2009.10.19(月)曇
カメムシの最盛期となってきた。昨年はあるあるカメムシ大実験などやって楽しんでいたが、結局ガムテによる捕虫が主で、ピンセットで瓶に入れる方法を補助的に使っていた。これらの方法は結構手間がかかり、下手をすると失敗してあの臭気の洗礼を受けることになる。
自転車旅行でカメムシの本場、北陸や東北を巡ったとき様々な対処法を見てきたが、基本的に箸で摘んで油の容器に入れるというものとガムテが主流であった。昨年の大実験の結果、市販のカメムシ用殺虫剤がたいした効果もなく、壁や家具を汚すだけのものであることは解った。サッシの隙間からの侵入を防ぐための忌避剤としての使用はしているが、効果の程は疑わしい。
というわけでガムテとピンセットのシーズンを過ごしたわけだが、その非効率性と煩わしさに釈然としない状態であった。京北に移住された土田さんが来じょんして、新工夫のカメムシ捕り器の話を聞いたときには新たな希望が沸いてきた。土田さんの「カメムシの季節が待ち遠しいで」という言葉は感動的である。手軽で臭いもなく、壁でもカーテンでもガラス戸でもかざすだけで向こうから飛び込んで来るというふれこみだ。
待ちに待ったカメムシの季節がやってきた。聞いた通りに作るのもシャクだから少し工夫を凝らして作ったのが、先日ご案内のカメムシバスター1号だ。
右がカメムシバスター1号、左が2号
ペットボトルでは口が細すぎるので、うがい薬のボトルを使う。胴の部分がつかみやすくなっているのでペットボトルより扱いやすい。上部のロート部分はA4サイズのコピー用紙を使い、口の部分を円く切り取る。接着にはセロテープを使うが、ロートの中の端のところもしっかりテープで留める。そうしないと足が引っかかってうまく落ちない。ボトルの中には適当に水を入れる、本来は灯油がいいと思うが臭いとこぼれたときのために洗剤の水溶液とする。 今日のじょん:店番させてると、お客さまが来たときに大きな声で吠えるのでびっくりされる。犬の嫌いな人だとちょっぴり恐怖かも知れない。特にかみさんが店にいないとしつこく吠える。「お客さんやで」と呼んでいるのだろうか。いつも来られる方には吠えないようだ。吠えられないように頑張って通って頂戴。
これを壁やカーテンに留まっているカメムシの下に持っていくと緊張したカメムシが硬直して自動的にボトルに落ち込むというものである。確かにその通りになるものはあるがそれは一割程度で、何らかの手だてをしないと落ちてこない。箸、ピンセット、ボール紙など何でもいいからツンツンと刺激するとぽろっと落ちてくる。あまり強くやると臭いが出るので優しく包むようにするのがコツである。
ガムテ法に比べて効率的なこと甚だしい、あっという間に数十匹捕獲することが出来、臭いも出ない。つづく
【作業日誌 10/19】
芝生広場レンガ張り