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2007-02-28 | 心の体験的日記
ファイルを開けると、別の内容が
と言う状態が、今日も。
イヤー困った。
外付けファイルに頻繁に待避させないとだめらしい。
そろそろ、マックもご臨終かなー。
あの憎きビスタを買うかナー
また操作の学習に膨大な時間をとられると思うと、気が重い。
蛇口をひねれば水が出る、あの単純さをコンピュータにも。
余計な機能は不要。

こんなことってあり??

2007-02-28 | 心の体験的日記
締切前に書き上げて置いた原稿のファイルが、
まったく別の内容のファイルに置き換わっているのを発見。
同じことがが、1月前にもあった。
これは非常に困った状態である。
この原因究明は小生では
とても無理。
あちこちにバックアップをとっておくしか
当面は、対策なし。

技能の学習

2007-02-28 | 認知心理学
02/7/12 海保
1111122222333334444420字 286行
23「技能の学習」
11111222223333344444555556666677777
35字 143行 5000字  要旨300字は別に
指導と評価
認知心理学からみた学び方  筑波大学「心理学系」教授 海保博之

概要 
●学び方を、「メタ認知的活動のガイドによって、学習目標の達成にふさわしいように、学び方についての知識を頭の中で(認知的に)および行動的に運用すること」と定義してみた。
●学習指導の上で、学び方は、教科内容そのものの指導とは別個に指導することもあってよい。
●学び方の指導に際しての教師の役割は、一つは、学び方の実践モデルとなること、もう一つは、有効な学び方についての知識の提供とその使い方の訓練をすることである。  

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学校では、どのように考えるかではなく、何を考えるかを教えているのです。----多くの教師は無意識のうちに問題解決のプロセスを使っているにもかかわらず、彼らはそれに気づいていないのです。それゆえ、このプロセスをはっきりさせて学校で教えることは決してないのです(J・ブランスフォードら)
**********
●はじめに
 「学び方」は、用語としては小学生でも知っているほどなじみがある。それだけにかえって、心理学的にも教育現場でも、面倒な概念になってしまっているようなところがある。本稿では、まず、学び方という概念を認知心理学の立場から整理した上で、その位置づけと、学び方の指導にかかわる基本的な問題を論じてみることにする。

●学び方という概念の整理
 図1は、学習目標が設定されてから、その目標を達成するための学習活動において必要とされ、かつ有効と判断される学び方が発動されるまでの過程を想定してみたものである。この図を説明することで、学び方という概念を整理し、さらに、いくつかの関連用語の説明やそれらの関係を考えてみる。
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               意識的    外的 
                     学習目標 
    内化目標    
            学習内容についての     
     メタ認知       宣言的知識            
            学び方についての  
                宣言的知識     
  
               認知的方略の
               選択・実行            
                          
                     行動的技能の
                     選択・実行

    手続き的知識              学習活動  
    無意識的 内的
         図1 学び方と学習活動
(1)メタ認知的活動による学び方の自己調整
 まず、目標は、学習者の内部に取り込まれて内化目標となる。内化目標に従って、学習計画が立案、実行、評価される(plan-do-see)。この一連の活動がメタ認知的活動である。具体的には、次の3つの局面がある。
・その学習目標の達成に有効な学び方について蓄積された宣言的知識(次項参 照)の探索と選択をする
・認知的方略や行動的技能の実行と、その結果がどのような状態になっている かをモニタリングする(監視する)
・目標の達成にふさわしい活動になるように実行をコントロールする
 この3つの局面すべてを総称してメタ認知的方略とすることもある。たとえば、「計画を立ててから勉強する」「解けないときは別の方法をあれこれ試みてみる」などなど。
(2)学び方についての宣言的知識の蓄積
 小学校高学年くらいからは、学習する時点で、学び方についての多彩な知識を貯蔵している。それは、自分で体得したり考案したもの(エピソード的知識)と、教師や親から教え込まれた一般性のあるもの(意味的知識)とに大別される。
 学び方についてのエピソード的知識の多くは、次に述べるような意味的知識のあるものが、ある特定の学習状況と個別的に結びついたものであるが、学習者個人の考案した独特の学び方についての知識もある。
 学び方についての意味的知識は多彩であるが、2つの視点から分類できる。
 一つは、学習者の「内部で起こる学び方に関する知識」か「外部で起こる学び方に関する知識」かである。前者を認知的方略知識、後者を行動的技能知識と呼んでおく。
 認知的方略知識とは、学習目標を達成するのにふわさしい「頭の使い方」に関する知識である。具体的には、メンタル・リハーサルをしたり、イメージを浮かべたり、連想したり、関係づけをしたりといった活動についての知識である。
 行動的技能知識とは、辞書・参考書や図書館の使い方、人の活用など外的な認知資源の使い方と、ノートの取り方、図表化の仕方など外化の方法の2つがある。いずれも、行動レベルで発揮される学び方に関する知識である。
 認知的方略知識と行動的技能知識とを一緒にして、学習方略知識と呼ばれることが多いが、区別できるところでは区別しておいたほうが、学び方の指導をよりきめ細かくできる。
 学び方についての意味的知識のもう一つの分類視点は、学習内容から独立したものか、内容に依存したものかである。
 内容独立的な学び方の知識とは、どんな内容の学習活動でもそれなりに有効性を発揮する一般性のある学び方である。学習態度や学習習慣と呼ぶにふさわしいものである。
 内容依存的な学び方の知識とは、たとえば、数学なら、「式の意味を考える」「似た問題を思い出す」といった、教科など学習領域に固有の学び方に関する知識である。もっとも、これにも、数学全体に通用する学び方と、数学の特定領域で有効な学び方とがある。領域を細分化してそれに対応した学び方まで考えることができるので、内容独立と内容依存の視点は、程度問題のようなところがある。
 意味的知識のこの2つの分類の視点は、組合わせると、表1に示すような4つの類型を作ることができる。




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表1 学び方についての意味的知識の分類と例(内容依存は数学を想定したもの)
       認知的方略         行動的技能      
内容独立 全体との関係を考える    わからないことは調べる
     他のことと関係づけて覚える 大事なことはノートする
内容依存 方程式の意味を考える    式に極端な値を入れてみる
     解の公式は暗記する     公式は紙に何度も書いてみる
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(3)手続き的知識に駆動された無意識的・自動的な学び方の発動
 意識的なメタ認知的活動を反復訓練することによって、学び方に習熟することになる。この段階になると、学び方についての宣言的知識が手続き的知識に変換され無意識化される。そして、これに駆動された学習活動が自動的に実行されるようになる。ただし、これが発動されるのは、長期間の訓練を受けた(経験した)特定の状況に限定される。

●学び方の学習指導上の位置づけ
 学び方は、内容知識の学習に伴って子供みずからが自然に体得するもの、あるいは、学び方は内容知識に埋め込まれている(密接不可分)と考えれば、学び方だけを取り出しての指導は不要、無駄ということになる。伝統工芸における徒弟制による技の修得の場では、こうした考えが主流であるが、近年、技の大衆化や機械化は、事態を大きく変えているらしい。
 いずれにしても、内容知識の学習が優先される現場では、現実的な要請として否応なしに、こうした考えを採用せざるをえないということもある。そこでは、学び方の学習指導が明示的な目標として掲げられることはない。学び方が問題とされるときは、内容の精選の問題とセットにされのが常である。
 いずれにしても、個人的な学習体験や多くの心理学的な研究の知見が示唆しているように、学び方の修得は、関接・直接に学習活動に好ましい効果を挙げていることは間違いない。
 なお、図2は、学び方の位置づけに関する研究で取り上げられている要因間の仮説的な関連を図式化してみたものである。この図から、学び方の指導には、その周辺の関連要因にも配慮する必要のあることが示唆される。
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        原因帰属           自己効力感
     (成功・失敗はどうして起こったか)(やればできる) 
     
   動機づけ                       学業達成
 (やってみよう)                      
                       学び方
   学習観                 
(学ぶことをどう考えるか)                 能力陶冶
                              (学ぶ力)
図2 学び方をめぐる諸要因間に想定される因果関係。
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●学び方をどのように指導するか
 さて、学び方を独立した学習目標として掲げることはしないまでも、内容知識の学習の際に折に触れて学び方を指導することが現実的な課題としてあることは、誰しも承知しているし、それなりに実践をしている。
 こうしたところでの教師の役割は、運動コーチのそれと同じで、学び方の実践モデルとしての役割と、学び方の指導者としての役割とがある。
 学び方の実践モデルとしての教師は、たとえば、黒板で数学の問題を解くときに、子供の目の前で、自分の使う認知的方略を口に出し、さらに行動的技能を黒板などで実践してみせることになる。このとき、えてして、すっきりとした(完璧な)認知的方略と行動的技能だけを見せて終わりとなりがちであるが、子供のモデルとしての教師は、ときには誤ったり袋小路に入ってみせたりすることもあってよい。そらが、子どもに、学び方の大切さに気づかせるきっかけになるからである。
 学び方の指導者としての教師は、学び方についての宣言的知識を子供に提供することとそれを実践訓練することになる。このとき、内容独立的な認知的方略や行動的技能をも提供することが、汎用性のある学び方への広がりを提供することになり、ひいては、能力陶冶(思考力、判断力、さらには生きる力など)にもつながることになる。さらに、不適切な学び方を体得してしまっている子供の治療的指導も大事となる。学び方は、学習プロセスで起こる。学習結果としては現れてこないことが多い。したがって、教師の目から抜け落ちてしまうことが多い。能力はあるのに、ただ不適切な学び方をしていたために成績が不良というケースもある。学習習慣や態度の特徴をつかむための検査を実施したり、子供の学習プロセスに可能な限り教師がかかわることが必要とされる。

●おわりに
 学び方の指導上の問題を3つほど指摘して終わりとする。
 一つは、ある学び方が有効である、あるいは、別の学び方より有効であるという判断は意外に難しい。状況や学習内容によって異なってくるし、ときには、子供の個性との適合性もある。関連する認知心理学の知見に配慮しながらも、教師の洞察と柔軟な指導が求められることになる。
 二つは、学び方の状況依存性である。ある学び方は、特定の状況--学習内容も含めて---で反復訓練することではじめて、その有効性を発揮する。そして、そのときにはじめて内容独立な能力の陶冶もできる。このパラドックス----熟達性のパラドックスと呼んでおく---をどのように解決するか。古くて新しい問題である、学習内容の精選の問題がここに深くかかわってくる。
 三つは、認知的方略への介入である。行動的技能への介入は誰しもが体験的にそれなりに豊富な知識を持っているし、外的に存在するので見せて指導することができるが、認知的方略については、それが人の内部で起こるため認知心理学的な背景知識がないと説得的かつ効果的な介入ができない。情緒・行動面でのカウンセリグに似た学習指導が求められるところである。市川伸一の認知カウンセリングの試みが注目される。
●引用・参考文献
ブランスフォードら(古田勝久ら訳)「頭の使い方がわかる本」HBJ出版局
市川伸一編 「学習を支える認知カウンセリグ--心理学と教育の新たな接点」
 ブレーン出版
佐藤純 「学習方略の有効性の認知・コストの認知・好みが学習方略の使用に 及ぼす影響」 教育心理学研究、46、367-376
辰野千寿 「学習方略の心理学」  図書文化社


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shasin 利根川の河川敷からみたTX



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35文字 300文字 8.57行                        

ハインリッヒの法則

2007-02-28 | 安全、安心、
07/8/2海保
夏休み明け集会での高校長あいさつ

一つの重篤事故の前には29の小さい怪我が---ハインリッヒの法則が教えること

夏休みは、頭を鍛えましたか?
今日と明日は、スポーツ大会ですね。
身体を鍛えることになります。

スポーツには怪我がつきものですが、怪我をすると、あなたはもとより、周囲のたくさんの人々も困ります。

そこで、今日は、怪我をしないための知識として、知っておいて損はない
「ハインリッヒの法則」を紹介します。

ハインリッヒの法則とは、
重篤な事故1の前には、29の小さい怪我が、小さい怪我の前には300のヒヤリハット体験がある、というものです。

したがって、重篤な事故を起こさないためには、小さな事故、あるいはヒヤリハット体験をしたときに、その発生の原因に思いをはせ、次からは、そうしたことをしないようにすることです。あるいは、そうしたことをあなたにさせた原因を取り除くことです。

では、ヒヤリハット体験を活かして、怪我のないスポーツ大会になることを祈念して、あいさつとします。

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●めったに怪我をしないのは、常に全速力でプレーしているから。(マイケル・ジョーダン)
●スポーツを通して、リスクの自己管理の力をつける。(海保)