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根気を長続きさせるコツ(5)

2012-04-04 | 健康・スポーツ心理学

 

 

 5 初頭効果、終末効果を利用する

 

 

 人間の記憶を調べる実験で、覚えるべきものを次々に提示していって、最後にまとめて、覚えているものを頭に浮かぶ順に思い出してもらうことをよくやる。自由再生実験と呼ばれるものである。

 

 この実験では、最後のほうに出された数項目が最も良く再生され、ついで、最初のほうに出された数項目となる。真中あたりの数項目が最も再生の成績がよくない。この最初と最後のものが真中のものにくらべて再生率が高いことを、それぞれ初頭効果、終末効果(または親近性効果)という。

 

 最初に出されたものは、まだ頭のなかが空っぽですんなりと入っていくのでよく覚えられる。また、最後の方は、覚えたばかりなのでよく思い出せる。これに対して真中は、もう頭が一杯になってしまっているので新しく入ってくるものを覚えきれない状態になってしまうらしい。

 

 この効果は、たとえばこんなふうに利用できる。

 

 かりに、仕事が二時間くらいで終わるとして、一気にやれば、最初の一〇分と最後の一〇分の合計二〇分にしか、初頭効果と終末効果の利益を得られないとする。これを、たとえば、1時間単位で区切れば、あいだに休憩を五分入れて仕事の終わる時間が五分長くなっても、単純に計算して、四〇分にわたって、この二つの効果から利益を得られることになる。

 

 ただし、これらの効果を得るためには、あらかじめ時間の区切りがわかっていなければならない。しかも、それが、きちんと守られていることが必須である。サービス残業などというわけのわからない時間管理が横行しているところでは、この効果は期待できない。

 

 


間一髪

2012-04-04 | 安全、安心、

逃げる、動くことが安全な場合と

じっとしている安全とがある

昨日は、家についたとたん、激しい暴風雨

動いて正解

でも、

暴風雨、30分も続かない

こういうときは、動かないほうが本当は正解

動いてはいけないときに動く

動くべきときにうごかない\うごけない

のが一番危険

見極めが難しい。

 

 


冒険者

2012-04-04 | 安全、安心、

冒険者にも2種類がある
冒険者には、ポジティブ冒険者とネガティブな冒険者とがいる。
ポジティブな冒険者とは、たとえば、
・ 誰にもできないと思われていた難度の高い技に挑む
・ 人類未到の大陸横断に挑む
・ 誰もが解けないと思っていた問題を解くのに挑む
 いずれの例も、社会を明るくし社会を進歩させるのに役立っているし、結局は、人類の進歩にも貢献することになる。これは、本人自身が危険の結果のすべてを引き受けることになるので、普通は、安全、安心の問題にはならない。
一方、ネガティブな冒険者とはこんな人である。
・ 交通ルールを無視してスピードを楽しむ
・ ギャンブルにあり金のすべてを注ぎ込む
・ 人に良いところを見せたくて出来もしないことをする
彼らの多くは、社会的なインパクトへの配慮をかき、自分の楽しみ、自己顕示力の発揮、思い込みのために、自分を破壊させるだけでなく、周囲にも多大の迷惑をかける。



 


鞭「名言の心理学

2012-04-04 | 名言の心理学

教鞭  *

 

気になったのは教鞭という言葉。鞭をもって教えるなんて芸術の世界にあってはならない。脅かしたら萎縮して頑なになるばかりで良い効果はありません。

(浜畑賢吉)

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鞭の使い方は難しい。

使い過ぎれば暴力になる。

それを恐れて、教育界からは鞭が追放されて久しい。

しかし、それは、物理的な鞭である。

鞭は、ほかにもいろいろある。

その中でも最も影響の大きい鞭は、言葉である。

「言葉の暴力」である。

しかも、物理的な鞭よりもはるかに使い勝手がよい。

それだけに実によく使われる。

結果として、言葉の暴力に負けてしまう人々が出てくる。

言葉を排除するわけにはいかないが、言語習慣を変える努力で、言葉の暴力を自己抑制できるようになる。

優し言葉。穏やかな言葉。冷静な言葉。ポジティブな言葉。

語彙を増やし、TPOの応じて使い分けるるようにすれば、言葉の暴力からは遠ざかることができる。