心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
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危ない、危ない!

2018-07-19 | 安全、安心、
補聴器をつけたままシャワーを浴びてしまった。
たまたま頭にはシャワーをしなかったので、事なきをえた。
前は、つけたまま顔を洗い、洗面台に落としてしまった。

装着時間が長くなると装着していることを完全に忘れてしまうのだ。

洗面所の鏡とお風呂の入り口に、「補聴器なし確認」の張り紙をした。

なにしろ1月の月給くらいの値段なのだ。
落としたら、壊したら、買い替えはもうできない。
もっとも、1年くらいは保証があったと思うのだが。

●実体験欠乏症

2018-07-19 | 心理学辞典

●実体験欠乏症
情報伝達のメディアの目覚しい発展ぶりが、間接体験による学習の領域を異常なまでに拡大してしまい、自らの手足を使っての実体験による学習の領分が極端に縮小してしまった。杉原一昭は、「物理学の高度な知識を振り回す子供」「実物の牛の大きさの感覚のない子供」「みたて遊びのできない子供」などを紹介し、彼らにおけるモノと接続しないことばの世界の肥大が、実体験欠乏症の一つの特徴であるとしている。

一方、大平健は、軽い精神的不調を訴える患者に特徴的に見られる、一流のモノへの異常なまでのこだわり(モノについて語らせると、とめどないので「モノ語り」と呼ぶ)に注目している。子供の極端なことばへの傾斜と、青年のこれまた、極端なモノへの傾斜とは、実体験欠乏という盾の両面にある現象のように見える。

第4 思考管理不全と心理安全工学 「考えてはやり、やっては考える。これが仕事を覚える王道」

2018-07-19 | 安全、安心、
第4 思考管理不全と心理安全工学
「考えてはやり、やっては考える。これが仕事を覚える王道」

●はじめに
 人間の最も高次の知的活動である思考には、コンピュータのような厳格で信頼性の高い側面もある一方では、独断、偏見、思い込みなどなど「高次」とはほど遠い側面もある。後者はとりわけ、エラー、事故に深く関係している。高次であるだけに、意識的な自己管理が可能な領域であるが、外部からの管理支援も大事である。

●思考を現実と論理でチェックする---思考結果のチェック支援
 思考は頭の中の仮想世界で自由自在に展開できる。宇宙に思いをはせることもできるし、これから起こるであろうことを予測してみることもできる。
 しかし、自由自在な思考も、人が現実の中で生きている限り、思考の結果については、厳しい現実によるチェックと論理によるチェックを受けることになる。
 このチェックを自分でするのが思考の自己管理、他者がするのが思考の他者管理になる。
 しかし、いずれの管理も、なかなか思い通りにはいかない。
 「理屈ではそうだが、現実はそうはいかない」の殺し文句?にもあるように、現実チェックと真理性チェックとが時には葛藤してしまうこともあったり、そもそもチェック機構がうまく働かないこともある。そこをどうするかが、今回の考えどころとなる。

●思考結果をクリティカルに吟味する---論理性チェック支援
 クリティカル思考(ゼックミスタら「クリティカル・シンキング」北大路書房)という研究領域がある。自分の思考結果が、適切であるか(適切性)、真実か(真実性)、どれくらい確からしいか(蓋然性)を考える(メタ認知する)ための方策を研究する領域である。
 彼らによると、クリティカル思考ができるようになるには、まずは、次の10の心がけ(態度)が必要とされている。
  知的好奇心、客観性、開かれた心、柔軟性、
知的懐疑心、
  知的誠実さ、論理性、追及心、決断力、寛容性
 もちろん、心がけだけでは充分ではない。思考結果を吟味する3つの観点(適切性、真実性、蓋然性)とはどんなことかを知ることが最も大事になる。それを訓練するのが、クリティカル思考のねらいである。
 たとえば、「線路に置いてあった工具をはね飛ばして列車が脱線したという事実があったとき、この列車の脱線の原因はと問われたらあなたはどう答えるか」。10の心がけを念頭において、考えてみてほしい。
 「うっかり、作業員が工具をしまい忘れたのだろう」と結論づけて満足してしまうようだと、クリティカル思考にはならない。


●現実に誘導された思考こそクリティカル思考にかける---ヒューリスティック思考チェック支援
 エラー、事故が想定される現場で、いかにクリティカル思考が大切だからといって、10分も1時間もかけてじっくりと思考をするというわけにはいかない。
 現場の時間進行と思考の時間進行とが同期しないと(時定数の一致)、せっかくの思考結果もまったく無駄になってしまう。
 となると、誤るリスクはあっても、その時その場で「とりあえずの解答」を出してみるという思考方略---ヒューリスティック思考と呼ぶ---が求められることになる。
 ヒューリスティック思考の特徴は次の3点にまとめられる。
① 思考に使う認知的コストが低い
② 論理的には誤っていても、その時その場では妥当なことが多い
③ その時その場にある手がかりと、それに駆動され活性化された頭の中の知識が思考に使われる
 「しまい忘れ工具が脱線原因」としてしまう推論も、ヒューリスティックス思考の結果と言える。「工具--脱線させる原因になる--作業に使う--しまい忘れ」は、誰しもがすぐに思いつく、おおむねその時その場での妥当な結論の一つではある。
 しかし、「その工具が、脱線させる原因にはなりえないものだったら」とか、「その工具でするべき仕事がしてなかったら」というように、さらに思いをめぐらすのが、クリティカル思考である。
 クリティカル思考がなされないと、とりあえず出した(思いついた)一つの可能性が、最終的な結論として固着してしまう。そこに、ヒューリスティック思考のリスクがある。

●思考の固着に要注意---思考の固着認識支援
 思考の固着とは、思考の方略も結論もいつもワンパターン、しかもそれが正しいものと信じ込んでしまうというものである。
 クリティカル思考とは正反対の思考の癖であるが、人のヒューリスティック思考に内在する構造的な癖とも言えるところがあるので、充分な注意が必要である。
 思考の固着をもたらす条件には、外部条件と内部条件とがある。
① 外部条件その1;思考を駆動する手がかりが顕著(手がかり固着)
 「工具」があまりに際立っているため、他の可能性に
がいかなくなってしまうようなケースである。
② 外部条件その2;速く答えが求められる(解答固着)
 事態が急速に進展してしまう状況では、今どうするが最重要課題になる。時間ストレスが強いとその時思いついた解答にしがみつくことで安心してしまいがちである。
③ 内部条件その1;同じ思考方略ばかり使っている(方略固着)
  同じ状況での仕事は同じ考え方ばかりを使うことになる。状況が大きく変化したときも、前の状況でうまくいっていた思考方略を使ってしまう。
④内部条件その2;その時活性化している知識しか使わない(知識固着)
  状況がきちんとつかめないとき、ちょっとした手がかりに触発されて活性化している知識だけを使って状況を解釈する仮説---メンタルモデルと呼ぶ---を立てて、その枠組の中でしか状況を解釈しない。かくして、思い込みエラーが発生することになる。

●思考の固着から脱却する---思考の固着脱却支援
 思考の固着が人の癖であることの認識をきちんと持つことがまずは大切になる。
 その上で、思考の固着から抜け出るための具体的な方策を取ることになる。
① クリティカル思考をする
    時間ストレスがないときには、有効である。
② 現場を一時的に離脱してみる
 手がかり固着から逃れるには、一時的に現場から物理的に離れてみることも有効である。1mの距離では見えなかったものが、5m離れると見えることもある。
③ 時的に判断停止(エポケ)、行為停止をしてみる
    何が何やらわけがわからない状態のときには、思い付きのへたな状況対応をすると、ますます状況が悪くなることがある。そんなときは、ともかく何もしない、何も考えないという方策もあってよい。
④ 人の助けを借りる
    思考は自分の頭の中で起こる。だから固着も起こる。そこで、周囲に仲間がいるなら、自分の思考結果を口に出して相談してみる。共同思考である。

「コラム」危険予知訓練(KYT)
人間はこれから起こるかもしれない危険をある程度予測ができる。その能力を高めようするのが活か、KYTである。
 その構成要素は「危険察知力」と「危険回避力」の2つ。
○「危険察知力」
状況の中に潜在する危険を察知し、それへの対処をあらかじめ的確に予測できる力。これにも、2つある。
一つは、「現場に入る前のオフライン危険察知力」。現場に入る前に、想定内の危険を指摘できる力である。KYTでは、もっぱらこちらの予知力の養成を行う。危険との時間的、空間的距離が大きい。
2つは、「現場でのオンライン危険察知力」。今現在行っていることが危険を発生する可能性を事前に察知する力である。最近では、現場力の一つとして、その劣化が指摘されている。危険との時間的、空間的距離が小さい。
○「危険回避力」
必要に応じて想定される危険を回避したり、危険に遭遇した時の対処を考えることができる力。危険遭遇の実体験ができないので、仮想空間での体験をさせるのである。

鼻をかむ回数が半端ない

2018-07-19 | 癌闘病記
昔、そう20年前ころか、あまりの鼻づまりのひどさに耐えきれず、
鼻茸をとる手術をした。
脳に近いので、あまり気持ちのいい手術ではなかった。
その後は、花粉症の時期以外は、まー普通の生活ができた。

ここ半年くらい、
抗がん剤副作用とは関係ないと思うが、鼻の状態がひどい。
それが聴力低下につながっているのだと思う。

朝から朝まで、鼻汁が出るのだ。
それをあまり強くかむと、耳にくる。
その結果の聴力低下だと思う。

性能のいい補聴器があるし、人と会話する機会もほとんどないので、
それほど不自由はしていないのだが、
そとの聴環境からかなり距離をおいた隔絶空間にいるようで、
あまり気持ちはよくない。

それにしても、耳鼻科の先生、2軒とも、
こんな患者になんの実効性のある処方をしてくれないなんてねー

この記事を書いている間にも、3回、鼻をかんだ!!!

心理学者が教える読ませる技術、聞かせる技術」 宣伝

2018-07-19 | わかりやすい表現
プロローグ――わかりにくい表現さまざま

わかりにくい表現が多い現実
 世の中には、わかりにくい表現が充満している。ちょっとあたりを見まわしてほしい。会議での提案、学会発表、講演、道の案内板、上司の指示、コンピュータからのメッセージ、大学の教科書、商品のマニュアル(取扱説明書、操作説明書)、企画書、道案内の地図や標識などなど。どうしてこうもわからない表現がたくさんあるのかを考えるだけで腹の立つ思いであるが、今の筆者にとっては、本の素材を提供してもらえるのだから、ありがたいことと言わなければならない。
 さて、ここでは、そうした中からわかりにくい表現の典型例のいくつかを取り上げてみる。いずれももとは実例ではあるが、ことを際立たせるためと、事例に関連する方々を傷つけないために少し脚色してある。これは、以後、すべての事例にわたって同じである。

【事例0ー1 一瞬とまどう表示】
 上の図は、かつて、ある駅で見つけた表示である。階段を登って行く人と、階段を降りてくる人とを分離する矢印であることに気づくまで、人込みの中でまごまごしてしまった。

【事例0ー2 わからない人にはわらかなくてよい】
 大学での哲学の一般教養の講義。担当教授はたくさんの著作もあり、聞くところによると、その道の権威とのこと。120人が入れる教室も、いささか緊張気味の学生で満員である。先生は15分遅れで登場し(これをアカデミック・タイムと呼ぶのだそうである)、古ぼけた鞄から、これまた古ぼけたノートを出して、いきなりギリシャ哲学の講義がはじまる。椅子に腰掛けてボソボソ、時折、黒板にラテン語をちょこちょこと書く。わからない。一生懸命聞こう、聞かねばとの思いはあっても、昨夜の不摂生がたたり、そのうち眼が閉じてくる。突然の救急車の音に驚かされて目をさます。先生は淡々と、しかも楽しそうに講義を続けている。ひそかに周囲を見まわすと、いねむりをこいでいる仲間ばかり。講義の回数を重ねるにつれて、仲間の数は減りだす。講義開始後5回にして出席者20名。以後、この数は、ほとんど変わらない。そして、先生の講義の調子も、また、一向に変わる気配もない。


>>あとは本のほうでどうぞ!


おすすめ暑さ対策

2018-07-19 | 心の体験的日記
タオルを水で濡らし、頭にかぶる。
ついで、体のあちこちにそのタオルを当てる。
一回で、かなり体温が低下する。
そのタオルがかわくまで、体のあちこちに当てる。
首にまくのがよさそう。

クーラーより健康的。

気持ちで熱さ?を乗り越えるなんて考えてはいけない!!

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2018-07-19 | Weblog
2018.07.17(火) 3281 PV 928 IP 371 位 / 2832552ブログ
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2018.07.12(木) 2517 PV 752 IP 551 位 / 2831861ブログ

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愛読感謝です

酷暑お見舞い申し上げます。

暑さに負けて休んでも、だれも文句を言わない暑さです
ご自愛ください。