2020.3.11(水)曇り
2)温冷浴法
温冷浴法については以前に紹介しているので(2019.9.8~)略するが、暑さ寒さに対する抵抗力を付ける効果は間違いなくあると思う。冷水は交感神経を刺激し、温水は副交感神経を刺激する。交互に浸かることによって自律神経が整うことは最大の効果だろうし、血管が伸縮することは血管を鍛えることにもなるだろう。サウナの水風呂しか利用していなかったわたしが温冷浴を始めたのは、比叡山千日回峰の本を読んでからだ。あれだけの荒行をやってのけられるのは一体何があるんだろうと考えたからだ。もちろん信仰心もあるが、あの行の中に健康で強靱な身体を作る秘訣があるのではないかと読みあさった。基本は歩き方だが、進化する寿命延ウォーキングにも随分参考にさせていただいた。そしてその中に88才の大僧正が毎朝沐浴(滝行)される記事があった。温冷浴より厳しい行だが、高齢でも元気でおられる秘訣があるのではないだろうか。
日帰り温泉などでは7,8回の温冷浴をするが、家では2,3回の冷水シャワーを行っている。温泉では温冷浴を行っている人が結構増えてきたようだ。
3)こまめに動く
歳をとると基礎代謝量が減ってくる。あらゆる器官の機能、活動量も減ってきて、当然体温も下がってくる。結果免疫力、ホメオスタシスの能力も低下する。それをカバーするのは運動なのだが、意識して行うトレーニング等の運動は時間的な制約もあり、代謝量としてはパーセンテージが低いと言われている。そこで日常生活の中で行われる運動、動作が重要になってくる。歳をとるとどうしても動くのが面倒になってくる。そこを意識して、率先して動くようにすれば随分変わってくる。ゴミ出し、掃除、洗濯物取り入れ、配膳、布団敷きなどいくらでも運動の機会はあり、家人に喜ばれること請け合いである。お金払ってトレーニングジムに通うより多くの運動量を得られるだろう。これが体温を上げる簡単な方法である。
4)裸療法
西式健康法にあり、裸と着衣を交互に行う療法である。効能は皮膚呼吸をつけることとある。体表面から尿素をはじめとする老廃物を発散し酸素を供給する、とある。両生類やは虫類ではあるまいし、人が皮膚呼吸しているとは驚きである。ところが現在でも皮膚呼吸云々と言っておられる方もあって、しかも医学博士だからこれまた驚きである。
わたしの場合は方法も目的も違うものだが、環境トレーニングとして意味がありそうだ。裸療法については後述する。おわり