2017.3.19(日)快晴
北丹後地震(推定M7.3)は1927年(昭和2年)3月7日18:27に起こった。今年で90年となるので丹後では様々な催しが行われている。多くのイベントが既に終了しているが、最も興味があったのが今日の「歩いて辿る丹後震災の記憶」である。日曜日の企画で参加しにくいこともあったのだが、午前中で終わること、縦貫道の開通で1時間あまりで峰山まで行けるというので参加した。峰山高校の地学研究部が震災の資料などを探し出すなど熱心に活動されたそうで、今回有志の高校生4名と顧問の先生とで案内していただくこととなった。
全性寺で挨拶をしてスタート、震災記念館はヘルメット着用
手作りの「歩いてたどる丹後震災街歩きマップ」には当時の写真や絵画、気象データや被害状況表など大変参考になる資料が揃っている。
北丹後地震は地震の規模としては兵庫県南部地震(1995年M7.2)と同等で、峰山での死者は1103名、丹後全体では2925名と言われているから峰山に人口が集中していたことがわかる。峰山での家屋の倒壊率は98.8%ということだから、街は壊滅状態である。
辿った先は、全勝寺、丹後震災記念館、呉服町、古殿町、峰山小学校で、震災直後の写真で確認できるところである。90年前ここでとんでもない震災があったということが実感できる場所である。峰山高校の生徒さんたちが丁寧に説明してくれて、震災復興歌なども披露していただいた。
峰山高校の皆さんに感謝
高台にある丹後震災記念館は現在耐震の関係で入館できないのだが、特別にヘルメットを着用して入館させていただいた。5枚の絵画が残るばかりだが、当時の惨状を伝える貴重な資料である。
京丹後市立図書館の震災関係図書の展示や丹後古代の里資料館の企画展示「丹後震災90年」はまだ引き続いて開催されているので、再度丹後を訪れてみたい。
【今日のじょん】今日愉快なワン客が来じょんした。マルチーズとダックスのミックス、1才の師匠、シーズー6ヶ月の弟子。どっちも女の子だって、、、え゛~
走り回っていっぺんに入らないのよね。