模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

さつま揚げで芋焼酎を吞むこと その2

2024年09月08日 | お出掛け

9/1((日))薩摩半島をドライブ
初日は大隅半島中心にドライブしましたがこの日は西側の薩摩半島を走ります。
桜島から朝日が出ます。6時10分位。

朝食前にホテルの前の海岸を散歩しました。
部屋から突堤に釣り人が居るのを見ていましたが、下に降りて行ってみると立ち入り禁止になっていました。
画像手前の桟橋は釣り公園になっています。

今回のツアーはホテル2泊の両日共に朝食が付いていて、この日はビュッフェ(バイキング形式?)でした。
セットでないと追加料金¥1800。この値段でこの内容だと、通常の我が家の旅行ではホテルを出て外食にします。
朝食会場は6時半オープンで2番目に入りました。
鹿児島の朝食らしかったのは、鶏飯という鶏の出汁茶漬けみたいなのがあったこと。
明太子もありましたが博多の宿よりも数段下の品質。明太子に対する思い入れの差を感じました。

この日の目的地は知覧と南薩鉄道加世田駅のみ決めていましたが、寄り道した結果こんな感じになりました。

レンタカーのカーナビがTV放送に対応していなかったので、NHKFMウイークエンドサンシャインの前日の放送を「らじるらじる」配信して、Bluetoothで車で流しながらドライブ。
特集は1974年の洋楽ヒット曲イギリス編でした。Killer Queenとか。

南さつま市内を走っていた時、遠くに尖がった山頂を見かけたので開聞岳?と思って撮影しました。
ヨメに運転させていたので見つけることができたんだな。

あとで調べたらこの方角だと野間岳という山のようです。
道路には落ち葉や折れた枝がかなり落ちていて、台風の強風の影響がまだまだ残っている感じでした。

最初に寄ったのは道端の看板を見て知った吹上浜海浜公園。
日本で一番長い47kmもある砂丘だそうです。
画面右は先ほどの万之瀬川の河口。

引き潮の真ん中ほどでしたが、河口付近は干潟になっていました。
公園内は釣り禁止だそうです。
ウミガメも来るようですが、この手つかずの自然なら納得。
海も凪ぎでなんにも無い感じがとても長閑で良いのですが、散策も暑いので退散。まだ9:30。

次の目的地、加世田バスステーション。
廃止になった南薩鉄道の加世田駅跡です。

日車の地方私鉄向け蒸機です。
バス案内所に鉄道記念館が併設されていたのですが、中を覗いたら狭くて車両がなさそうだったのでパスしました。

中を覗く怪しいジジイが撮られてました。早速昨日買った¥380のTシャツを着てます。
しかし先ほどWikiで調べたら屋外展示以外にも保存車両があるそうです。見られずに残念でした。
行き当たりばったりに事前に調べないで行くからこうなるんですな。

次は本日のメイン、知覧の特攻平和会館です。

義父の兄(ヨメの叔父)は振武隊で昭和20年に特攻出撃し亡くなったのですが、その方の遺書などが展示されているらしいと聞いて行ってみました。
写真は見つけることができました。
名前で検索できるので調べましたが、実際は遺書など写真以外の資料は無いようでした。
仮にあっても読む勇気はありません。

屋外に展示されている一式戦闘機はレプリカのドンガラで、資料的な価値はありませんが実物大の模型として見ました。
バランスがおかしくて中華メーカーのプラモデルみたいでした。
陸軍の特攻機は派手なマーキングのデカールで見栄えが良いのですが、特攻機は今までプラモデルで作ったことがありません。
鹿屋の零式艦戦はディテールの写真を撮ったのですが、館内の四式戦闘機はなぜか撮る気がしませんでした。

ヨメさんの父方は長兄が陸軍少飛で特攻出撃。次兄は海軍兵学校在学中に病死と両名とも亡くなっています。義父は三男。
うちの父方は長兄と次兄が陸軍徴兵で南方から復員、三男と四男は海軍予科練で特殊潜航艇訓練中に終戦でした。父は六男。
うちは4人全員無事だったのは非常に幸運でした。
戦後、予科練の三男と四男は両名とも養子に出て、それぞれの居住地で市の教育長と水道局長をされていたくらいなので、志願の飛行練習生は文武両道の優秀な生徒を集めていたんでしょうね。

会館を30分ほどで退場してお土産屋さんで知覧茶を購入し、調べてあったすぐ近くのラーメン屋で昼食にしました。

知覧だから隼なんでしょうか。
店に入るとものすごい豚骨の匂い。
まったく洗練されていない昔のままの武骨?な豚骨醤油ラーメンでした。

たまたま行った時だけだったのかもしれませんが、他の客は作業服を着た地元の中高年ばかりで全員ノーマルラーメンとライスのセット。
何十年も同じものを食べ続けてきたというブレのない確信を感じました。
ラーメンはノーマルと味噌があり、私とヨメで両方とってライスは無し。なんて観光客っぽい。
40年前にフェリー乗り場の前で食べた時は、博多ラーメンや熊本ラーメンのように決まったスタイルが、鹿児島(さつま)ラーメンにはまだなかったと記憶しています。
もうスタイルは確定したんでしょうか。代表的な店に行けなかったのでわかりません。

知覧を出て広大な茶畑の中の道を枕崎港に向かいました。
あの広大な丘の上には水が引けない上に火山灰の地質で稲作は難しいでしょう。
お茶という安定した商品作物に目を付けたのは賢明だと思います。
枕崎お魚センターという観光施設に入りましたが、食堂も鮮魚売り場も台風の影響で水揚げがない上に、日曜日で市場がやってないので売り棚に魚がなく、地魚海鮮丼も無いようでした。
ここで昼食の計画にしなくて正解でした。
削りたての鰹節を購入。飛行機なのでお土産は軽い物を選びます。

駐車場はレンタカーの「わ」ナンバーの小型車が目立ちました。
12:30頃。

枕崎駅にも行ってみました。
ここもイチ推しはカツオのようです。

指宿枕崎線の終端駅というのにホーム1面の無人駅でした。いくらなんでも寂しすぎる。
調べたら、元々あった南薩鉄道の駅にあとから国鉄が乗り入れし駅舎を間借りする形だったので、当時はホームのみだったとのこと。
だから旧国鉄駅らしくないのですね。
レールの頭が錆びていました。台風での運転休止からまだ動いていないようです。

指宿に近づくとどこからでも開聞岳が見えるようになります。
海からの開聞岳を求めて看板で見つけた、上の地図でEの場所にある番所鼻自然公園というところに寄り道してみました。

磯の岩場が遊歩道になっていて海上から開聞岳が望めます。
前日は桜島、この日は開聞岳をぐるっと眺めます。
13:30頃。

鹿児島にはそれほど客を呼べるスポットがあるわけではないようですね。
こののんびりとした自然豊かな落ち着いた風土の良さがわからない人にはつまらない観光地じゃないでしょうか。
私はじっくり住んでみたいと思いました。桜島の降灰が唯一の不安要素です。
ここまでは西から眺めた開聞岳です。

次に立ち寄ったのはJRの最南端西大山駅。
ここもレールが錆びてますね。この日時点はまだ不通でした。
開聞岳の東側からの眺め。14:30頃。

六角精児さんの番組などでも観ていましたが、実際に来てみると全然印象が違いますね。
この風景を九州カラーのキハ40系が走るのが見たいところ。
私が駅の風景に感動している頃、駅前の雑貨屋で抹茶アイスを食べているヤツがいました。

なんか四六時中食べています。
もう寄る所が無いのでホテルに向かいますが、早すぎるのでまずは指宿駅に。
15:00頃。

駅の案内を見るとまだ不通でしたが、徐々に復旧していてもうすぐ指宿も動くようです。
ホームにはキハ40系が2編成停まっていて、エンジンは掛かっていました。
まだ早いので田良岬という指宿の北にある岬の突端まで行きましたが、釣り人が数名いるだけでそれほど良い景色でもないのでホテルに向かいました。

ホテルには16時にチェックイン。
ガラガラの大浴場を一人貸し切りでゆったり浸かりました。
そして風呂上りに部屋に戻らず、ロビーで無料のウエルカムドリンクを頂きました。

どうせジュースかコーヒーだろうと素通りするとこでしたが、内容を確認して良かった。
生ビールまでただでした。
ただなら嫌いなスーパードライでもOK!
あっという間に4ハイ飲んで今晩の練習完了です。

晩ご飯はツアー料金に組み込みでした。
砂蒸し風呂の温泉街ですが、まわりに食事処がないのでホテル内で食べるのが正解です。
メインは黒豚のしゃぶしゃぶ。写っていませんが黒豚の角煮もありました。
刺身に地魚はありませんが、鰹のたたきがありました。
鰹は地魚のようなものですから。
色は少し黒っぽくなっていましたが、それでも自宅周辺のスーパーで買ってきたものよりもはるかに新鮮で美味しい。

なんとか食べきれました。食が細いのでおなかいっぱいです。

9/2(月)さらば鹿児島
朝食も付いていましたが、ビュッフェではなく定食。

小さなご飯茶碗でしたがおかずが多くて、おなかいっぱいになりました。
納豆がおいしかった。納豆らしい香りの強いもので、関東で売ってるやつみたい。
中部地方のは納豆ギライでも食べられるように、全く香りのない不味い納豆ばかりなのでうらやましい。

帰りの飛行機は13:30なのですが、レンタカーを11:30までに返さなくてはなりません。
鹿児島市街を平日の通勤時間帯に通ることになるので早めに出発しました。
海岸のホテルから国道に出るのにJR線を渡ります。
踏切でタイミング良く列車が来ました。ヨメの運転だったので車から降りて撮影。

全線かどうかは不明ですが、少なくとも指宿までは鉄道が復旧したようです。
市電も良い。

ほとんど渋滞もなく鹿児島市街を抜け、道が空いていて快調です。
日豊本線は電車なんですね。

レンタカー返す前に給油しました。
3日間で400km程度走って平均燃費16.2Km/Lでした。
乗り慣れたホンダの小型車でガソリン車でしたが、4輪ディスクブレーキで良く止るし運転しやすく、アップダウンの少ない鹿児島では十分活躍しました。
ホンダで良かった。T社の小型車は安かろう悪かろうですから。

2時間も空港で時間つぶしをしなければなりません。早めのランチにしました。
中華料理屋で担々麺と塩鶏ソバ。

都会の流行がまだここまでは届いていない感じで、20世紀のままのものが多いと感じました。
それでなんにも問題ないのです。

帰りのフライトも予定通り。
往路はハートマークで復路は桜マークでした。
明日から仕事かと思うと涙が止まりませんでした。(ウソ)

中部国際空港は南風だったのか、木曽三川公園やナガシマスパーランド辺りまで北上してから転回して着陸しました。
最後のエピソードは、帰りの中央西線がゲリラ豪雨のために高蔵寺で運転抑止になり、運転を再開しても制限速度30Km/hのノロノロ運転になったことですね。
我が家らしい特に目玉となる目的がない、行き当たりばったり旅行でした。
ヨメはもう次のツアーを申し込もうとしていました。どこに行く気だろう。


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