2016.3.16(水)晴れ 「腹筋運動をすると腰痛になる」-(2)
松尾氏のHPの内容に共感を覚え本書を読むことになったのだが、わたしの昨年の腰痛の発端が腹筋、背筋運動と金スマで評判になった骨ストレッチじゃないかと勘ぐっている。というのはその頃、下腹のたるみが気になりはじめ、筋トレと骨ストレッチを真剣に取り組んでいた矢先のことだったからである。腰痛に付き合ってきたこの30余年間、それなりにスポーツを続けていて腹筋運動は常にやってきている。
しかし腹筋運動が腰痛の原因だっていうのは俄に信じられなくて、単にウケ狙いのタイトルなのではと思っていた。読み進めるとなるほどと思えてくるのだが、筋肉を鍛えることは必要なことであって、そのために拘縮が起こり腰痛の原因となるというのはやはり矛盾といわざるを得ない。
そこのところが、「鍛えた後のケアが必要、、、」などというだけではなんとも納得しがたい。そこで勝手にそこのところを考えたのが次のようになる。
腰痛予防、治療のためには腹筋背筋トレーニングは不要で筋肉の拘縮の起きない負荷の少ない反復運動、相反する筋肉に同時に刺激を与える歩行とかスイミングが有効。スポーツ選手のように筋肉を鍛える必要のある人はいわゆる「鍛えた後のケア」が必要ということではないだろうか。
なぜ筋肉(特に腰痛の場合大腰筋)の拘縮が起こるのかという問題であるが、これは筋肉に加わった負荷が①強い②急激③持続時間が長いなどの場合収縮した筋肉が元に戻らなくなるためである。従って車の運転やデスクワークなどで座っている時間が長い人、中腰や前屈みの仕事を続けている人、間違った筋肉運動をしすぎている人などに多いとしている。つづく
【今日のじょん】最近野山に食い物が少ないのか、鹿が花まで食うようになった。玄関の鉢植えも毒と言われるスイセンもこのとおり。