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東京成徳大学人文学部福祉心理学科

2007-05-22 | Weblog
東京成徳大学
福祉心理学科長・海保博之
 30年勤務した筑波大学が定年になり、4月からこちらの大学にまいりました。岡田前学科長のあとを引き継ぐ形になります。
福祉のほうは素人ですが、40年近くやってきた心理学は、実は、消費者、ユーザ、子供、高齢者、病者、障害者などなど弱い立場に置かれがちな人々の心の諸問題を考えることが基本になっていますので、福祉心理学の領域にも、それほど違和感なく溶け込めるのではないかと楽観しています。
福祉心理学科では、社会福祉士、精神保健福祉士の2大国家資格の取得をめざすカリキュラムを中核にして、実践と理論との融合的な学力の育成をめざしています。卒業生もすでに1000人近くになり、福祉の現場やビジネスの場で幅広く活躍しています。
ご承知のとおり、昨今の大学生の自立心は極端に低下しております。保護者の方々、卒業生の方々のご支援あってこそ、家族的な大学運営もその特色が発揮できます。直接、間接のご支援のほど、今後ともよろしくお願いします。

顔パック

2007-05-22 | 心の体験的日記


● 理髪店で顔パックを
引っ越したついでに新しい理髪店を探した。見つけた理髪店、値段は高いが、なんと顔パックなるもののサービスがある。生まれてはじめてしてみた。女性にはどうということのない日常的な見た目作りであろうが、還暦を過ぎたこの年になってはじめての顔パックの効果は衝撃的ですらあった。
 以後、これまでは、ほとんど気にしたことがなかった顔の見た目がひどく気になりだした。鏡で我が身をあらためて子細にチェックするようになった。
当たり前のことであるが、人が我が身を見てどう思うか、を考えて自己チェックすることが見た目力アップの基本であることに還暦過ぎて気が付いた次第である。
 そんな時、「人は見た目が9割(竹内一郎著、新潮新書)が爆発的なベストセラー。買わないわけにはいかない。無論、タイトルにある「見た目9割」は惹句。見た目10割は嘘と思われる.かといって、見た目5割ではインパクトに欠ける。かくして、9割が惹句としては最適となる。しかし、事の真実を示す数値ではないことは言うまでもない。あえて言うなら、「第一印象では」、見た目が7割というところであろうか。


情報処理の裏道と表道

2007-05-22 | Weblog

● 第一印象における直感的判断
 人間の情報処理は重層的である。基盤にあるのは、無意識で自動的で迅速な処理である。それに重なるようにして意識的で制御的で時間をかけた処理が乗っている。前者を裏の道、後者を表の道とゴールマンは呼ぶ
 第一印象での人物情報の処理のほとんどは、裏の道で行われる。そこでの処理結果は、一つは、もっぱらその人物に対する好悪として、さらに、その自分人物についてのおおまかな印象として、表の道での処理を制約する。
 たとえば、好ましそうな人だから、もう少し人物を知りたいとか、あまり人が良さそうではないので、深入りは止めておこうとなる。
 初対面では、名刺が交換される。そこにある情報は、もっぱら表の道で処理される。好ましい人という第一印象と、名刺からの情報が整合性があれば、関係を深める方向に進む。不整合なら「さて、どうしよう」となる。

一時的、パソコン異常

2007-05-22 | Weblog
電源を入れた
画面いっぱいにアルファベット文字
マウスにも応答なし
電源を抜いてみた
ところが充電のほうに切り替わるので
電源さえ切れない
リターンキーなどを押していたら
突然、いつもの初期状態に戻った
びっくりしたなー

見た目効果

2007-05-22 | 認知心理学


● 見た目効果さまざま
 手元に「ファースト・インプレッション」(クラインク著、福屋武人監訳、有斐閣)がある。その本の冒頭に、見た目がいかにポジティブな効果を持つかについての心理実験が紹介されている。そのいくつかを紹介してみる。
・ 7歳くらいの子供でも人物の魅力について大人と同じような評定基準を持つ。(顔写真を使った実験。以下同じ)
・ 魅力度高いと判断された人は、社会的に望ましいとされる性格を持つと評定された。さらに職業上の成功、結婚への適性、生活全般の満足感も高いと評定された。
・ 女性が魅力的にメイクした場合とそうでないメイクをした場合とでは、男性の反応がかなり異なる。

これらの魅力度(見た目)効果は、いずれも、第一印象場面でみられることに注意されたい。