心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

心理学研究法

2007-05-24 | Weblog
まとめ
1)1世紀余にわたる現代心理学は、心への内観的分析からはじまり、その反動として、20世紀前半、自然科学的な因果実証研究のパラダイムを踏襲した行動主義の流れが隆盛を極めたが、20世紀後半になると、心のメカニズムについてのモデル構築を志向した認知主義の大きな流れができた。
2)心理学研究法は多彩である。その理由としては、心そのものが多彩であること、研究者によって心についての基本的な考えがさまざまこと、心についての考えに時代的な思潮(流行)があること、の3つがあることを指摘した。

心理学における概念のさまざま

2007-05-24 | 認知心理学
**********************
刺激と反応の間をつなぐ概念を仲介変数という。仲介変数は、刺激と、あるいは反応との関数関係がそれぞれ措定されるものを言う。さらに、たとえば、記憶痕跡のように、刺激と反応の関係を説明するマクロな概念として措定されるものを仮説構成体と言う。これらは、いずれも行動主義的パラダイムの中で導入されてきたものである。それに対して、構成概念と呼ばれるものがある。これは、知能や性格などの研究で措定される抽象的な概念で、かつ、いくつの他の構成概念との関係が問われるようなものである。認知心理学では、メカニズムを志向した構成概念を使ってモデル構築をする。

心理学ってどんなもの

2007-05-24 | Weblog
岩波ジュニア新書が7刷りになった
自著で増刷はひさしぶり。
この本、実は内容のほとんどは高校生向けではない。

心理学研究法からみた心理学、の本である。
大学のテキストとして使われているところもあるらしい。