心の風景 認知的体験

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神様のカルテ

2010-11-08 | Weblog
「神様のカルテ」夏川草助

病院医師の献身的な働きを
ユーモアたっぷりの対人関係と
見事な信州・松本の自然描写とを織り交ぜて
楽しく描いた小説
心温まる物語
読後すがすがしい

それにしても、この医師の多忙さが現実だとすると、
お医者さんはたいへん
なんとかしないと大変なことになる

知識を信念に

2010-11-08 | ポジティブ心理学
知識が信念となるためには、すくなくとも、次のような2つの確信が必要です

一つは、その言説が正しいという確信です。これは、頭の中にある関連する既有知識との整合性に依存します。「幸せ」、「目標」といったことに関連する知識のネットワークなかにうまく(矛盾なく)取り込めれば、正しそうだ、となります。
元気本を読む、それもたくさん読むのは、こうした既有知識を豊富にしておくことになります。そして、信念形成のためのヒント集、というより、それまで無意識的にあなたをガイドしてきた信念の顕在化、言語化の役割を担っていることになります。

もう一つは、その言説が使えそう、有効そうという確信です。この確信がどこから生まれるかは、なかなか難しいところがあります。基本的には直感だと思いますが、それもあなたの人生観、人生経験に基づいた直感ではないかと思います。

なぜ、ペットはかわいいのか

2010-11-08 | ポジティブ心理学
ペットを飼う心理は、孫をかわいがる心理に通底するものがあると思います。
・掛け値なしにかわいい
・何かすると反応してくる
・きまぐれの付き合いができる
・育てたいように育つ
・いつも少し気になる

健康・スポーツ心理学科ってどんなもの

2010-11-08 | 健康・スポーツ心理学
心理学で
心とからだの元気づくりを

あなたと日本人の心とからだの元気づくりを支援する学科です。
健康もスポーツももっぱらからだの世界の話のように思えますが、
そこには、もう一つ、心の世界が深く関係しています。
・健康なからだには、健康な心が宿る
・心技体一体こそ、スポーツ技能向上の決め手
・心の元気はからだの元気
・心身一如
健康・スポーツ心理学科では、多彩な健康・スポーツの実践体験
をしながら、同時に、スポーツ心理学、健康心理学、ポジティブ心理学
を学びます。そして、心とからだの元気づくりの知識と技能を身につけて、
みずからの元気力をアップしてもらい、それを社会に活かせるようにします。

思い出の教科書

2010-11-08 | 心の体験的日記
思い出の教科書

 大学生だったのは44年前。その時使った教科書を思い出してみた。思い出せたのは、高木貞治編『心理学』(1956年、東大出版会)と岩原信九郎著『教育と心理のための推計学』(1957年、日本文化科学社)の2冊だけであった。
 なぜこの2冊の教科書が思い出せたのかというと、1つには、要するによく使いこんだからである。授業の際はもとより、大学院入試の受験勉強のとき、教員になってからも、授業の下調べや原稿書きなどで折に触れて参照してきた。まさに座右の書であった。思い出せたもう1つの理由は、やはり、その教科書を使った先生(いずれも故人)の思い出があるからである。
 高木・心理学を教科書に使ったのは、小笠原慈英先生。教科書そのものにまつわる思い出はないが、授業の随所で自作のデモ教材を使って授業の工夫をされていたのを思い出す。(なお、東大出版会ニュース(NO.75)によると、高木・心理学の改訂三版は小笠原先生が編者だったらしい。)
 一方、岩原先生は、東京教育大学においでになってまもなくの頃で、当然、自著を使われてのアメリカン・スタイルの熱烈講義であった。宿題、クイズ、黒板での問題解きなどをまじえての授業、さらに厳格な試験は、当時の大学の授業では新鮮であった。大学ではみずから勉強した授業もいくつかあるが、岩原・統計学の授業は、唯一、勉強を「させられた」授業だった。余談だが、家内は、大学の成績で唯一「C」をつけられたのが岩原先生の統計学だけだったといって、今でも悔しがっている。
 両方の教科書ともさすがに最近は手にとったことはなかった。あらためて研究室の書棚から引き出してみると、古色蒼然としている。中を開くと、下線があちこちに引かれてあり、書き込みもある。使い込んだことがよくわかる。
(注)高木・心理学は鹿取・杉本編の改訂版として、また、岩原・推計学はほぼ初版のままの形で、共に今でも脈々と使われ続けている。