2009.10.15(木)晴
洋芝を育てるのは入口だけでなく、じょんのび谷の横のいわゆるノースグラスの部分である。この地域は地目が保安林となっており建物などは建てられない。景観的にも芝生にするのが妥当だと思うし、キャンピングや子犬の遊び場にも出来るだろう。そのために塩分に強い品種を選んだわけである。
西側からA地区、B地区、C地区に分けて、A地区から造成、播種を始める。
A地区は工事用の山土が入れられた部分で、石の多い痩せた土地である。昨秋からじょんのうんPを埋めて畑土を乗せてきたが、決して条件のいい土地とは言えない。マニュアルどおり20cmも耕したら、怖ろしく石が出てきてきりがないので、適当にして真砂土を入れる。あまり多く入れると固まってしまうので、ほんの少しにして肥料を入れて播種床とする。種は㎡あたり20gと入口の場合より増やす。播種量を四つに分け縦横縦横と手で撒いてゆく。ケンタッキーブルーグラスは大変細かい種なので、風の強い日などは不向きだ。ペレニアルライグラスが幾分余っていたので周辺部に蒔いてみる。播種後水を撒いてお終い、本来は鳥害、飛散防止のためネットをかけるといいのだが、予算がないので省略する。なおA地区の播種は10月6日である。
手前の白っぽいのがA、先の黒っぽいのがB地区である。
B地区もA地区同様の土壌だが、傾斜がきついので低い部分に畑土をしっかり入れてみる。肥料を入れて、真砂土は入れないでやってみる。播種はA地区同様ムーンライトSLT、播種量は同じく㎡あたり20gとする。土がふかふかしているのでこちらの方がよく育ちそうだ。B地区の播種は13日である。 【作業日誌 10/15】
さて芝生広場の芝生剥がしだが、まず剥がす部分の根を切らなければならない。鍬、スコップなど試してみるがうまく行かない。刈払い機に古いチップソーを着けてやってみようかとも思ったが、面倒なので止め。単純に草刈り鎌で線を引くように切ってゆくとこれが最善、気持ちよく切れる。もっとも通常の鎌ではもったいないので、使い古した鎌でやること。次にめくり方であるが、これもスコップなどを突っ込んでも根が切れない。鍬で根を切りながらめくってゆく、芝をロール状に巻いてやると楽しいほどうまくめくれる。ある程度の長さになると、あらかじめ真砂土を置いてあるじょんのび坂の斜面に運ぶ。断面の部分に真砂土を被せて水をやって完成、購入した芝でないので失敗のプレッシャーが無い。
芝をめくった部分は枕木で留めたいが安く手に入らないので、古い柱を代用にするつもりで用意していた。試しに置いてみると、あまり品がよろしくないので井上さんに頂いたセメントレンガを敷くことにする。カラーがついているのでまあまあおしゃれだ。
めくった芝と張った芝
高麗芝移植
今日のじょん:じょんは虫に対して凄く敏感だ。すぐに見つけてちょっかいを出している。カメムシは昨年えらい目にあったので手出しはしないようだが、見つけるとジーと見つめている。特に室内に入り込んだカメムシは誰よりも先に見つけるので助かっている。