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2014-01-22 | 教育

2011年6月9日更新

職場の人間関係の悩み

相談者:不動産管理会社事務/29歳/女性

上司からセクハラ紛いのことをされています。

悩み:
はじめまして、宜しくお願いします。私は不動産管理会社で事務を5年ほどやっています。

ここ1年くらいの出来事なのですが、50代の上司にセクハラの紛いのことをされています。
セクハラと言っても、体を触られたりとかそういうことではなく、「言葉のセクハラ」といった感じです。例えば、仕事の説明時に必要もないのに卑猥な言葉で形容してみたり、私の耳元だけで卑猥なことを言ったりしてきます。

正直気持ち悪くて仕方がありません。しかし、この上司とは仕事の連携が多くまったく話をしないということもできません。しかも私は内気な性格なので、きっぱりやめてほしいと断ることもできず、苦笑いをすることしかできません。(その苦笑いがどうやら照れている…と受け取られているようですが…。)
この上司以外の職場の雰囲気は非常に良く仕事を変えることはしたくないので、対応方法を教えていただけないでしょうか。








この相談には海保博之カウンセラーがズバリ答えます!

お答えします。

●「セクハラとは、女性が不快に感じる性的な言動のこと」
こういう定義があるそうです。
上司のそのセクハラは、あなたとの親密な関係をとりたいがとれないためのうっくつした表現ではないかと思います。敵意や攻撃よりはまし、「がまんがまん」と、言ってしまって終わりとしたいところですが、これでは、「男性」回答者の月並み、いや、ジェンダーバイアスのかかった共感性ゼロの回答になってしまいますので、がんばって回答します。

●一般的なセクハラ対応
 セクハラへの一般的な対応としては、大きく、次の3つがあると思います。
① 訴える(正攻法)
 法律や社内規定(あればの話ですが)に従って、しかるべきところへ訴えることです。
② セクハラ宣言をする(反撃法)
あなたの不快な気持ちをそのたびごとにはっきりと相手に示すことです。
③ 軽くいなす(そらし法)
もっともスキルが必要な対応です。ユーモア対応、笑い飛ばす、オウム返し、聞き返し、無視など。
  職場の雰囲気が「非常に良い」とのことですので、できれば、「そらし法」でいきたいところです。
今、ネットで「セクハラへの対応」で検索してみたところ、ありました。なるほどというような機知に富んだ?対応がたくさん披露されています。ぜひ、あなたにもできそうな「そらし」を見つけてください。それが、一般的な対人関係スキルの改善にもつながるかもしれません。「災い転じて福となす」になるといいですね。

●ちょっと気になること
 3つほどあります。
 一つは、あなたの対応です。
男からすると、あなたの苦笑や恥ずかしそうな表情などが、かわいらしく純情に思えて、余計につけあがってしまうところがあるように思います。やはり、早めに、あなたの不快な思いをはっきりと相手に伝えるようにしたほうがよいと思います。ここ一番の反撃法もあってよいかもしれません。
もう一つは、ここ1年くらい、というのが少し気になります。
50歳上司、男として微妙な年齢です。先をみると男としての自信が揺らぎ始める時期、しかし、周りを支配したい気持ちは強まるばかり。家庭的にも孤立しがち、難しい問題を抱える時期でもあります。そんな上司に対して、気持ちの上ではーー「仕事の上」ではなくーー、哀れみのようなものを持つと、たとえ上司であっても、あなたのほうが優位に立てる、そして余裕のある対応ができる、ということもあるように思います。
3つ目。あなたの周りの方々についてです。
雰囲気がよいとのことです。ということは、周りにたくさんの話し相手もいるということですよね。あなたのこの困りごと、軽く(?)周りにオープンにしてしまうわけにはいきませんか。うまくすると、それが間接的にその上司に伝わることもありえますし、味方にもなっていただけるかもしれません。一人で抱え込まないで、できたら、周りーーそれも同性がいればなお良いーーの助けも借りるのもありです。





一般女性とーーー

2014-01-22 | わかりやすい表現
一般女性とーーー

芸能人の人が、芸能人でない人と結婚すると[一般女性][一般男性]となる。
不思議な名称だと思うし、なにやら差別的なニュアンスを感じてしまう。[私は、れっきとした職業をもっているのです]といいたくならないのかなー



「自分の性格があまり好きではないのですが、性格は変えることができますか]心理学ってどんなもの

2014-01-22 | 認知心理学
Q1・7「自分の性格があまり好きではないのですが、性格は変えることができますか」---性格改造  

「もっと頭が良くなりたい」「もっと集中できるようになりたい」「もっと人に好かれる性格を身につけたい」などなど、性格に限らず、自分の心を変えたいという気持ちは誰にもあります。  

その気持ちが向上心につながります。ただし、図にあるように、なりたい自分が今の自分よりもちょっと先にあるくらいなら結構なのですが、それが、あまりにかけ離れているときは、好ましい状態とは言えません。  

高校生くらいの年頃には、自分に最も厳しくなる時期です。そして、それに反比例して、なりたい自分がずっと高いところに置かれる時期でもあります。したがって、心穏やかならざる日々、悩み多き時を送ることになります。  

その体験は貴重です。逃げたりせずにじっくりと味わってみることです。


人生訓めいた話になってしまいました。年寄りの悪いところです。性格を変えたいという話に戻ります。  

まず最初に申し上げたいことは、自分の性格を変える努力以前に、自分の性格を知ることが先決ということです。自己認識がきちんとできれようになれば、 性格を変えたいというその気持ちさえ消失してしまうことがあります。この点については、「心の実験室」で考えてみてださい。  

さて次は、性格を変えられるかという質問に答えたいと思います。  

一口に性格といっても、ほとんど生まれつき決まっている気質から、ある社会的な役割を長年果たしているうちに身につけた役割性格まであります。  気質を変えることはまず不可能ですが、役割性格なら、役割を変えれば/変われば、それにふさわしい新たな役割性格を作り出せます。  問題は、気質と役割性格の中間にある「性格」が変えられるかどうかです。  

結論を先に言うなら、「Yes ,but--」となります。なぜ、「but」なのでしょうか。  

手元に「人格改造! 都市に増殖する闇のネットワーク”自己開発セミナー”」(二澤雅喜著、JICCブックレット)なる小冊子があります。その表紙の言葉を摘記してみます。  

「”違う自分になりたい”と願う”普通の人々”が泣き喚き、踊り狂い抱  き合って絶叫する!---人はいかに”洗脳”されていくか---」  これほどにまでしてあなたは自分を変えたいと思いますか。しかも、料金は万円単位です。

いきなりこの小冊子を紹介したのは、性格を変えることはできるのですが、ここまでやるのはやりすぎということを言いたかったからです。  
お化粧をして外見を変えるのとは違います。心は全体が一つになった統一体です。表面のある部分だけを突出して急に変えても、他の深層の部分がそれに伴って変われません。「3泊4日のセミナーで」はいかにも乱暴です。心(自我)の崩壊をきたすか、すぐに元に戻ってしまうかです。  心を変える/変えたいときには、次の4つの配慮は必須です。  

・じっくりと時間をかけて徐々に  
・全体に目配りをして  ・自分なりに納得できるやり方で  
・過去の自分との一貫性を保つようにして  

どうしても、人の助けが必要なら、カウンセラーのもとを訪ねることを勧めます。心の穏やかな「改造」策のヒントを与えてくれるはずです。

********* 心の実験室「自分の性格を知るくせを知る」******
1)あなたの性格を5つの短い言葉で表現するとすると、どうなりますか?   ・     ・     ・     ・     ・

2)その言葉の内   長所と言えるようなものは--->   
           短所と言えるようなものは--->
「解説」  
自分のことは自分が一番よく知っているように思いがちですが、実は、意外にそうではありません。すらすらと自分の性格を適切に表現する言葉がでてきましたか。結構、とまどったのではないでしょうか。そのとまどいをもたらしたのは、次の2つです。  

一つは、あなたの性格認識の鈍さです。  

もう一つは、仮に、性格認識が正確であったとしても、それを適切に表現する言葉が見つからならかったからです。  

この2つは、実は密接に関係しています。性格を表現する語彙の貧弱さは、性格の認識を鈍くさせます。言葉は認識のための強力な道具なのです。性格心理学を勉強すると、性格を記述する語彙が豊富になり、それに伴って自分の性格認識も正確になってきます。  

関係してもう一言。青年期の自己認識は、自分に厳しいのが特徴です。2)では、短所のほうが多くなっていませんでしたか。  

こうした性格認識のくせを知っておくと、よりまっとうな自分を知ることができるようになります。自分をきちんと知ることは、なりたい自分をつくっていくためにも、極めて大切なことです。










山本文緒「きっと君は泣く

2014-01-22 | 心の体験的日記
山本文緒「きっと君は泣く」

おすすめ本というわけではないが、
ついつい最後までよんでしまった
女ってへーこんなことを考えているだー
ということが随所に
最近、賞作家、女性が多いのは、
審査員に男性が多いからではないかなー 笑い