華やかさ
見るだけでも心うきうき
●ヘンデルの音楽に触発された
1時間の通勤ドライブの途中、雑多なCDをとっかえひっかえ聞いています。そんなある日、心が自然にうきうきするようなクラシックに出くわしました。Handel(ヘンデル)の音楽でした。
広辞苑によると、ヘンデルの音楽は、和声的で単純明快とのこと。和声的の意味は音楽音痴の自分には不明ですが、単純明快な曲の醸し出す雰囲気の華やかさは十分に感じとることができました。これが、華やかさを取り上げた理由です。
ところで、音楽と気分の関係はよく知られています。どういう音楽が心を元気にしてくれるかもかなりわかっています。
こうした研究は、音楽心理学の分野で行われています。ここでは、音楽と気分、華やかさの話は、これくらいにして、一般的に、華やかさと心の元気について考えてみたいと思います。
● 華やかさの心理
何が華やかさを醸し出しているのでしょうか。分野によって違うところがありますが、一般的なものを思いつくままにあげてみます。
・ 明るい
・ 美しい
・ 積極的
・ 動きがある
・ 快活
・ 緊張感がある
・ 豊か
・ 周りから際立っている
音楽、人、環境の分野でそれぞれ具体的に考えてみてください。
いずれも、それを目にする、あるいは、ふれることで気持ちうきうき、ポジティブになれます。
● 華やかさを活かすコツ
① 華やかな人間になる
自分自身、華やかになれたら、言うことなしです。しかし、これには、氏と育ちがありますから、さて、これから華やか人間に、と決断してもそう簡単にはいきません。
それでも、さきほど挙げた華やかさの特性を身につける努力をしてみるのは、無駄ではないかもしれません。結果は出なくとも、その努力している姿が華やかさを醸し出すかもしれません(笑い)。
② 華やかのものにふれる機会を増やす
もう一つは、華やかなものに触れる機会を増やすのもありです。一流どころ、本物、ハレ舞台に積極的に出かけてみることで、そこにある華やかさで心を元気にしてみるのです。それによって、その華やかさを少しでも自分のものにできれば言うことなしです。
余談になりますが、女4人姉妹兄ひとりで育ってきた妻と結婚していろいろびっくりしたことがありますが、その中でも、家のあれこれの色彩の華やかさがあります。それまで、女は母一人。あとは男ばかり。家の中に色がありませんでした。灰色一色という感じでした。それが、衣類だけでなく食器からカーテン、カーペットまで実に色彩豊かな新婚家庭になりました。昔昔の話です。笑い
色は、華やかさの演出には欠かせませんね。
③ 華やかさもほどほどに
いつもいつも華やかも疲れます。
頻度で言うなら、1月に1度くらいの華やかさがちょうどよいところかもしれません。その華やかさを目指して1月を頑張るくらいのところですね。
さらに、程度で言うなら、お祭りやハレの舞台や都会の華やかさを最大級の華やかさだとするなら、お化粧やおしゃれあたりが普通の華やかさでしょうか。
頻度と程度を掛け合わせたところに「ほどほどの」華やかさを求めるのがよさそうです。