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求められるのは知的な体育教師

2011-04-12 | 健康・スポーツ心理学

■「スポーツ・健康学部新設相次ぐ」(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071222/edc0712221128000-n1.htm
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健康志向の高まりで、全国の大学に「スポーツ」や「健康」と名の付いた学部・学科の新設が相次いでいる。入試に実技はなく、中学・高校の保健体育教員免許がとれる大学がほとんどで、科学的トレーニングや高齢者の予防医学などを学べるのが特徴だ。ここ数年、体育教師やスポーツトレーナーを目指す学生が増え、その動機も「部活指導をしたい」から、「健康のためにスポーツの大切さを教えたい」へと変化しつつあるという。勝利至上主義の典型的体育教師にさようなら?

(略)体育教師人気は、団塊世代教員の大量退職により、ここ数年で採用枠が広がっていることも一因という。中学保健体育の教員採用試験で、大阪市は平成13年度に採用8人で倍率14・8倍だったが、18、19年度は採用が20人、20年度には38人で倍率も5倍前後に落ち着いた。同市教育委員会では今後も受験者は増えるとみている。

神戸市は中高一括採用で、16年度は17倍だった倍率が、20年度は9・8倍に下がり、採用人数も12人と2けたにもどった。

スポーツ科学に詳しい関西学院大社会学部の河鰭(かわばた)一彦教授(43)は、体育教師が実技だけを指導していればよかった時代は終わったと指摘する。「これからは、科学的な根拠に基づいて健康を守る指導が求められる。競技しか教えられない昔ながらの体育教師は駆逐され、知的な教員が増えるだろう」と話している。

笑いを引き起こすもの

2011-04-12 | ポジティブ心理学
ポジティブな感情を共有しているだけでは笑いはおこりません。
 笑いを起こすのは、相手の言動が、こちらの解釈のための図式(スキーマ)とずれている必要があります。予測とのずれですね。
 最近のお笑いタレントは、奇妙な動作で笑いを取るのが流行のようです。
「奇妙」に見えるのは、そんな動作は「普通は」しないからです。この「普通は」を支えるのは、あなたの頭の中にある知識のまとまり、すなわちスキーマなのです。
 スキーマからのずれがはなはだしくなると、笑いから驚きに変わってしまいますので、ずれ具合が笑いをとるコツになります。
そのあたりのうまい下手が、お笑いタレントのタレントということになります。
織田正吉氏は、こんな例をあげています。
「犬もあるけば猫も歩く」
言うまでもなく、「犬も歩けば、棒に当たる」のスキーマがずらされたことによる笑いです。

書くことの効果

2011-04-12 | Weblog
書くことの効果

 書くことには心にとってどんな効果があるのでしょうか。

 一つには、思考との関係があります。
 言葉と思考との関係はよく知られていますが、書くこと、話すことの効果は、思考を活性化させ、さらに思考の整理、高度化に貢献します。とりわけ、書く行為は、思考の外化、つまり、考えていることが文字で表現されて目に見えますので、活性化、整理、高度化への貢献度が高くなります。
 考える、それを文字にする、それをみてさらに考えるの繰り返しが思考には有効です。

 さらに、感情との関係も無視できません。
 たとえば、日記を書く行為。
 一日を振り返っていやだったこと、うれしかったことを日記に記すと、気持ちが穏やかになります。これが書くことによる感情の知性化、結果として、感情を平穏な状態に戻ることができます。
 もう一つは、書くという行為に内在する前向き(ポジティブ)な力の活用です。本を読むよりもはるかに、書くほうが気持ちが前向きになります。書いているうちに、どんどん気持ちが上向いてきます。

● 多重役割

2011-04-12 | 安全、安心、

● 多重役割(multiple roles)
社会人であれば誰しもが日常的に複数の役割を果たしている。役割の特徴は、一定の社会的、文化的なしきたりに従った態度や行動が周囲から期待され、かつみずからもそうするように無言の圧力をうけるところにある。
介護もひとつの役割としてみなすと、①多重役割にもうひとつの役割が加わることによる負担感、②なぜ、自分がその役割を引き受けなければならないのかとう問題、③ほかの役割との調整、葛藤、④周囲から期待される役割の達成度への不安、といったことがみえてくる。