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方法論はテーマを誘導する

2008-08-01 | 認知心理学
方法論はテーマを誘導する」

 質的研究は、言うまでもなく、研究の方法論にかかわる話になる。常識的には、方法論であるから、それが研究全体の優先事項ではない。研究テーマがあって、それをどのように研究しようかとなる。しかしながら、過去の心理学の歴史を振り返ると、必ずしもそうはならない。新しい方法論があたかも先行するかのごとく、それに引きずられるようにして新たな、というより、古いテーマが新しい方法論に乗せて再登場することが幾度となくあった。
 たとえば、意識―無意識の問題はその典型的なケースである。フロイトの方法論(精神分析)と認知科学の方法論(認知的無意識論)とでは、同じテーマでもアプローチはまったく異なっている。
 実態は、その時代の主流の方法論に従って追及してきたテーマがあいろに陥ってしまった時、それをブレークスルーするような新たな方法論が誕生し、新たな研究が誘発されるということではないかと思う。
 今、質的研究が隆盛になってきている背景には、心理学に限っていうなら、自然科学的な方法論による心の研究のいきづまりという現実(認識)があるように思われる。

思い込を支援する広告

2008-08-01 | 心の体験的日記
サービスがマニュアルから生まれるとしたら、ホスピタリティは頭
を使い、心をこめることで生まれる
(松田公太著「仕事は5年でやめなさい。」(サンマーク出版)


以下、取材原稿


■東京成徳大学・海保先生

(コーナータイトル)
消費者の目線と視点

(タイトル)
広告クリエイティブ、パッケージの勘違い
効果的なのは“指針”を融合・可視化したデザイン

(リード)
語り過ぎても、言葉足らずでも情報は正しく伝わらないが、それが製品マニュアルやパッケージ、広告となると、法規制も手伝って「適度な按配の情報提供」をどうするか。難易度は一段と高まる。どこまで説明すればよいのか、しなくてもよいのか、その線引き、判断は難しいところである。良かれと思って懇切丁寧に解説することが、説明過多、情報過多につながり、消費者を混乱させることにもなりかねない。消費者側が受け入れやすく、企業側の意図が伝わりやすい表示やデザインについて、それぞれの視点から探ってみる。

(本文)
消費者は“情報の森”の中で迷子状態
「適切な思い込み」に誘導する指針を示すことこそ、真のホスピタアリティある広告

 インターネットやモバイルの普及がもたらした、情報が氾濫する社会。情報量の多さに加え、CGMの登場がインターネット情報の玉石混交度に一段と拍車をかけている。正しい情報と誤った情報、必要な情報と不必要な情報の識別が非常に難しくなっているのが現状だ。
 また、こうした社会の変化に伴い、消費者の情報入手経路や商品購入方法も多様化。さらに、どのメディアをベースに商品情報を得ているかによっても、情報の取り込み方や判断軸にある種のくせがあると思われることから、。
東京成徳大学 応用心理学部福祉心理学科教授・海保博之氏は「企業が製品マニュアルやパッケージの表示、広告表現などを考える際に、平均的な消費者像を想定しにくい状況にある」と指摘する。
 特に製品マニュアルに関しては、こうした状況に加え、製造物責任法(PL法)、さらには昨今盛んに言われている企業のコンプライアンスという側面も絡んだ結果、「誰もが知っていて、わざわざ言う必要のないような当たり前のことまですべて記載。たとえば、随所に“警告”“危険”“注意”といったアイコンや注意書きが出てくるため、。それが、製品の組み立てや使用方法の説明の流れを中断させてしまっている。また、あまりに細かく書かれていることにより、本当に大事な部分を埋もれさせて見えなくさせってしまっている。という意味でいわば、情報ノイズがあちこちに発生してしまっているのである。安全面ばかりに目がいって、読みやすさや分かりやすさといった快適使用の部分がおざなりになるなど、ユーザー視点に欠けたマニュアルが跋扈することになっている」として、「あれこれ書く、あるいは書かざるをえないにしても、内容と表記にメリハリを付けることで、ある程度、こうした問題点を解決できる」としている。を求めている。
 他方、消費者について海保氏は「ユーザーは“情報の森”の中をさまよい歩きまわりながら、どうしよう、どうしようと迷っている不安な状況にあり、そこから早く脱け出そうとするあまり、“思い込み”という蜘蛛の糸にみずからとらえられて不安を解消しようとするしがみつこうとする傾向がある」と指摘。昨今ランク付けが流行、1位の人なり商品なりに多くの人が飛びついてしまうくのも、この“情報の森”から抜け出るひとつの蜘蛛の糸(出口)ではないかとの思いから出る希望的観測に基づく思い込みによる行動であるというのだ。
 思い込みには、その場で使えそうな知識を持っているがゆえに起こる「知識」に基づくもの、究極の飢餓状態で見るものすべてが食べ物に見えるといったなになにをしたいという「欲求」に基づくもの、お化けは絶対にいると信じているがゆえに枯れ木を幽霊と見間違えるといった世の中こうあるべしという「信念」に基づくもの、の3タイプがあるという。
 こうした消費者の置かれている状況、社会的事情・背景を踏まえた上で、海保氏は「ホスピタリティあふれる広告表現とは、抽象的だが、“情報の森”の中にいる不安一杯の消費者に「適切な」思い込みへとガイドして不安を解消してあげるもの」と指摘する。‘なお、「適切」でないと、詐欺行為になる。)
 自社の商品・サービスのお客さまが何に基づいた、どのような「思い込み」をしているのか、したがっているのかを把握すること。
たとえばダイエット商品でやせたいという「欲求」の強い人には成功体験者の実例を、「知識」ベースの思い込みタイプには学者など権威による科学的根拠を提示といった具合である。「適切な」思い込みへと導く情報の提供は、消費者の不安を解消するだけでなく、「なるほど」という納得感も持ってもらえることになります。
ターゲットが求めている情報を過不足なく的確に提示。同時に、その商品があることによってどれだけ自分の生活が快適になるか、納得できるものになるかというストーリー(思い込みの世界)を提供できれば、まさにそれこそが「真のホスピタリティ」を持った広告であるというわけだ。

,洋服

2008-08-01 | 心の体験的日記
古い背広の話はすでにした
もう一つ、
ブランド物のスーツ
昔、大活躍をしていたころ
ダブルのブランドものを3つ、4つ購入して
とっかえひっかえ着ていた
今、小活躍になると、そのスーツを着る機会がない
夏物なんか、一度も着ないままクリーニングへなんてこともある

これも困りもの。とてもではないが、
もったいなくて捨てられないし。
かといって、ダブルのスーツを着て大学へ
というのも漫画だし。

アクセス数解析

2008-08-01 | Weblog
2008.07.31(木) 1376 PV 321 IP - 位 / 1065101ブログ
2008.07.30(水) 1674 PV 364 IP - 位 / 1064509ブログ
2008.07.29(火) 1630 PV 357 IP - 位 / 1063899ブログ
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2008.07.27(日) 1295 PV 291 IP - 位 / 1062695ブログ
2008.07.26(土) 1215 PV 269 IP - 位 / 1062142ブログ

1週間、ランク入りなし
夏枯れが、アクセスにも反映?
300台底は、ほぼ固まったようだ

愛読感謝


認知的節約(

2008-08-01 | 心理学辞典
認知的節約(cognitve economy)〔2000年版現代用語の基礎知識 心理学〕
人は、頭を使う点でも、かなり横着者のようである。論理的に考えることが大切なことは十分にわかっていながら、日常生活の多くの場面では、頭を使わなくとも済む楽な考え方、たとえば、ヒューリスティックや、ステレオタイプ的な思考を展開する傾向にある。しかも、そのほうが日常生活の中で適応的ということが多い(→「ヒューリスティック」)。

今日の箴言、名言集

2008-08-01 | 心の体験的日記
今日の箴言、名言集 03/10/30
「定年後の達人になるためには、何時間も所在なげにベンチに座り続ける能力が必要であることを北欧生活で知った」
「老人の3種の神器は、公園、図書館、学習サークル」(岡沢憲芙 in「定年後」岩波書店;***この本、今になっておもしろし、実に参考になる!!)
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老人のこころがけ3つ
①好奇心を絶やさない
②なんでもポジティブに
③人との交流を絶やさない