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日常にみる温かい認知

2007-11-17 | 認知心理学
心理学の研究領域における温かい認知現象の取り上げられ方は、前述したように、それほど盛んだったとはいえない。その理由は、温かい認知の前述の4つの特性が深くかかわっている。
一方、日常場面での温かい認知現象は数え切れないくらいある。そのいくつかを列挙して簡単に紹介しておく。心理学の対象としてある程度、研究の進んでいる現象については、本書の関連箇所を参照されたい。
1) 感覚・知覚領域
・ 色彩の感情価 赤は暖色、青は寒色
・ 協和音と不協和音
2) 記憶・思考
・ポリアンナ原理 楽しいことは再生されやすい
・注意 興味関心のあることには自然に注意が向く
3) 社会的判断
・ 偏見 ネガティブな個人的な体験は固定的な見方を生む

4)教育
・動機づけ 好きなことは学習効果が挙がる


文献
海保博之編著 1997 温かい認知の心理学 金子書房
Sorrentino,R.M.、& Higgins,E.T. 1886 Handbook of motivations and cognition;Foundation of social behavior. The Guiford Press

東京成徳大学 今日のいけばな

から兄

2007-11-17 | 心の体験的日記
カラマーゾフの兄弟、2巻目
しかし、本当にやめたい
おはずかしい話だが、どうがんばっても
おもしろくない。
女性をめぐっての家族のどたばた物語にしか思えない。
教養不足なのだろうなー
妻は、あら?今日は読まないで寝ちゃうの、とのたまう。
こりゃ、から兄地獄だ!!

写真 秋深しの近隣の歩道

海保の最近の書き物

2007-11-17 | 心の体験的日記
●わかるとはどういうことかーーわかることの日常性の認知論的分析
単著
1995年6月
児童心理、95,6,25-30
ごく日常的な言説である「わかる」ということの認知心理学的な意味を改めて考究して、とりわけ、子どもにとってのわかることの意味について日常的な学習との関連で吟味してみた。

●生活用具の開発・評価に当たっての認知工学的視点(1)-(4) 


単著 2002年7月 人間生活工学、13,3,49-51・4,61-63・14,1,41-43・2,57-59
生活用具の開発と評価にあたっての認知工学的な視点を4つ設定して、それぞれの留意点を解説した。


●「確かな学力」とリテラシー


単著 2004年7月 指導と評価、16-19 確かな学力は、リテラシーとして明示的に示されるところよりは、むしろ、リテラシーとしては捉えきれない潜在的な部分にあることを主張してみた。


●子どもの勉強嫌いを克服する5つのコツ


単著 2006年12月 児童心理 60,7,60-65
子どもは本来勉強好き、という前提でその本来の性向を引き出すにはどうしたらよいかを認知心理学の立場から提言してみた。

●分かりやすい説明と表現のための心理技法;効果的な研修を実施するために 
単著 2007年9月 更生保護 58,9,44-49 研修などでの効果的なプレゼンテーションを行う技法について、聴衆の情報処理を支援するという立場から、いくつか提案してみた。

どんどん年末が近づく

2007-11-17 | 心の体験的日記
・クリスマスツリーの話題があちこちで
・カレンダー、手帳が届きだす
・おせち料理の注文は、すでに10月末
・昨日は、年末調整の申告用紙が届く

・個人的には、昔は、さて年末どんな楽しいことをするか
を考えたが、最近は、そういう計画をあらかじめ立てることは
ない。
・もちろん、年末に原稿執筆の予定もない

さびしい年末でもなく、楽しいね年末でもなく、
たんたんとした年末が、ここ数年、そしてこれからもずっと続きそう
これが一番。