2部 頭を元気にするキーワード
ふつふつと思いが湧いてくる
楽しい思い出 あかるい未来 空想の世界に遊ぶ
時間を忘れる どんどんうまくなる
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
あ
あるがまま 8-4
い
いいかげん 8-8
お
オープンマインド8-13
おもしろさ 8-18
か
改善マインド 8-23
回想 8-26
き
希望 9-1
逆境 9-9
く
クイズ9-14
空想
クリティカル・シンキング 9-20
け
計画PDCA 9-24
元気づけ本 9-28
け
研究心 10-3
こ
向学心10-9
好奇心10-14
根気10-17
し
資格10-30
思考習慣 11-6
思考転換 11-11
自己主張11-17
質問11-21
使命感
常識12-5
上達12-9
趣味12-11
賞 12-15
真善美12-18
信念12-20
新聞12-27
す
素直
素直「頭を元気に
「素直な心は学びを加速する」
●教えると反発する
なかなかよくできるですが、あれこれと教えると、なにかと反発したり、文句を言い立てる学生がいます。教える側からすると、ストレスフルです。できれば、もうちょっと素直になってくれれば、もっと伸びることができるのになーとの思いがあります。
素直でない/素直であることは、性格特性の一つでもありますから、根本から治すのは無理がありますが、それでも、素直であることが自分にとってメリットがあることがわかれば、「学びの態度」としてーーそれ以外ではともかくとしてーー身につけることができるのではないかと思い、ここに取り上げてみました。
こんなコメントをメンタルトレーナー高畑好秀ブログで見つけました。
「素直さはいつまでも持っていたいですよね。人は素直さを忘れてはいけないと思いますね。大人になってくると少しずつ減ってきているような気がします。これからも自分の心に素直さを持っていたいです。」
●素直な心と批判精神
若者なら、批判精神は、その人の成熟した心づくりのためだけでなく、民主的で活気のある社会を維持するためにも、極めて大切にしなければならないものの一つです。言われたことをまるごと素直に受け止めてばかりでは、人も社会も進歩がありません。
それでも、学びにおいて、素直さは、学びの効率を高めます。
「なぜ、ため口はいけなのですか」「なぜ、そこでお礼をいわなくてはいけないのですか」「なぜ、そこまでする必要があるのですか」「なぜ、そんなことまで知らないといけないのですか」などなどと反発していては、どうにもなりませんね。素直な学びの心が必要とされます。
反発ばかり、批判ばかりしていると、教える側も、面倒になって、勝手にしたら、となってしまいます。そして、はれものにさわるがごとく扱われることになってしまいます。対人関係も悪くなってしまうかもしれません。
これでは、元も子もありません。
●素直な心は子どもの心
ここでイメージする素直さは、子どもの素直さです。
子どもは大人言うことをおおむね素直に聞きます。しかし、時には、それを受け付けない頑固さもあります。TPOに応じて、概ね、素直7、反発3くらいを使い分けながら、成長していきます。
ここでも、ちょうど、こんなイメージでの素直さのすすめをしてみたいのです。
● 素直な学びができるようにするコツ
① 学びはじめは徹底して素直に
新入社員研修や入学直後のオリエンテーションでは、誰しもが素直に講師の話を聞きます。聞かないとついていけないという不安がそうさせているところもありますが、ともかく新しい知識ばかりですから、なにがなんでも頭に取り込んでおかないと、後々困るからです。
何が何やらわけがわからない段階での知識の取り込みは、なかなか大変です。箪笥がないのに、たくさんの衣類を買って部屋中に散らかってしまうような状態です。でもこの段階を経ないと、どんな知識の箪笥を用意して、あれこれの知識をどこに何をいれたらよいか、見当がつきません。
提供された知識を素直に、ともかく、取り込むことが、先決です。
②批判は、しばらくは自分の中に閉じ込めておく
では、いつ頃から批判的学びをすればよいのでしょうか。
一つの目安は、自分から学びたいという気持ち、あるいは、知的好奇心が発生した頃だと思います。
この段階にくると、「もっと知りたい」「どうして?」というポジティブな頭の働きとともに、あれこれ、批判的なところにも目がいくようになります。これが健全で力強い学びになります。
しかし、ここでも、批判的な態度や言動は、まだ慎んだほうが無難です。
批判したいことのなかに、まずは自らが学ぶべき貴重なものがあるからです。安易に批判を外にだしてしまうと、余計な気づかいをしないといけなくなります。そして、それが学びの妨害になってしまう恐れがあります。
③ 教えてもらえたことに感謝の心を示す
何事であれ、教えてもらえることは助かります。
助けてもらったら感謝するのが当たり前です。
素直に学び、素直に感謝する。
これが、自分も周りも元気にすることにつながりますし、次の学びをより芳醇なものにします。