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ひさしぶりに東京にいくと

2007-02-09 | 心の体験的日記
いろいろのことでまごつく。
・スイカが料金不足。さてどうする
・前から来た人を右によけるか左によけるか
・表示から自分の行き先を読み取るのにまごまご
・前と同じ間違った道に入り込んでしまう

急がずに、ゆっくりとやればよいと思うようにしている

試験を乗り切るためのミス/エラー対策

2007-02-09 | 教育



年明け集会挨拶
                                             2003年1月8日
                                           筑波大学附属高校
                                           学校長 海保博之

「試験を乗り切るためのミス/エラー対策」



 お正月は、小遣いが増えましたか。
増えなかった人は、家族へのやさしさが足りなかったのです。
まだ遅くはありません。家族からの離陸前に今一度のやさしさを家族に残しておいてください。

 さて、ここ3か月は、試験シーズンですね。そこで、今日は、試験を乗り切るためのミス/エラー対策について。

 ミス、エラーは人間である限り仕方がありません。ただ、人間は努力と工夫によって、ある程度までは、ミス/エラーを減らすことはできます。また、ミス/エラーを取り消すこともできます。

 人がおかすミス、エラーには大きく2つあります。
 「うっかりミス」と「思い込みエラー」です。

●うっかりミス対策
 「手のひらに、数字1から10までの読み方をひらがなでできるだけ速く書いてみてください」
 うっかりミスをしてしまいましたね。普段の習慣がエラーを誘導してしまったわけです。
 でも、これは、ミスをしたその場で気がつく、うっかりミスです。これは、すぐに訂正できますから、問題ありません。
 やっかいなのは、あとから気がつくうっかりミスです。
 計算ミスや誤字などです。そのときはそれでよいと思ってしまうわけです。
 これは、しっかりと2回の事後確認することで検出できます。
 2度目の確認は、1度目の確認のやり方とは変えることが大事です。
 1度目は前から見直したら、たとえば、今度は後ろから見直すことです。確認する視点や文脈をあえて変えると、見え方も違ってきますから、間違いが見つけやすくなります。

●思い込みエラー対策
 これは、非常にやっかいです。
 ここでまた一つクイズ。
「山田教授は柔道の学生時代のチャンピオンです。土日には小学生の一人息子に厳しい柔道の稽古をしています。
でも、山田教授は、その息子のお父さんではありません。さて、山田教授と息子の関係は?」

 すぐに答えがわからない人は、思い込みエラーをしています。
 「教授」「柔道」が思い込みをさせています。ここまで言われても、まだ、その答えがわからないのが、思い込みの怖さ、面倒さです。

 思い込みエラーは、エラーをおかしていることを自分で気がつくのは難しいのです。したがって、試験中に思い込みエラーの世界に入ってしまったら終わりです。間違ったことを一生懸命やってしまいます。気がついたときは遅かったとなります。

 自分も昔、大学院入試でとんでもない思い込みをやってしまいました。でも、あまりに完璧な?間違った答案でしたので、面接のときに、ほめられました。合格もしました。

 さて、思い込みエラーの世界に入らないことが、ここではなにより大切となります。
 そこで、対策を2つ。

○問題を読んでも何が何やらわけがわからないときには、いったんその問題を解くのを止めて他の問題を解くようにすることです。
 わけがわからないまま、問題文の一部だけを手がかりに解こうとすると、思い込みエラーの世界に入り込んでしまう可能性が高くなります。
○解けそうな問題でもすぐに解かないで、問題をよく吟味することです。使っていない条件がないか、無関係な情報はどれかなどを吟味してみてみることです。

 なお、思い込みエラーは、試験中よりもその前のほうがむしろ起こります。緊張が頭の正常な働きを妨げるからです。たとえば、
 ・センター入試を受けるのにでなんと志望大学に行ってしまったとか、
 ・試験日や試験科目を間違えたとか
 ・地下鉄の出口を間違えて道に迷ったとか
こういう思い込みエラーは、周囲の人々の助けを遠慮せずに求める---助けられ上手になる---ことで脱出できます。自分のすること、考えていることを口に出して人に聞いてもらったり、相談することです。それで思い込みから脱出できます。

 どうでしたか。参考になりましたか。
 では、リラックスして精一杯---このバランスが難しいのですが--  がんばってきてください。朗報をまっています。

*クイズの解答「山田教授は、息子の母親です。」
******************
「失敗しただと! 失敗は高い月謝で雇った家庭教師。せいぜい、いろいろのことを教えてもらうことだな。」
(海保博之著『失敗を”まあ、いいか”にする心の訓練』小学館文庫)







心理統計の概要

2007-02-09 | Weblog
06/8/28海保
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カウンセリング事典 誠信書房「カウンセリング心理学事典」 
2800文字=30文字 93行(=24行x4枚)
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14.代表的な心理統計法  海保博之
●心理統計の枠組
心理統計は、記述統計と推測統計とに分かれる。記述統計は、集められたデータに基づいて、そのデータを発生させた集団や個の特性を記述することをねらいとする。
推測統計は、データを発生された集団(標本)が抽出された元になる集団(母集団)の特性を、一定の仮定と約束事に従って、推測することをねらいとする。推測統計のイメージは、図1のように示すことができる。







図1 統計的推論の枠組み

ここで、統計量とは、標本の分布の特性(平均や分散など)にかかわる数値指標である。仮想的に、そうした統計量を無限に採取したときに得られる分布が標本分布である。標本から得られた一個の数値指標が、この標本分布のどこに位置するかを調べることによって、母集団についての一般化された結論を出そうするのが、推測統計である。

●代表的な心理統計法
1)平均と標準偏差——記述統計
たくさんのデータを小数個のカテゴリーにまとめあげることによって、度数分布が得られる。度数分布の特性を数値的に表現するものとして、代表値と散布度とがある。代表値は、分布を代表する値、散布度は、代表値のまわりにデータがどれくらいちらばっているかを示す値である。平均xと標準偏差SDは、一番よく使われる代表値と散布度の指標である。Nをデータ数とすると、
x=

SD=

2)相関係数——記述統計
1つの対象(人)から、たとえば、身長と体重と足のサイズというように、複数のデータを取ることがある。その時、2つのデータの間に、全体としてどれくらいの関連があるかを知りたいときに、ピアソンの相関係数rが計算される。相関計数がプラスで高いほど、一方の値が大きくなれば他方の値も大きくなる傾向が強くあることになる。

r=
3)因子分析——記述統計
相関を計算できる特性が10個以上になることがごく普通にある。たとえば、子どもの学業成績と健康診断と意識調査を一緒にするような場合である。10個あれば、45対の相関が計算できる。これを行列の形にしたものが相関行列と呼ばれる。
この相関行列の中から、特性間の類似性の構造を探り出す手法の一つとして因子分析がある。そして、特性間の類似性の基盤にある潜在因子を推定することによって、複雑に関係する特性間の本質的な関係が見えてくる。
3)母散の推定値——統計的推定
標本分散は前述の標準偏差を2乗したものである。母分散は、Nの代わりに、(N—1)で平均平方を割ったものである。これが、標本から推定された母集団の散らばりの推定値、母分散になる。
 ちなみに、母平均と母比率は、標本平均、標本比率と同じになる。
これは、統計的推定の中でも、点推定と呼ばれる。推定には、もうひとつ、区間推定がある。内閣支持率が45%というのは点推定、45%支持率は、信頼度95%で、43%から47%の間にある、が区間推定になる。
4)t−検定、F−検定——統計的検定
 たとえば、治療的な介入をした群と介入しない群との間に、統計的に有意な差があるかどうかを判定したい、というような時に、2つの平均値、分散を使って次のような統計量を計算し、それが、理論的に計算されている値よりも大きければ、「統計的に有意」という一般的な結論を出す。

t=

F=

5)分散分析——統計的検定
3個以上の平均値間の差が統計的に有意かどうかを知りたい時に使うのが分散分析である。t−検定を繰りかえす方法もありうるが、これ以上の分析ができるので、分散分析のほうが望ましい。
分散分析の原理は、複数個の平均値間の差の散らばりが、個体差など、偶然の散らばりより大きいかをチェックする。
分散分析の長所は、2つある。一つは、複数個の特性(要因)を同時に取り上げて差を分析できることである。たとえば、ある心理療法の効果を病歴の長短も考慮に入れて分析する、といったことができる。
もうひとつの長所は、交互作用効果の分析ができることである。ある心理療法の効果が病歴の長さによって違うかどうかを知ることができる。
6)ノンパラメトリック検定——統計的検定
以上述べた推定は、すべて標本分布に依存した検定であった。そこでは、前提を満たすための厳しい制約条件があった。とりわけ、標本数は、少なくとも20個以上が確保されなければならなかった。
ノンパラメトリック検定は、10個以下くらいの少数個のデータだけからも一般的な結論が引き出せるような工夫をした検定である。

マイクロソフトに抗議の嵐を

2007-02-09 | 心の体験的日記
昨日の新聞の投稿欄に、情報担当の教師からの苦情が掲載されていた。
ビスタの導入で、学校現場にあるコンピュータの買い換えが必要になったらどうしよう
というものたった。
ちょっとした便利さのために、買い換えを強要されるのは、本当におかしい。
何度もいうが、今やコンピュータは、社会のインフラなのだ。
ガス、水道と同じなのだ。
公取は独占禁止法でも発動してほしい!!

夫婦でマック

2007-02-09 | 心の体験的日記
今日は、夫婦でいってみた。
自分は、ダブルバーガー。
さすがに、ハンバーグ4枚入り超マックは控えた

それにしても、あらためて、高齢者の多いのには驚いた
若い頃の食習慣(それもあの当時は、高値な食事だった)に
従っているようなところもある。

でも、せいぜい、月一くらいね。
胃には負担がかかるからね。
でも、おいしいことは間違いない。