模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

本を買ってもらった

2019年04月24日 | 本・雑誌

小学校高学年の頃、サンショウウオという小さな生き物が日本に生息していることを知りました。
特別天然記念物のオオサンショウウオではなく、愛くるしい表情の10cmほどの小さな両生類です。
両生類の中でも、トカゲのような長い尻尾があるのが有尾類。無尾類の代表はカエルですよね。
サンショウウオには高山の冷たい流れのそばに棲むタイプと、平地のたまり水のそばに棲む、2タイプがいます。
そばに、と書いたのは水中生活をするのではなくて、湿った陸上に普段は棲んでいます。

産まれ故郷の丹後にも、アベサンショウウオという地域限定種がいることもわかりました。
丹後の祖母は、方言でアンコというとか、春先によく見かけるとか、教えてくれました。


どうしても飼ってみたくて図書室で調べました。
平地のタイプなら飼えそうだと思いましたが、水槽に湿った陸上を作って維持するのが、無理そうだったのであきらめました。
かわりに大宮のデパートでイモリを買ってもらい、飼育しました。
イモリはほぼ水中で生活するので、住環境を管理しやすいのです。

その経験があったので、この田舎に住むようになってからも、獲ってきたイモリをずっと飼っていました。
我が家は高気密住宅なので、冬でも室温が10℃を下りません。
イモリを冬眠させる必要がなくて、楽に飼えました。


偶然、こんな本が出版されたことを知りました。昨年末です。
年が明けてすぐに市立図書館にリクエストしました。


石川県で教員をしながら、サンショウウオの研究をされている方が書かれた本です。
リクエストすると、蔵書のある日本中どこかの公立図書館から取り寄せてくれるのですが、新刊でどこにもなかったのか、私のリクエストで当市の財源から購入して頂いたようです。
有難く読ませて頂きます。納税のし甲斐がありますな。

丹後や能登のような日本海側のウエットな気候が、サンショウウオや私のような少年を育むんですねえ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする