知識の信念化
これは、かなりやっかいで知の本質にかかわる話になります。簡単に、「あなたの心の琴線にふれるものが信念になります」といって済ましたいところですが、それでは、スピリチュア言説になってしまいますので、やや長くなりますが、おつきあいください。
ある情報、たとえば、「幸せと目標は切り離せない」という元気づけ言説とその論拠を本で読んだとします。そして、「言っていることはわかった」までは、通常の理解段階です。情報が一つ増えたことになります。
それが信念となるためには、すくなくとも、次のような2つの確信が必要です。
一つは、その言説が正しいという確信です。これは、頭の中にある関連する既有知識との整合性に依存します。「幸せ」、「目標」といったことに関連する知識のネットワークなかにうまく(矛盾なく)取り込めれば、正しそうだ、となります。
元気本を読む、それもたくさん読むのは、こうした既有知識を豊富にしておくことになります。そして、信念形成のためのヒント集、というより、それまで無意識的にあなたをガイドしてきた信念の顕在化、言語化の役割を担っていることになります。
もう一つは、その言説が使えそう、有効そうという確信です。この確信がどこから生まれるかは、なかなか難しいところがあります。基本的には直感だと思いますが、それも人生観、人生経験に基づいた直感ではないかと思います。
それには、元気本や元気づけ名言がよく使う手?は、成功者、偉い人の言説の活用です。
たとえば、松下幸之助語録。膨大な言説がたくさんの著作として公表されています。そんなに成功者、偉い人が言うなら、自分もやってみよう、ということになります。権威づけ効果です。あるいは、自分の身近にいる尊敬している人や私淑している人の行動や言説も信念化には有効です。
これは、かなりやっかいで知の本質にかかわる話になります。簡単に、「あなたの心の琴線にふれるものが信念になります」といって済ましたいところですが、それでは、スピリチュア言説になってしまいますので、やや長くなりますが、おつきあいください。
ある情報、たとえば、「幸せと目標は切り離せない」という元気づけ言説とその論拠を本で読んだとします。そして、「言っていることはわかった」までは、通常の理解段階です。情報が一つ増えたことになります。
それが信念となるためには、すくなくとも、次のような2つの確信が必要です。
一つは、その言説が正しいという確信です。これは、頭の中にある関連する既有知識との整合性に依存します。「幸せ」、「目標」といったことに関連する知識のネットワークなかにうまく(矛盾なく)取り込めれば、正しそうだ、となります。
元気本を読む、それもたくさん読むのは、こうした既有知識を豊富にしておくことになります。そして、信念形成のためのヒント集、というより、それまで無意識的にあなたをガイドしてきた信念の顕在化、言語化の役割を担っていることになります。
もう一つは、その言説が使えそう、有効そうという確信です。この確信がどこから生まれるかは、なかなか難しいところがあります。基本的には直感だと思いますが、それも人生観、人生経験に基づいた直感ではないかと思います。
それには、元気本や元気づけ名言がよく使う手?は、成功者、偉い人の言説の活用です。
たとえば、松下幸之助語録。膨大な言説がたくさんの著作として公表されています。そんなに成功者、偉い人が言うなら、自分もやってみよう、ということになります。権威づけ効果です。あるいは、自分の身近にいる尊敬している人や私淑している人の行動や言説も信念化には有効です。