現代用語の基礎知識 海保執筆分 より
◆アイドマ(AIDMA)の法則
広告宣伝を効果的なものにするには、「注意を引くこと(Attention)」「興味・関心・利益に訴える(Interest)」「欲求に訴える(Desire)」「記憶してもらう(Memory)」「買ってもらう(Action)」の五つの観点が大切となる。
この5つの観点は、広告宣伝以外の説得的コミュニケーションを効果的にするにも有効である。
◆精緻化(せいちか)見込みモデル(elaboration likelihood model)
説得は受け手の態度を変えることをねらう。そのとき、態度の中核の変化をねらうなら、メッセージの内容が充分な認知処理がなされるように、わかりやすい情報を充分な量に提供する必要がある。
しかし、態度の周辺的な変化(好感、親しみなど)をねらうなら、内容よりも見かけを、たとえば、アイドマの法則に従って設計することになる。