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押印

2007-02-02 | 心の体験的日記
書類に押印をすることが多い
普段は、まがったり、かすれたりでもどうということはない。
問題は、銀行などでの押印である。
毎回、押しなおし、それでもだめで、相手に押してもらう。
確かに、きれいである。
ただ、印鑑そのものがだいぶ痛んできているので、
押印が不明瞭になってきた。
そういえば、はんこをいつ買ったかなー
今使っている一番よいのは、高校?卒業時に記念に
もらったはんこ。
これではねー
寿命かも。

心理学研究法;まとめと補足

2007-02-02 | 認知心理学
放送大学ラジオ「心理学研究法」テキスト 原稿
14章 心理学研究法;まとめと補足 査読者 岡市
      
本章のねらい**************************
12の研究方法論について学んできた。それぞれ個々ばらばらに紹介してきたので、「心理学研究法は多彩だなー」という印象だけを持って本コースを終えることになるかもしれない。そこで、本章と15章では、心理学研究法に共通する基本的な考えや、多彩な研究方法論間の関係がわかるような話をすることで、少しでもまとまりのある知識としてもらうことをねらいとする。さらに、これまでの話の中ではあからさまには出てこなかった心理学研究法にかかわるいくつの大事な問題についても考えてみたい。
<キーワード>実証 データ  定性的データと定量的データ
心理統計 研究倫理
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総合的な学習」を読み解くためのキーワード

2007-02-02 | 教育
04/8/29海保  8月31日 付属中高研究会 話題提供

 「総合的な学習」を読み解くためのキーワード
  国立大学法人
  筑波大学大学院 人間総合科学研究科(心理学)教授
          海保 博之
概要*******************************************************
 総合的な学習の趣旨、内容、授業方法、評価の本筋を理解するのに役立つキーワードをもっぱら教育心理学と認知心理学の領域から抽出してみた。
「各教科等で身につけた知識や技能等を相互に関連づけ、学習や生活に生かし、それらが総合的に働くようにすること」(文部科学省)に含まれるもろもろを心理学では、このようにとらえている、ということを示してみる。
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第1 趣旨と内容にかかわるキーワード

1ー1)総合的な学習が出てこざるをえなくなった    背景
「個別的で切り離された活動、実際の経験から離れた記号を操作すること、非文脈化された技能の学習などに伝統的な学校は力をいれているために、考えることや知識を構築する過程を教えることに困難をきたすようになってきたという議論を裏付ける証拠が集まりつつある」(レズニック、1989)」

●ディシプリン中心カリキュラム
  「親学問」の成果の基礎的・一般的概念(構造)を学ぶ過程    を重視したカリキュラムでは、学習の動機づけができない。
●学校知
  りんご3個とみかん5個をかけるといくつ?
●クロスカリキュラム
  教科を認めた上での問題解決を志向した教科横断的なカリキュ   ラムでは間に合わない領域の出現。たとえば、心理学。

1ー2)総合的な学習のねらいと内容

●課題解決力 ppt
  唯一の答のある課題から唯一の答のない課題へ
   課題解決には知識・技能の総合的な投入が必要
●体験学習 海保提示のみのOHP
  生活体験を通しての学び。 
  
第2 授業方法にかかわるキーワード

2ー1)真正な学習の場の提供

●認知的徒弟制 ppt
  真正な(オーセンティック)学習の場
    学ぶことと活動することとが不可分
  正統的周辺参加
  師範者モデル(研究者 生活者 技能熟達者)
●基礎へ降りる学習(市川伸一)
真正な学習の場には、基礎基本が組み込まれている

2ー2)自己学習力を高める

●プロセス・スキル育成中心のカリキュラムへ
  プロセス・スキルとは、編集スキルや表現スキルなど、
   さらには、「社会的に分散している知識の活用スキル」など、
学習の質を高めるスキルの育成

●メタ認知力 ppt
  自分を知り、自分をコントロールする力

2ー3)教師の役割

● Scaffolding(スキャフォールディング;足場作り)
  教師は子供の学習の足場作りをしてやる

第3 評価にかかわるキーワード

3ー1)評価するもの

●パフォーマンス・ゴールよりラーニング・ゴール
  成果より過程を
●プロセス評価

3ー2)評価の仕方

●自己ポートフォリオ評価
  成果物のファイリング

3ー3)評価による動機づけ

●アンダーマイニング現象
  内発的に動機づけられているときに、下手な外発的動機づけは、   学習することへの意欲を削ぐ
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参考書

森敏昭ら編集「教育評価 重要用語300の基礎知
       識」明治図書

頭と心の豊かさのための実践認知心理学

2007-02-02 | 認知心理学
アンソロジー
頭と心の豊かさのための実践認知心理学
  
海保博之著 勝手に企画中だが、刊行予定なし
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1)これまでの海保が雑誌などに書いたものや講演おこしをベースに
2)縦書きで 
3)200p以内で
4)ですます調で
5)章の末尾にコラム風の1pもの(「心の談話室」)を随所に
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目次
プロローグ「認知心理学を生活と仕事に役立てる」 
1部 頭と心の働きを考える
●わかるとはどういうことか(児童心理)
心の談話室「わかるとは何か」(長尾真、岩波新書)書評(筑波大学新聞)
コラム2「学力低下論争」(市川伸一、ちくま書房)書評(指導と評価)
●子どもの集中力(児童心理)
●注意管理(心理学ワールド)
●知的生活のパワーアップ

2部 教育を考える
●基礎基本
●絶対評価の導入
●やり抜く力を育てる(児童心理)
●生きる力の評価
心の談話室「身体の復権」指導と評価
●認知心理学からみた学び方
●自己評価

3部 インタフェースを考える
●生活用具の開発と評価にあたっての認知工学的視点
●未来のインタフェース

4部 広告表現を考える
●ネーミングの心理学
●最近の広告について認知心理学から
●広告とアカデミズム
●サイバー空間と購買行動の認知特性と最適設計
●不安に配慮した情報環境デザイン
●文書設計のための認知心理学

5部 ケアーを考える
●病を心理する(「患者を知るための心理学」4章)
●看護のためのコミュニケーション技能(ナーシングトデイ)
●医療現場の対話環境の改善
心の談話室「なぜ今心への関心が高まるのか」

エピローグ「高度情報化社会と頭と心の管理」

写真は、近所の日の出




来年度の授業の準備

2007-02-02 | 教育
どんな内容を話すかの準備が第1なのだが、
それだけやっていると、足下をすくわれる。
どのようにやるかにまで踏み込んだ準備がいる。
これが結構、難しい。
受講生の人数や興味関心、動機づけによって変える必要があるからである。
授業とはそういうものなのだが、
どうしても、大学なのだから、内容で勝負と考えてしまいがちになる。