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●向学心ってどんなもの[ポジティブ心理術

2011-04-22 | ポジティブ心理学
●向学心ってどんなもの
わからないことがあれば、ウエッブで検索すれば、あっさりとそれなりにわかってしまえる時代です。向学心なんて言葉、やや古臭くなってしまったかもしれません。最近、あまり使われなくなったような気がします。とりわけ、激しい燃えるような向学心は、日本の今時の若者からは感じされなくなりました。
余談ですが、今日の朝日新聞の「声」欄に中国人の留学生から投稿がありました。いわく、「中国の勉強事情とくらべて、あまりに日本のそれが甘すぎる。学生の自由にさせすぎている。もっと厳しくすべきだ。」
同感です。向学、つまり、何かに向かって学ぶには、それなりの厳しさが必要だからです。
なお、別項目で、知的好奇心に駆られた学びを取り上げました。それは、いわば、自分の内から発する学びでした。これに対して、向学心は、目的あっての学び、たとえば、大学に合格する、資格試験に通る、単位取得のための学びです。
こうした学びは、学ぶ内容が限定されていて自由度がないので窮屈ですし、高校までの学びがだいたいこうした学びですので、もうたくさん、となりがちですが、しかし、何かの目的を設定しての学びは、頭を元気にする点では、極めて有効なことは言うまでもありません。

書くものがない

2011-04-22 | ポジティブ心理学
心を元気にするキーワードをひろって
心理学的に意味づけ
さらに、具体的な元気づけのコツを提案する原稿を書き続けている

気持ちを元気に
頭を元気に
周りを元気に
さらに
心を元気にするシステム

4分野にわけて拾っている
ほぼ2年くらいやってきた
実に楽しかった
まだ続けたいのだが、さすがに、
書くべきキーワードがなくなってきた
思いついて索引を探すと、すでに書いてある
の繰り返しが続く

でも、実は、こうした書く作業を通して、
自分が変わったことを実感している
書記療法を実践していたようだ


●人間、その遊び好きなる存在

2011-04-22 | Weblog
●人間、その遊び好きなる存在
 ホモ・ルーデンスなる言葉もあるくらい私たちは、遊び好きなようです。でも、遊びが好きなのは、人に限らないようですが。
当たり前かもしれません。だって、遊びには、その心理的効果だけに限定しても、びっくりするくらいあれこれあるからです。ざっと挙げてみます。
まず、気持ちに対する遊びの効果。
・ストレス発散効果
遊んでいやなことを忘れる、心につもる思いを発散してしまう。
・気持ちをポジティブにする効果 
遊ぶと気持ちが活き活きしてきます。本稿で取り上げます。

次は、頭に対する遊びの効果。
・頭の解放効果
仕事ばかりだと、頭がそれにとらわれてしまいます。遊んで頭のリセットをします。
 ・発想触発効果
  遊びのなかにこそ斬新な発想を促すヒントが隠されています。これも、本
稿で取り上げます。

最後は、周りに対する遊びの効果。
・対人関係の解放
ここでも、いつもの仕事の仲間や家庭の対人関係のしがらみからの解放をします。
・親密さの強化効果
遊びには対人関係をより親密なものにして、対人関係の質を一段アップしま
す。

頭の中の小人を鍛える

2011-04-22 | 安全、安心、
頭の中の小人を鍛える

今日の講演のねらいは、皆様の頭の中にいるもう一人の自分(ホムンクルス)のパワーアップをはかることです。
ホムンクルスは、ひとりひとりの頭の中にいて、あなたの心と行動を監視し(モニタリングし)、さらに心と行動をコントロールします。もう少し詳しく言うと、図にあるような、自己モニタリングと自己コントロールが、ホムンクルスの仕事になります。
ホムンクルスの力(メタ認知力)をつけるには、2つの方法があります。
一つは、内省、反省する習慣をつけることです。本講演で、随所に「自己チェックリスト」を用意してみたのは、そのためです。もう一つは、エラーに関する知識を豊富にすることです。
本講演では、エラーに関する心理学的な知識に限定しますが、知識を豊富にするためには、さまざまな方法がありますので、本講演をきっかけに、自分で勉強していただくことになります。新聞の事故報道などを自分なりに分析できるようにまでなれば、メタ認知力はかなりついてきたことになります。

● 酒と気持ち

2011-04-22 | ポジティブ心理学
● 酒と気持ち
 気持ちのコントロールの方策にはさまざまな心理的なテクニックがありますが、下戸以外なら誰もがもっとも確実かつ手軽にできる方策が飲酒です。
 飲酒を適切にコントロールできれば、気持ちも適切にコントロールできることになります。
「適切に」が難しいですね。これをここでは考えてみたいと思います。
 その前に、アルコールと気持ちについて一言。
 アルコールに限らず、タバコも含む薬物による気持ちのコントロールには長い歴史があります。そして、社会の中で確固たる文化として機能しています。それほど、社会において気持ちのコントロールが必要だということだと思います。
 それだけに、結構うるさいマナーと自己規制――法律的な規制もありますーーーが要求されます。その中で、いかに「適切に」飲酒を心の元気づけに活用するかを考えることになります。