02/10/22海保
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1回「徹底追及;ヒヤリハットの心理」(1)事例の背景解説
「誰もが聖徳太子のようになれるのでしょうか」
聖徳太子は、同時に7つの訴えを聞くことができたそうです。「チェック」欄であなたの聖徳太子度を診断してみてください。
まったく同時に同じように注意を配分して7つを処理することはできません。聖徳太子がやっていたのは、高速の注意切り替えによる、「見かけ」上の同時処理---時分割方式---です。
7つの訴えが軽い内容ならこうしたことも可能かもしれませんが、一つ一つが面倒な処理を要求されるときには、頭の処理容量を越えてしまいますので、エラーが起こります。
チェック「あなたの聖徳太子度をチェックする」***************
自分が「もっともあてはまるとき”5”」、「まったくあてはまらないとき”1”」の5段階で判定してください。
1)2つ以上のことを同時に並行してできる( )
2)作業の手を休めることなく人の話を聞ける( )
3)騒がしい状況でも、相手の話を聞き取ることができる( )
4)作業に集中しながら、同時に他のことも考えられる( )
5)途中で中断しても作業にすぐ戻れる( )
6)複数の人の話を同時に聞いても混乱しない( )
7)周りが騒がしくとも気にせず作業できる( )
8)うまく気持ちの切り替えができるほうだ( )
「得点化」
8項目の判定値を合計してください。大学生・専門学校生389人の平均値は、23点(標準偏差は5.7点)ですので、それと比較して自己診断をしてみてください。(鈴木大輔ら「注意機能尺度の作成の試み(2)」日本応用心理学会第69回大会発表論文集、p59。「注意の能動性」尺度の転用)
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