梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」より
【233】「うっかりミス」を防ぐ実況中継のススメ(5/6ページ目)
2013年1月17日総合RSSコメント(0件)
解決策その1:ヒヤリハット体験を放置せず文字に残せ
「あわや」と言う体験や小さな失敗を日記等で文字にしておけば、忘れてしまいたいから忘れがちな「うっかり体験」を記憶に留める事ができる(効能その1)。
海保先生はご自分のブログに日々のヒヤリハット体験を堂々と公開されている。「あの大先生が、こんな事をなさっちゃっているの?」潔い自己開示は大いに学ぶべきだ。他者に自分のミス体験を告知してしまう事が、同じミスを繰り返さない抑止力として働く事があるからだ(効能その2)。
私も今年に入り、今さらながら手帳にちょこちょこっと書いている。自分の事だと思うと情けなくなるが、もう一人の自分が第三者の視点で読めば結構笑える話もある。「ネタ帖」を常に携帯し、自分の「ミス体験・アホ体験」をコツコツ書き込む芸人さんの話を聞いた事があるがそれに似ていなくもない。このように、自分を、自分の中にいるもう一人の自分が観察する状態(メタ認知という)が、安全確保、失敗防止に役に立つこと(効能その3)を先生は強調されている。実感としてまさにその通りだと思う。
解決策その2:ミスが許されない作業を行うときにはその行為を実況中継せよ
海保先生・共著の「安全・安心の心理学」(新曜社)には、その効能がこんな風に書かれている。
「時間切迫は人を慌てさせる。(略)限界を超えて行為のスピードを上げるのでミスしがちである。慌てないためには、動作の前に一呼吸おく。さらに自分の行為を実況中継するような気持ちで言葉にしてみると良い。言葉が行為を調整してくれるからだ」
【233】「うっかりミス」を防ぐ実況中継のススメ(5/6ページ目)
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解決策その1:ヒヤリハット体験を放置せず文字に残せ
「あわや」と言う体験や小さな失敗を日記等で文字にしておけば、忘れてしまいたいから忘れがちな「うっかり体験」を記憶に留める事ができる(効能その1)。
海保先生はご自分のブログに日々のヒヤリハット体験を堂々と公開されている。「あの大先生が、こんな事をなさっちゃっているの?」潔い自己開示は大いに学ぶべきだ。他者に自分のミス体験を告知してしまう事が、同じミスを繰り返さない抑止力として働く事があるからだ(効能その2)。
私も今年に入り、今さらながら手帳にちょこちょこっと書いている。自分の事だと思うと情けなくなるが、もう一人の自分が第三者の視点で読めば結構笑える話もある。「ネタ帖」を常に携帯し、自分の「ミス体験・アホ体験」をコツコツ書き込む芸人さんの話を聞いた事があるがそれに似ていなくもない。このように、自分を、自分の中にいるもう一人の自分が観察する状態(メタ認知という)が、安全確保、失敗防止に役に立つこと(効能その3)を先生は強調されている。実感としてまさにその通りだと思う。
解決策その2:ミスが許されない作業を行うときにはその行為を実況中継せよ
海保先生・共著の「安全・安心の心理学」(新曜社)には、その効能がこんな風に書かれている。
「時間切迫は人を慌てさせる。(略)限界を超えて行為のスピードを上げるのでミスしがちである。慌てないためには、動作の前に一呼吸おく。さらに自分の行為を実況中継するような気持ちで言葉にしてみると良い。言葉が行為を調整してくれるからだ」
