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寒い!!

2014-01-06 | 心の体験的日記
エアコン29度
全然温かくない
相当に冷え込んでいるのかも
こたつに移動
からだ全体をこたつに入れてのひとねりが
一番の楽しみ
では、出勤前にひとねりの極楽に入ります


25歳からのお仕事クリニック

2014-01-06 | 教育

毎日、早出残業に心も体もついていけません
はじめまして。 私は生命保険会社で営業を5年ほどやっています。

生命保険の営業は大変です。 朝早くから営業所に出勤し、その日の訪問先の資料を作成・収集しお客様を訪問。 営業所に戻ると、翌日以降の訪問先に向け電話を入れたり、上司への報告資料を作成したり…。 ふと時間を見ると、自分だけが営業所に残って残業していたなんていうことも少なくはありません。 それでも、翌朝はまた早くから出勤しなくてはなりません。 時には、お客様からいきなり呼びだされることもありました。 突然の訃報で、保険金の支払いに向けた手続き等です。

営業職といっても、単にモノを売り歩くのではなく、保険という商品は、人と人とをつなぐもの。 それゆえに様々なことをしなくてはならない仕事なのです。

比較的体力があった時は、それでもどうにかこなせていたように思いますが、最近では、極端に疲れ果ててしまうこともしばしばです。 仕事は嫌いではないのですが、体がついていけないような気がしています。

私よりも年齢が上の方も多数いるのですが、どのようにされているのかよくわからないのが実情です。 どうすればいいのでしょうか?

生命保険会社 営業/30歳/女性








ココロ全体
の悩み
A
この相談には海保博之カウンセラーがズバリ答えます!

体の問題より心の問題です。このまま続けると心が壊れます。
力を抜いて、ワークとライフのバランスをとってください。


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お答えします。

●うつ病コースまっしぐらです

5年間、たぶん、夢中でお仕事に打ち込んでこられたのだと思います。 その結果としての心身、とりわけ心の疲れが出てきているのだと思います。

体がついていけないのではなく、心がついていけないという状態です。 このままの状態を続けるのは、極めて危険です。うつ病コースまっしぐらだからです。

●完璧主義の罠

何事も完璧にやろうと思えば際限がありません。 でもそうしないと気がすまない人がいます。 完璧主義者と呼ばれる方々です。 あなたもその一人と推察します。 こういう方々が仕事の質を高めているのですから、会社や顧客にとってはこれほどありがたいことはないのですが、しかし、完璧に仕事をする(せねばと思う)当人にとっては厳しいものがあります。

とりわけ、あなたのお仕事のように人相手の仕事の世界で、完璧主義者的なやり方をしようとすると、他の人なら手を抜く、あるいは気がつかないことも完璧にやろうとします。 顧客はきまぐれですから、その気まぐれにあなたが完璧に対応しようとすると、仕事が増える(増やしてしまう)ことなります。 ストレスもどんどんたまります。 「体がついていけないような気」は、「体」ではなく「心」にストレスがたまり頂点に達しているシグナルです。

●いくつかの処方箋

「短期的処方箋」

①勤務時間を厳守する(残業はしない)

あれもこれも完璧にやろうとすれば時間がいくらあっても足りません。 早出残業続きになってしまいます。 まずは外側から仕事に制約を課してみることをおすすめします。 「そんなこといっても仕事が終わらないのに……」、という不安をふっきる決断が必要です。

とりあえず、週2日、曜日限定の残業なしデーは無理ですか。 有給休暇も最大限に活用してみるようにしてください。 心の危険ゾーンに入っていることをしっかり認識してください。

②案件の優先順位をつける

勤務時間厳守の制約を受け入れれば、当然、何を優先的にやるべきかを考えざるをえません。 大事なことから片をつけていくようにするのです。 あとまわしにしても、あるいは、時にはほっておいてもあまり問題が起こらない(解決してしまう)ものが見えてくるはずです。

③一人ですべてをやろうとしない(お互いさまの仕事友達を作る)

職場の雰囲気は競争的なのでしょうか。 あるいは、孤立しているのでしょうか。 もし仲間を作れる雰囲気があれば、仕事を少しでも分け合うようにできませんか。 というより、まずはあなたが周りの方々の仕事を少し助けてあげるように心がけてみたらどうでしょうか。 それがお互いさま意識となり、あなたの急場を助けてくれるものにもなると思います。

④ストレス管理についての知識を仕入れる

ネット上にたくさんあります。 参考になるものもあるはずです。 知は力です。 「ストレス」以外に、「感情労働」「燃え尽き症候群」「うつ傾向」などをキーワードにして検索して、知識を豊富にして、その中からあなたに有効なものを実践してみてください。


「中長期的処方箋」

①生活を楽しむほうに軸足を移す

仕事一筋の5年間。 自分をほめてあげるためのあれこれを考えてみたらいかがですか。
高額の買い物をしたり、海外旅行などをするのです。 あるいは、親孝行をする、友人との付き合いをもっと活発にするのです。 生活を楽しむほうに時間とお金を使うようにしたらどうでしょうか。

②将来、どうしたいのかを考えてみて、その方向に少しずつ動いてみる

今にとらわれないで、5年、10年先の自分設計をしてみてください。 日常的な仕事の多忙さに追われて、自分が見えなくなっているようなところはありませんか。 未来から今の自分を見つめ直してみると、今のそのがんばりの意味が見えてくることもあるように思います。 そして、その方向に少しでも動き出してみたらどうでしょうか。

心理学とはどういう学問ですか

2014-01-06 | 認知心理学
●心理学とはどういう学問ですか  

心理学の目的は、心と行動についての法則を、科学的な方法論に従って見つけ出すことです。  頭だけを使って(思弁で)心を考えるのが哲学であるのに対して、データに基づいて心と行動を考えるのが心理学です。  そのためには、データの集め方、データから法則を引き出す推論の仕方を学ぶ必要があります。ここのところは、物理学や生物学などの自然科学と同じです。  ただ、最近になって科学として心と行動を解明することに加えて、心のケアへの貢献という実践的な課題への社会的な要請が強くなってきています。医学と同じように、基礎と臨床との両方が心理学に求められるようになってきています。

●今、人間の心はどこまで解明されているのですか
アリストテレス(364B.C.-322B.C.)が今生き返って、心理学の概論書を読んでも理解にさほどの困難を感じないであろうと述べた心理学者がいます。つまり、2000余年の間---現代心理学の歴史は100年余の歴史しかありませんが---心の科学が進歩しなかったというわけです。  確かにそういうところもあるのは否定しません。 「古い酒を新しい皮袋に入れる」、つまり、古い問題を新しい観点から捉え直してみる、というようなテーマが営々と研究されてきました。意識の問題や遺伝・環境問題などなどです。このあたりは、新しい皮袋が見つかるたびに、問題がリセットされますので、またあの問題ということになります。  しかし、個別のテーマでは、着実に進歩しています。とりわけ、脳と心の関係については、脳計測の技術の進歩によって、かなりのところまでわかってきました。また、心のついてのさまざまな誤った考え方や偏見を正すのにも貢献してきました。さらに、心のケアにも有効な技術が考案されてきました。  ただ、心は開放系です。限定した領域を設定できないため、研究すればするほどますますわからなくなるようなところがありますし、あらたなテーマが生まれてくるようなところもあります。多分、心理学の研究は、こんな形で永遠に続くのではないでしょうか。

●実験心理学というのがありますが、心理学の研究はどのように行なわれているのですか
心理学の研究方法には大きく分けると、実験法、調査法、観察法があります。実験心理学という名称は、実験法によって心を研究する心理学ということになりますが、伝統的に、感覚知覚や動物生理の領域での研究を意味しています。しかし、この名称もだんだん領域名称に変わってきています。  3つの研究方法に共通しているのは、データです。データの集め方が実験か、調査か、観察かという違いです。  実験法は、実験室で実験者が用意した刺激に対して見えたか見えないかを聞いたりして、その正誤数を測ったりします。調査法は、たくさんの質問を用意して、たくさんの人に答えてもらい、それぞれの項目の選択率などを計算します。観察法は、ある場面で人がどのようにふるまうかをチェックします。  いずれも、集めたデータを解析して仮説が検証できるかどうかを、もっぱら統計的に吟味します。ここのところで、多少、数学的な知識が>要求されますが、実際の計算は、今は、コンピュータがやってくれますので、楽になりました。