安全・安心の心理学 2007-02-25 | 安全、安心、 安全・安心の心理学 リスク社会を生き抜く心の技法48 ワードマップ 著者/訳者名 海保 博之 著 宮本 聡介 著 出版社名 新曜社 (ISBN:978-4-7885-1034-0) 発行年月 2007年02月 価格 1,995円(税込) 写真 利根川の河川敷の光景
指差し呼称による確認 2007-02-25 | 安全、安心、 〔コラム/指差確認はオフィスワークにも使える〕 自分で注意力をコントロールする時に最も有効なのが指差呼称、指差確認です。これは、指指しながら自分のやるべきことを口に出して確認する行為で、もともと建築現場などで導入されて効果をあげてきました。 人間はどんなに注意しようと思っても、思いだけですべてをカバーするのは困難です。指を動かす行為や呼称は、そんな心の状態を補完するもので、心の管理不全をカバーしてくれます。 なお、指差呼称することで、仲間が今何に注意を向けているかがわかるため、チーム内の情報共有にも役立ちます。 指差し呼称、指差し確認はオフィスワーク、個人ワークでも有効に機能します。仕事は慣れるにしたがって無意識のうちに実行されるようになりますが(手続き的知識)、慣れゆえにある手順が飛ばされることがあります(省略エラ-)。また、別の類似した行為をしてしまう(実行エラー)こともあり注意が必要です。 そんな時、指差し呼称、指差し確認を行なうと、行為が意識化されるので効果的です。文書のファイルや複数の人への送信業務などに活用することをお勧めします。