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ガンバリスム
こんな言葉があったのを思い出しました。たぶん、高度成長期あたり、がんばればそれだけのものが手に入った時代ではなかったかと思います。
成熟社会の今の日本では、まったくといっていいくらいにこんな言葉を聞きません。たぶん、これとセットになってしたのではないかと思いますが、スパルタ主義もなくなりました。
それでも、がんばることは、日本の精神文化のなかに根づよく存在しつづけているようです。友人と別れる時にも、つい「がんばってね!」となります。病人にさえも、「がんばってね!」と言ってしまうこともあります。
鍛える、がんばるが死語になる社会、そう悪いことではないかもしれませんが、一人の個人として、自分を鍛える、自分でがんばることは、絶対にあってよいことですし、人生のどこかでそうせざるをえないこともあります。