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温かい認知

2009-08-25 | 認知心理学
温かい認知 海保博之

●情と知
 近代科学論の主流である「分析による統合」は、幾度となく手を変え品を変えての「統合による分析」の挑戦を受けながらも、依然としてその主流の座を譲る気配はない。科学的な思考の基本から発しているからであろうか。
 それはさておくとしても、情と知も、心のタキソノミーとしてアリストテレスの時代から近代科学として体裁を整えた現代心理学まで頑固なまでに使われ続けてきた。
 しかし、日常の心の働きは、そうしたタキソノミーをあざ笑うかのごとく、情と知は、渾然一体としている。そうした心の現実に適切な名称さえ与えないまま長らくほっておかれた。
 温かい認知という用語は、1986年、ソレンチノ(Sorrentino,R.M.)らがハンドブックを編む時に意図的に使ったのが最初と思われる。彼らは、まず、「熱い認知」と「冷たい認知」とを区別した。
 熱い認知は、ブルナーらが1950年代に精力的に行った力動的知覚の現象、つまり、欲求によって知覚が歪むような現象をさす。情が知を支配するイメージである。
 一方、冷たい認知とは、これも1950年代、認知現象をコンピュータの記号処理になぞらえて考えていこうとした認知科学者が関心をもった認知現象をさす。
 このように認知現象を2つの両極端にわけで、それをブレンドしたものとして、温かい認知を考えたのが、ソレンチノらであった。

漬物

2009-08-25 | 心の体験的日記
ほとんど漬物は食べないようにしている
塩分控えめを実行している
しかし、これだと、茄子とか人参不足になる
そこで、昨日
はすをぶつ切り
塩、こんぶ、みりん、だし、酒、だし醤油
をいれて1夜漬をやってみた
これが結構、いける
これくらいの塩分なら大丈夫そう

心理学ってどんなもの

2009-08-25 | 認知心理学
(PSJ渋谷研究所Xより転載)


8)海保博之『心理学ってどんなもの』(岩波ジュニア新書)777円
 「大学では何を学ぶのか」「どんな進路や資格があるのか」「占いと心理学は関係があるのか」「心理学を勉強すると、人の心が読めるようになるか」など40項目にわたって解説される。
 ほんとなら上位に来るはずの本なのだけど、「ジュニア新書」のくせに難しい言葉が説明なしでそのまま使われていたりすると言ってる人も複数いるのだ。ひょっとするとほかの本と併せて読まないとつらいかも、ということでこの位置にしてある。
 しかし、岩波がそこまでのヘタを打つとは考えにくい(実はどっかに用語集が掲載されているのに、評者が気づいていないとか)。ま、実物を見ないとなんともわからんのだけど。

「心理学ってどんなもの」

2009-08-25 | 認知心理学
「心理学ってどんなもの」岩波ジュニア新書より

はじめに  

筆者が心理学の研究者の仲間入りをしたのは、1965年、大学院1年生のときです。この年は、国際電電の会議室で行なわれたAVIRGという研究会で、卒業論文「メッシュ化したカタカナ文字の認識過程」を発表させていただき、そして、その内容を小さな冊子として刊行してもらった年です。

この初期体験は、今でも鮮明に思い出せます。それから34年がたちました。自分も変わりましたが心理学も変わりました。  

57歳の今、自分のほうはさておき、心理学がどう変わり、今どうなっているのか、そして、これからどうなるべきなのかが、しきりに気なりだしました。これが、本書を書いてみたきっかけです。  「心理学」ブーム---実は、「心」ブールに便乗しているようなところがあるのですが---の昨今、こうした1冊は、心理学、あるいは、心に興味を持つ人々だけでなく、心理学の研究者の方々にも、21世紀に向けて新たな心理学、あるいは、心の科学を構築していく上で有益ではないかと確信しています。  

心理学の教科書を書いたつもりはありません。心、あるいは心理学への素朴な期待や疑問に答えるという形を取りながら、心理学はどのような考えに基づいて心を「科学している」のかを中心に書き込んでみました。  

心理学は、絶えず、方法論クライシスとでも呼ぶべきものに直面してきましたし、今でも直面しています。心理学とは何か、何をどのように研究すべきかが、折に触れ論じられてきました。これが心理学を科学として鍛えあげるのに貢献しています。心理学の方法論がわかれば、文系も理系も含めておよそ学問と名前のつく営みの本質がわかってくるようなところがあります。  

話しが抽象的になったり、ひとりよがりになったりするのを避けるため、想定読者として、心理学をこれから大学で専攻してみようかと考えている高校生を設定してみました。

しかし、内容は「高校生」を越えています。ときには、「自分」をも越えています。これまで気にはなっていながら、深く考えることなんとなく避けてきたことを取り上げているからです。

原稿執筆依頼をどうする

2009-08-25 | 心の体験的日記
***ハンドブックの執筆の件
> やはり自身がないので、今回は、辞退されてください
> ++先生の顔がちらつき、なかなか決断がつかなかったのですが
> ほんとうに、恥ずかしながら、
最近は、こうした専門的な内容の原稿,
書かないので、ご迷惑をかける不安が強いのです。
> すみません

******
なお、専門的でない原稿のほうは、まだまだ書きたいので
執筆依頼は、たいていは引き受けます
**
なお、依頼原稿は、これまでだいたい引き受けてきた
それが頭を元気にしてくれるから
でも、ハンドブックとなると、かなり「きちんとつめた」内容にしないとだめ
だんだん、そういう原稿が無理 との自覚が最近はある

編集中の辞典と実践心理学講座が最後かも
ちょっぴりさみしい感じもあることはあるが、
力に相応の仕事に傾注する年代 そうすれば、まだまだできることあり
あれもこれもできる力はもはやない

ケンスポ、新Tシャツ

2009-08-25 | 健康・スポーツ心理学
第2作目のTシャツです

健康・スポーツ心理学学科

となってしまった!!
ご愛嬌と思い
OCに来て行きました

そうそう、AQ入試で
受験生、「心身一如」に感動して受験しました 
うれしかったです

試験問題つくり

2009-08-25 | 教育
試験問題つくり
これまで40年間、やってきたが、まだまだうまくできない
やってみてまずさに気がつくことを繰りかえす

選択式では、
正解以外の選択しに選択が集中してしまう
よくよくみると、なるほど」となる

一番安全で苦労しないのは、記述式
ただし、採点が大変

同じ授業の試験問題なら
問題バンクをつくっておくのがよいのだが
まだやったことがなかった
放送大学では、やってくれる
助かる