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職業選択「専門性にこだわる

2013-06-02 | 教育
専門性にこだわる
職業選択において、資格や専門性にこだわるのは間違いではないのですが、考え方から行動までが限定的になりすぎてしまうリスクがあります。相談者のように、それが病のため挫折してしまったとき、途方にくれてしまうことになります。大海にひとり投げ出されたような状態になってしまいます。今、高校、大学段階で盛んなキャリア教育の一つの問題的でもあります。
でも、あなたの場合、ここは、もう一度、出航した港に戻ってみてはいかがでしょうか。今のお悩みは、あなたのかつての専門性へのこだわりへの回帰のすすめのようにも思えるからです。病という有無を言わせぬ力による不本意な中断だったのですから、無念さもあるはずです。
そこで、美容「師」はだめでも美容関連の仕事は多彩ですので、求職の範囲を少し広げて「美容」に絞り込んで?みてはいかがでしょうか。美容師になろうとして努力したかつての学びを活かせるはずだからです。その中にあなたの適職、いや天職がある可能性が高いと思うからです。
雇用形態へのこだわり、不安もわかりますが、ここは、今一度、適職のほうにだけこだわった転職に挑戦してみてはいかがでしょうか。

●●態度変更」気持ちを元気にするキーワード

2013-06-02 | ポジティブ心理学
元気グッズ 5-5
元気づけ習慣 5-7


幸福感 5-9


散歩 5-11


自己実現 5-14
自信 5-17
自尊心 ない!
勝負5-20
宗教心 5-21
心身一如 5-23
進歩感 5-26


好き 5-30


態度変更
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態度変更「気持ちを元気に6-1

「態度を変えれば気持ちもポジティブになれる」

●世の中の見方、接し方を変える 
 広告宣伝の世界では、関心をもってもらう、良いイメージを形成してもらう、覚えてもらう、そして、買ってもらうことをねらいます。
 これは、心理学の古典的な研究から端を発している態度変容の問題になります。態度変容は、説得とセットになって展開されてきた社会心理学上のかなり大きな問題です。
そこでの話も参考にはしますが、ここでは、態度「変容」という言葉を使わずに、態度「変更」としました。なぜなら、広告宣伝や教育の話ではなく、自分自身で、態度を変更することによって気持ちをポジティブにすることを考えてみたいからです。

●態度ってどんもの
 態度は、社会的な事物に対するあなたの認知、感情、そして行動です。
 たとえば、ある野球チームに対する態度。
  認知: 強い、投打がかみ合っている、―――
  感情: 好き、力強い、がんばってほしい、―――
  行動: 応援に行く、グッズを買う、―――
 この3つの心理的な要素が一体になって、しかも、一貫性を保って、心の中に持続的に存在するのが態度です。
 この態度をあなた自身で変更することで気持ちポジティブにできないかという話です。
 態度などというビッグワードを持ち出してしまいましたが、いわゆる、気持ちの切り替えの話です。たとえば、こんな話になります。
 嫌いな政党に対する気持ちを切り替える
 腹立たしいニュースに対する気持ちを切り替える
 嫌いな上司に対する気持ちを切り替える

●気持ちをポジティブにするための態度変更のコツ
①態度に固執しない 
 態度の面倒なのは、というよりおもしろいところは、それが正しいかどうか、妥当であるかどうかは問題としないところです。あなたが正しいと信じているにすぎないのです。
あるチームに対するあなたの態度と、あなたの友達のそれとを比較して、どっちがどう、ということはありません。
 まず、そのことの認識をしっかりと持ってください。それがないと、頑なに自分の態度に固執することになります。態度変更ができにくくなります。態度は、ひとたび形成されてしまうと、それを変更させるのが、なかなか大変なだけに、この認識は、基本になります。
②態度は、3つの要素のいずれかを変えると他も変わる
 たとえば、嫌いな上司。
 嫌いは、感情です。そして、上司に対する見方(認識)もネガティブになりますし、あなたの上司に対する行動も、攻撃的になったり、逃避的になったりします。
 まさに三位一体で、上司への態度が形成されています。
 ほっておけば、いつまでの上司とあなたの関係は変わりません。ずっとネガティブなままです。
 そこで、一つのコツは、感情、認知、行動の三位一体を分離するのです。どれか一つをポジティブなものに変えられないかを考えてみるのです。
 「その上司、結構、仕事ができるではないか、見直した」(認知の変更)
 「飲み会で、親しく話してみた」(行動の変更)
 こんなことがきっかけで。感情が変わることとを期待するのです。一つが変わると他も変わる。これが三位一体の意味なのです。
③一番、変えやすいのは、行動
 態度は、マスコミやうわさなどの情報からも簡単に形成されます。そして、ひとたび形成されると、そういう目でみて、好き嫌いの感情をいだき、そして、接近したり敬遠したりします。
 それを変更するのに一番効果があるのは、なまに触れる回数を増やすことだと思います。
評判が悪くて嫌いな上司に、なまで接触する、それも回数を多めに接触してみることです。もちろん、ますます嫌いになってしまうリスクはありますが、もし、あなたの態度が情報やうわさで形成されているなら、ぜひ、この「なまでの多めの接触」を心がけてみてください。