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ネガティブに考えてポジティブに行動する<<「仕事日記をつけよう」WAVE出版

2013-03-28 | ポジティブ心理学
第2章 ネガティブに考えてポジティブに行動する<<「仕事日記をつけよう」WAVE出版

2-1)心のネガティブ、ポジティブってどんなもの
 心の三分法はよく知られています。知情意ですね。
 ●知は、頭の働き 認知
 ●情は、気持ち 感情
 ●意は、意欲  意志
 となります。
 これに、もう一つ、周りと自分、これを心の社会性と呼んでおきます
 ●社会性 周りとの関係 対人関係
この3分法と社会性を使って、ネガティブ、ポジティブを、次のような図式で、考えてみます。中に入っているのは、キーワードの例です。
 

    ネガティブ      ポジティブ      
知   頭が働かない     頭が活発に働く
   
情   不幸 悲観 悲しい  幸せ 楽しい 明るい

意   意欲低下       やる気まんまん     

社会性 嫌い         好き


 ポジティブのネガティブの間には、膨大な「普通の状態」があります。普通の生活では、この「普通の状態」であることのほうが時間的にも場面的にも多くなります。
 しかし、人間の心は生き物です。
 「普通の状態」が多いのは良いことですが、そのままずっとは不自然です。一日のうち、どこかで何時間かは、ポジーネガを体験することで、心を活き活きさせることが必要ですし、そのようにしていることが実は多いはずです。
 それは、いつもいつもポジである必要はありません。ネガでも良いのです。ネガがあってのポジですから。
 「普通」でありたいと願いながら、ポジ、ネガを味わう、もっと言うなら堪能するくらいの感じですね。

2-2)ネガ<-普通―>ポジの間を動く
 ネガ<-普通―>ポジの3つの状態が、「普通」を基本にネガへ行ったり、ポジへ行ったりしながら、毎日の生活が展開されます。そして、ときには、ポジばかりで舞い上がり、ときには、ネガばかりで落ち込んだりします。
 基本的には、そこに動き、つまり、ネガから普通、ポジから普通への動きがあれば、それが正常ということになります。それは、時間の自然な力によっても起こりますが、自らの力でもある程度はコントロールすることもできます。本書では、それを、日記を書く、読むことでやってみたらどうでしょうか、というすすめになります。
 
2-3)ネガティブに考えて、ポジティブに行動する
 さらに、もう一つの基本があります。それがここの見出しです。
 一般に、ネガティブな状態のときは、心の深読みをします。そこまで深入りしなくとも、というほど深く自分の心を読もうとします。
 夏目漱石の前期3部作「三四郎」「それから」「門」はお読みになったでしょうか。後期三部作『彼岸過迄』『行人』『こゝろ』もあります。いずれも、筆致こそ軽快ですが、登場事物の心の深読みに驚かされます。その読みには、心理学者など足元にも及びません。
いずれも、漱石の心身の病が深く影を落としているようです。つまり、ネガティブな心が産んだ傑作です。
漱石を引き合いに出すまでもなく、ネガティブな心は、心の深読みにつながります。
「ネガティブなときは、細部を。ポジティブなときは、全体を」
「ネガティブなときは、本質をみる。ポジティブなときは、うわべしかみない」
ややポジティブに不利な表現をしてみましたが、一面の真実だと思います。
そこで、見出しです。
ネガティブに考えることによって、心を深読みし、ネガティブから抜け出るために、あえてポジティブに行動することで、ネガ<-普通―>ポジの3つの状態の間の動きを自分でコントロールしてみたらどうか、という提案です。
ポジティブに行動するとは、いろいろありますが、とりあえずの方略は
「ほんわかあ」です
ほ」める

わ」らう
か」んしゃする
あ」いさつする 
です。
心の社会性の活用です。

2-4)日記を活用する
 ネガティブな心は深読みに直結します。しかし、それがいつも妥当な読みになるわけではありません。あらぬ方向への深読みもしばしばあります。そして、あらぬネガティブスパイラルに陥ってしまうこともあります。
日記である必要はありませんが、そんな気持ちをもう一人の自分の目(メタ認知)で客観的に見つめてみることで、深読みの軌道修正ができます。さらに、気持ちを「普通」に引き戻す効果も期待できます。
対人関係がうまくいかない、それによって気持ちが乱される、といった状況を考えてみます。
相手の言動のすべてが気にくわない。自分の気持ちの悪さを相手の言動にひたすら求める。それがますます相手からの気持ちの乱れやもたらします。

 

あのスタバが島根県に!

2013-03-28 | 心の体験的日記
というニュースをみた

実は、昔、つくばに住んだとき
原野のなかの団地
だんだんあれこれできてきて
とうとう、コンビニがあるときできた!!
学生ともども、万歳、これで筑波も都会に仲間入り
と叫んだことを思い出した

島根県民の皆様
お気持ちよくわかります


ファン心理

2013-03-28 | 心の体験的日記
自分にはあまりない
軽いものはあるが、のめりこめないたちなので
何かの熱烈ファンということはない
残念だと思う

あのこわもて田原総一郎氏がAKB48の熱烈ファンなのだそうだ

ファンは当事者にはうれしいものだと思う
なったほうもなられたほうも

昨夜のサッカーファン
もしかするとチャーター機での往復ではないか
野球場でも何万とファンが集まる
経済的な負担をつい心配してしまう
仕事のほうは大丈夫とつい心配してしまう

しかし、これからでも遅くない
田原氏はもう自分より年のはず
何かのファンになるのに年は関係ない と田原氏は書いている
かといってAKB48とはいかないなー
教養が邪魔をするなー 笑い



iPad通勤の練習

2013-03-28 | 心の体験的日記
秋葉原まで往復
iPadなかなかよい
新聞をゆっくりと読めた
さらに、文藝春秋も
まわりも半分くらいのひとがiphone

やっと仲間入り
食事をたのんでも待ち時間が気にならない
ひとりの食事でも退屈しない 

こまっているのは、
直前の終了画面がいつも出てくること
目次が出せないこと
まーそのうちなんとかなる
がんばります

そば「おりあん」のお兄さんに
一つおしえてもらった
自分でがんばるよりも、
だれかにおしえていただく謙虚な気持ちが大事

ITは人間を作る!!

改善マインド「習慣を変えることを習慣にする」ポジティブ心理学

2013-03-28 | ポジティブ心理学

キーワード⑧
頭を元気にする

改善マインド「習慣を変えることを習慣にする」

●習慣を壊すことを習慣にする
 習慣とは、いつもと同じ状況で同じことをほとんど努力感なしにすることです。
 今回の「改善マインド」は、「いつもとは違ったことをすることを習慣にすること」のすすめになります。「習慣を壊すことを習慣に」ですから、なんとももったいない話になります。ややしゃれた言葉を使うなら、メタ習慣のすすめです。
なぜこういう一見やっかいな話をするかというと、習慣はいったんできてしまうと、ついつい、現状維持、マンネリになってしまい、状況が変化して、もはやその習慣が妥当でなくとも、相変わらずそのままやり続けてしまうからです。適当なスパンで見直しが必要です。いわば、頭の政権交代のすすめです。

●習慣を変えたほうがよいと判断する時 
一つは、落ち込んだ時こそ、習慣をみつめ直す好機です。
経済が好調なときは、いけいけどんどん、です。気持ちポジティブなとき、あまり深く考えないのと同じです。ところが不況になりました。これまで何の疑問を持たずにしてきたことが、どうして?と誰しもが疑問を持たざるをえません。
心の習慣の見直しも、心が不具合な状態になったときこそできることです。
もう一つは、状況が変わった時です。
 心の習慣を点検するもう一つのチャンスは、あなたを取り巻く状況が変化したときです。 
 卒業、入学、就職、転職、結婚、定年といった定型的な状況の激変が誰にもあります。それを心の習慣を見なおす機会とするのです。
 学校で勉強するときには好ましい頭の活用の習慣も、就職したらとても使い物にならない代物になってしまうことはいくらでもあります。こんなときこそ、改善マインドの発揮です。柔軟に何でも受け入れることからまずは始めてみることです。
 
●改善マインドづくりのコツ
①変える方向をみつける
 これはかなり難しい作業になります。
 大きくは、過去と未来から現在をみる時間的な展望、歴史的な観点が必要です。これによって、状況の表層的な変化の底を流れる本質的な変化を見通すことできます。
 これがないと、改善も、ただばたばたと動き回るだけのことになってしまいます。
 さらに、自分なりの人生物語づくりですね。
 過去の自分を踏まえ、現在の自分の置かれている状況をきちんと認識して、さて将来はどうするということを一貫性のあるストリーとして意識化することです。これがあれば、その方向に心の習慣が向いているかどうかの点検が自分なりにしっかりとできることになります。そして、どう改善すればよいかも見えてきます。
②ともかく変えると新しいものが出てくる
 やや話が抽象的になってしまいました。
 うるさいことを言わずに、自分の今の心の習慣になんとなく不満があったり、これでいいのかなーという気持ちがあるなら、あれこれ「ともかく変えてみる方略」もありだと思います。小さいことでも、ちょっとした創意工夫で変えてみるのです。
・座右の書を思い切って変えてみる
・期間限定で、ネガティブ思考をあえてポジティブ思考に言い換えてみる
 この「ともかく変えてみる方略」の良いところは、心のマンネリを打破できるところです。さらに、そこから①のような改善の方向が見えてくるということも期待できます。

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