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花貫渓谷

2007-11-04 | 心の体験的日記
少し早いかなと思ったが
家から1時間半、行ってみた。
やはり早かったが、ほんのり紅葉が楽しめた

それにしても、高速で給油したら、
リッター145円。びっくりしたなー

心の研究の倫理

2007-11-04 | 認知心理学
研究倫理
●こんな研究は許される?
まず、心理学界のみならず、一般にも知られている2つの研究を紹介してみる。
ひとつは、行動主義の旗振り役だったワトソン(Watson, J.B. ; ,1878-1953)が行なった、恐怖条件づけの実験である(1920)。
この実験では、生後11ケ月のアルバートを被験者に使って、白ネズミに対する恐怖反応を条件づけようとした。アルバートが白ネズミに近づこうとすると大音響を出し、恐怖を喚起する手順を繰り返すのである。
ほどなくして、白ネズミを見るだけで、アルバートは、泣いたり逃げたりの恐怖反応をするようになる。*2
この実験には、どんな倫理上の問題があるのであろうか。

写真 近隣のお寺 静かでなんとなくほっとする
隣のお墓に近くなってきたからか??

統計処理の桎梏

2007-11-04 | 認知心理学

● 統計処理は万能ではない
なお、実証の桎梏と似たような統計処理の桎梏もある。心理学の論文を広げてみると、たちどころに、数値一杯の表が見つかり、文中には、
(t=5.3 df=48,p<0.01) *1
などの表現が頻発する。これがすべて定量的なデータの統計処理に関わっている。
こうした統計処理ができないデータも実はたくさんある。定性的なデータがそうだし、定量的なデータでも現実の制約が厳しくて、とても確率的とはみなせないデータもある。そうした研究が、ただそれだけの理由で論文として発表できない、あるいはしないこともある。
統計的な処理は、データを確率的とみなせたときにだけ有効なデータ処理の方策なのであって、その前提が満たされないデータには、それなりの処理法があってしかるべきである。
今、質的データ処理の方策を紹介する本が続々と出版されている。その動きは、2003年の「日本質的心理学会」の設立につながり、機関紙も発刊されている。これが、今日、日本の心理学の研究レパートリーを広げる上で大いに貢献している。