17

2007-08-18 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.17(金) 晴れ、猛暑

 全国で猛暑の報道が伝えられている。各地で気温が40度を超え、熱中症による死亡のニュースも連日である。若い人の場合が多く、家族の方々の心中や如何ばかりかと思うところである。私自身、中学校のバスケット部では水は飲めなかった。休憩の時に口をすすぐだけと言われていたが、一部を呑み込んでいたことは言うまでもない。大学時代の夏山合宿でも昼食時にメンツ(ボールのこと)一杯の水だけである。水筒にしか無い水だからごまかしがきかない。幕場(テント場)に着いたときには好きなだけ飲んでいいということになっていたから、いやというほど飲んで、吐いている者さえいた。さすがにトライアスロンを始めた頃には水を摂取するのは当然ということになっていたが、真夏のレースでは倒れる者も多くあった。摂取の時期が遅れたり、身体が受け付けなかったりというような理由があるのだろうが、いくら水分をとっても体温より気温が高い場合は熱中症になるのだろう。
 最近では水分をとるだけでなく、塩分やミネラルをとる必要があると言われている。炭坑夫が塩をなめたり、麦茶に塩を入れるのは先人の知恵なのか。いずれにしても、私自身よく生き延びてきたものだと思う。最も暑かったのは7月下旬にある皆生トライアスロンである。午後の一番暑い時期の弓ヶ浜のフルマラソンは強烈である。

 猛暑の中をゴルフを楽しむ。いやというほどお茶を用意して行ったおかげで何事も無かったが、スコアの悪いのはいかんともしがたい。
 帰りに篠山の気になるエリアに立ち寄る。国道372号線沿いにアトリエや茅葺き民家の蕎麦屋さん、ログハウスの喫茶店などが並んでいる。070817_165705_m070817_172555_m 

 手打ちそば自然薯庵とカントリーハウス



 自然薯庵は蕎麦の他、どぶろくがいい。先日テレビで東北のどこかの村のどぶろく特区の話題をやっていたが、篠山もその特区ということである。民宿などでどぶろくを頂くことができるのである。二合で800円のどぶろく「おやっさん」を買って帰る。オーナーの酒井さんは園芸の会社を子供さんに任せ、この店と田舎暮らしのお手伝いをしていると言うことである。周りの土地は分譲中で、十数区画が売りに出ている。田舎暮らしを希望する人の住居やおしゃれなショップやアトリエが完成したら素敵な村ができあがる。規模や立地条件は異なるが、わがじょんのび村の構想と一致するので、ゆっくり見学することとする。
 喫茶カントリーハウスは二階建てのログハウスで、一階部分が店舗と厨房になっている。神戸から移住された夫婦がやっておられるそうだ。ミニクーパーなどの古い車もあり、趣味の世界が深そうだ。ここもわがじょんのびの店と雰囲気的に似ていそうなので、しっかり見学させてもらう。もちろん喫茶じょんのびは予算がないのでこんなに素敵な店舗は出来そうにない。070817_170516_m 070817_172433_m 070817_172523_m




左:缶を利用したイス  中:喫煙者はウッドデッキで  右:庭の手入れもなかなか

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納涼 古本まつり 8/14

2007-08-18 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.14 (火) 晴れ、猛暑

 糺の森で毎年開かれる納涼古本まつりはいつか行ってみたいと思っていたのだが、何しろ暑い時期なので、行く勇気がなかった。京都を離れるとなると、この機会に行ってみないとと脅迫観念もあり、猛暑の中をでかける。8月の11日~16日、10時から18時まで糺の森に京都、大阪、奈良、岡山の古書店38店が集合して行っている。一番暑い時期の一番暑い時間に開催して、納涼とはしゃれとしか思えない。先着500名には特製の団扇がもらえて、みんなバタバタと扇ぎながらテントの出店を眺めて行くのは本当に楽しい。Img_5992

高温と古本の臭いで頭痛がしてくる。それでも楽しいのはなんなんだ。

 総ての店の総ての本を見て歩くのには2,3日かかるだろう。古本の独特の臭いに辟易しながらも、もっとも欲しかった本に巡り会えることとなる。それは2月25日沖縄の最北端奥の民宿で読みふけった琉球新報発行の大田昌秀氏編著の「これが沖縄戦だ」という本である。沖縄戦を知るということが沖縄を旅する際のひとつの目標であった私に、写真を多用したこの本は衝撃的でさえあった。是非手元に置きたいと願っていたのだが、この古本市で見つかるとは、本との出合いとは不思議なものである。その他に宮崎康平氏の「まぼろしの邪馬台国」、松本清張氏の「古代探求」を購入し、しめて1,850円。前者は学生時代に読んだ記憶があるが、内容は憶えていない。後者は読んでみたいと思っていた本で、しかも初版であった。Img_5993

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