SPAD君は地味な作業が続く。
見て、百年前の水冷V8だよ!
支柱(ストラットというらしい)はロの字と日の字のまま下翼に接着しました。
上翼は仮置きです。
洗濯ばさみではさんでるのは、コクピットの計器置き台です。
実物の写真を参考に数ミリ延長しました。
他国のHPではシェルフと呼んでました。棚ですな。
本物は木製の部品が多く、内部は飛行機ではなく家具のようです。
プロペラや支柱でも木部の表現は必要になるので、
見えにくい室内部品で練習&試作です。
油性のタンや肌色を下地に吹いて、
水性のクリアオレンジ筆塗りでニス表現のつもりですが、まだまだです。
筆塗りに丁度よい濃度がまだわからない。
モロモロがでないようにリターダーを入れたら多すぎたみたい。
計器の周りに溜まってる。
クリアはエナメルに変えるか、筆止めて吹くかだな。
リターダーの入れすぎでなかなか乾かないので、待ち時間にアシストフック(ジギングのハリ)を作り始めました。
これは、がまかつのカマイタチという物騒な商品名のフックで、初めて買ってみました。
バーブレス(カエシ無)です。
懐が深い形状なので、貫通したらまず外れないでしょう。
出来合いのものは高いので、自分で巻きます。
写真のピンク色の巻き糸は、高切れしたPEラインの廃物利用です。
キツク締めこんでもフライのスレッドのように切れないので、しっかり巻けます。
この後、ラインをフック側に半周させて、チモトの位置では内側になるようにします。
どんなフックでも、巻くときはハリスは内側にしないと釣れない、と昔教わりました。
それをこのように、わざわざ外側に固定してから内側に回すのは、
どこかのメーカーの出来合いのものが、こうしていたからです。
魚の歯やプライヤーでの傷防止なのかもと思って、まねしてみました。
昔から渓流のフライでも餌釣りでも、バーブレスフックを使っています。
リリースする魚のダメージをなるべく少なくしてやりたい、なんて理由ではなく、外し易いからです。
カエシが無いせいで、ファイト中にフックアウトした経験は一度もありません。
なのでジギングでも貫通性能重視で試してみます。
でも、たまにファイト中、こちらに向かって走ってくるバカな魚がいますが、
そういうのは巻取りが間に合わないと、テンション抜けて外れるかも。
ロの字の様子はこんな感じ。
支柱は流線型なんですよ!
今の構想(自分用の備忘録)では、
1. 下翼支柱周りの整形
2.穴あけとヒートン植え
3.上下翼と支柱塗装
4.線張り
5.上翼接着
上下翼(各上面)は全面白サフを拭いて、リブテープマスキング。
黒サフを重ねてから、マスキングはがし後、上塗りの迷彩色。
そうすると、 白が透けてリブテープの強調になるというもの。
一方、普通に全部迷彩も塗ってから、リブテープマスキングして、
ウエザリングをかねたスモークを上から全面に吹いて、トーンを変えるという人もいた。
自分はスモークを不自然でないように、うまく吹く自信が無いので、不採用。
平日はチマチマとヒートン作りでもしようかな。