2017.12.16(土)曇り
鉄塔を過ぎるとすぐに左(南)に折れるのだが、その道が見つからない。あっという間に支尾根の小ピークに登ってしまった。いきなりのミスコースにがっくりくる。まさかここで敗退するわけにいかないので、ゆっくり観察しながら元来た道を下る。やがて右手に道らしきものを発見する、しかもその先に白地に赤のテープが巻かれている。かなり古いものだがどうやら主稜線に付けられた目印のようだ。我々の目印、赤テープの蝶結びをしておく。
いきなりのミスコース
461mのピークで昼食をとる。木々の間から弥山山が遠望できる。反対側には畑口川沿いの家や田んぼが見え気が休まる。展望がきかないと妙に不安に陥る、今自分がどこに居るか解らないからだ。
後ろに弥山山が見える。読図の参考になる。461mのピークで
このあたり積雪は10cmぐらいあり、雪の下の泥や木の根で滑りやすい。どんどん距離を稼いで、493mピークを過ぎ、小吹峠に出る。睦志と岸谷を繋ぐ峠だが、上林側は植林されていて陰気くさい。すぐ下に睦志の集落がありそうで里心がつくが、まだ時間は早いので先を急ぐ。
小吹峠は峠らしい地形だが、上林側は植林で道も解らない。
小ピークを越え437mピークの手前を右に避けて稜線を辿る。実は稜線から10mほど下に清水から木住峠にに向かう道が記されているのだが、どうも確認できない。稜線すぐしたの怪しげな獣道を辿る。時間はまだ早いのだが空が曇ってきたら、やたら暗い。左手に409mのピークが見えているので間違ってないだろうと思っていたら、右手の稜線がだんだん高くなってきた。こりゃあ支尾根を下ってしまったと気づいたのだが、もう登り返す気はしない。4時になったら暗くなり始め、5時になったら真っ暗になる時期である。木住峠手前の支尾根を下ったようで、何とか踏み跡はある。地図上の堰堤の所に出るはずだと決め込んで、下っていく。果たして堰堤が見えてきた。そしてそこが林道の終点だった。
支尾根末端が林道の終点、木の橋が架かっているが腐っている。
あこがれの木住峠は再挑戦と言うことになったけど、明るいうちに下山できたこと、遊里で市野瀬行きのあやバスにぴったり間に合ったことでよかったことにしておこう。つづく