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仕事日記をつけよう」その3

2014-01-11 | 教育

「何でも書くだけ」で仕事がうまくいく!

頭の中のコビト=メタ認知力が問題を解決してくれる
(本文)
 報告書やら会議資料やら企画書づくり……。あと、取引先にアポイントの電話も入れなくちゃ。打ち合わせも午後から1件入っていたな。
 とにかくやらなくちゃ。
 でも、なんとなく気が進まない。
 とりあえず、パソコンのデスクトップの整理から始めよう。
 と思ったら、課長から「あの企画書、いつまで待たせるつもり?」と言われてしまい、冷や汗。
 いったい、何から手をつければいいんだろう。どう考えても終わりそうにない。ああ、どうしよう。
 今週末は、久しぶりに子どもとゆっくりできると思ったのに……。仕事が一段落したら、しっかり休もう。

 誰にだってありますよね、仕事がうまく回らなくて泣きたくなるような一日が。
 けれど、こんな日が「たまたま」ではなく、「しょっちゅう」だったとしたら……。

 それは、あなたの「頭の中のコビト」が、まだまだ成長途上だからかもしれません。

「ん!? コビト? そんなものはいない!」とビックリした人もいるかもしれませんね。
 でも、いるんです。
 もちろん、本物のコビトが住んでいるわけではありません。
 私たちの頭の中には、感情や知識、行動をコントロールする、ホムンクルス(もう一人の自分)が存在しています。
 頭の中にもう一人の自分がいて、あなたを監視したりコントロールしたりする。
 こんな意識や実感を「メタ認知」と呼びます。
 このコビトは、
「この仕事は難易度が高いから、もっと集中しないとできないんじゃないの?」
「今すぐ取り掛からないと、マズいことになるよ」
 と私たちにツッコミを入れ、行動や判断を正しいほうへと導いてくれる、司令塔の役割を担っています。

 仕事を先延ばしにする、締め切りに遅れる、仕事が遅れてプライベートが充実させられないなど、自己管理能力が不足している人は、頭の中のコビトがツッコミを入れられるほど成熟しておらず、メタ認知力がうまく機能していません。
 だから、「できるはず」とあて推量で仕事を進め、事態が深刻になってから慌てて対処しようとして、ミスを犯すのです。

 では、メタ認知力を高め、あらゆる仕事の問題を解決するにはどうしたらいいか。
 それが「仕事日記」をつけることなのです。

 仕事日記をつけ始めると、メタ認知力が、しっかり機能するようになります。

 仕事を中心としながらも、恋愛、お金、家庭、事実や感情、成功や失敗を織り交ぜながら、「いま、自分が一番気になっていること」を何でも書いてみる。

 そのことで自分自身の客観化や深い自己洞察ができ、本当の意味で「自分を知る」ことができます。
 仕事に関係ないことを書くのも、自分についての情報量をできるだけ増やしていくためです。「夫婦喧嘩をすると落ち込んで、1日使い物にならなくなる」「休日出勤すると週前半の作業効率が落ちる」など、仕事とプライベートは切っても切り離せない関係にあります。
 これを続けていけば、それまでロクなアドバイスをくれなかった頭の中のコビトが、あなたの感情や行動にブレーキをかけたり、励ましたりしてくれるようになるのです。

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2014-01-11 | Weblog

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データとエビデンス」名言の心理学

2014-01-11 | 名言の心理学

データを分析すれば、適切な意思決定を行うための判断材料を生み出せる上、新しい市場や見えなかったニーズ、未来に向けた戦略など、これまで成し得なかったビジネスへの進化を起こすことも可能です。
(安田誠)
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最近、エビデンス・ベースなることばがあちこちで言われるようになった。
心理学は、すでに1世紀以上にわたり、データに基づいた心の科学的知見を積み上げてきているので、エビデンス・ベースなる言葉にあまり新規さを感じることはない。それでも、ときおり、臨床心理学もエビデンス・ベースでといった言説をみることもある。

やや注意が必要なのは、データとエビデンス(証拠)なることばのニュアンスの違いである。
データよりエビデンスのほうが、明らかに重い。エビデンスはもはや動かしがたい真実、データは真実性を担保する有力だが決定的ではない、という違いである。

データ・ベースの推論を助けるのが統計学
エビデンス・ベースで動くのが裁判所である。