hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

都営大江戸線スタンプラリー⑪

2024-05-16 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その237。都営大江戸線スタンプラリー⑪。中井駅は西武新宿線との乗り換え駅。駅は山手通りの真下にあり、西武新宿線の駅では暗いイメージがある。



スタンプに描かれているのは『林芙美子記念館』、中井には一の坂から八の坂まであるが、このうち四の坂の横にある。林芙美子は昭和16年8月から昭和26年6月に亡くなるまで住んでいた住居をそのまま残して区立の記念館として解放している。

落合南長崎駅は新青梅街道と新目白通りの交差点近くにある。ほぼ新宿区西落合と豊島区南長崎の境に位置するため、この名前となった。



スタンプは『哲学堂公園と野方配水塔』が描かれている。哲学堂公園は東洋大学の創設者井上円了がソクラテス・カント・孔子・釈迦を祀った四聖堂を建設したのが始まりである。精神修養のための公園で哲理門、六賢台、三学亭などの建物も合わせて建築されている。

野方配水塔は荒玉水道の野方給水場に作られた配水塔で1929年造られ、1966年まで使用されていた。今は中野区の災害用給水槽となっている。

新江古田駅は中野区江原町と練馬区豊玉上の境に造られた駅である。『江古田』の読み方は『えごた』『えこだ』『えこた』の3種類があり、西武池袋線の『江古田』は『えこだ』、都営大江戸線の『新江古田』は『しんえごた』と読む。今も行政の町名として残っているのは中野区『江古田』(えごた)のみ、どうも練馬区は『えこだ』、中野区は『えごた』のようである。川などで向かい合う土地に同じ名前がつけられるケースは多摩川ん挟んで『等々力』『瀬田』『宇奈根』『(下、中、上)丸子』『鶴間』『相原』『矢部』などあるが、読み方が違うものは珍しい。
スタンプの意匠は『江古田の森公園と江古田の獅子舞』が描かれている。

練馬駅は西武池袋線との乗り換え駅である。駅近くには練馬区役所の立派な建物もある。ここからの眺めは周辺に高い建物がないため、見事なものである。
スタンプのデザインは『平成ツツジ公園』のものである。


都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩

2024-05-09 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その236、都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩。大江戸線の環状線部分を終えて光が丘を目指す。



次の駅が西新宿5丁目駅、東京の地下鉄には『〇〇丁目』という駅が青山一丁目、六本木一丁目、銀座一丁目、新宿三丁目、四谷三丁目、志村三丁目、本郷三丁目とあるが、なぜか一丁目と三丁目ばかりで五丁目は当駅のみである。



スタンプに描かれているのは『熊野神社・十二社』だが、路線が建設された際に使われた仮の名前も十二社駅であった。

熊野神社はこの一帯の鎮守であり、十二社は室町時代にこの神社の創建に関わった鈴木九郎が紀州熊野三山より十二所権現を移し祀ったものと伝えられているため、熊野十二所権現と呼ばれ、明治以降に十二社熊野神社と改称したのである。かつては地名にも『十二社』はあったが、今はバス停に残るのみ。

中野坂上駅では東京メトロ丸の内線に乗り換えることができる。スタンプの意匠は『ハーモニースクエア、宝仙寺』である。



宝仙寺は少し前に関東三十六不動巡りで訪れた第12番札所だが、立派な三重塔があり、明治維新直後には中野町役場も置かれたことのある由緒あるお寺である。

東京メトロのスタンプも少し遠景にはなるが、宝仙寺の三重塔と本堂が描かれている。

東中野駅はJR総武線との乗り換え駅となる。以前はかなり古い駅であったが、ホームを除き、新しくなった。

スタンプのデザインは『神田川遊歩道と東中野氷川神社』である。東中野駅付近は中央線沿いに桜並木が連なっているが、さらに新宿方向に歩くと神田川に行き当たる。

これを左側に行く遊歩道が作られていて、こちらにもソメイヨシノが植えられ、東中野と言えば桜というほど有名である。(以下、次回)


都営大江戸線スタンプラリー⑨

2024-04-29 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その235。都営地下鉄大江戸線⑨。代々木駅のスタンプには『明治神宮の森、NTTdocomo本社』が描かれている。代々木駅は1906年に甲武鉄道の駅として開業、当初は中央線となる方のみにホームがあった。僅か1週間で甲武鉄道が国有化され、1909年に山手線の駅ともなる。駅に降りてみると分かるが新宿駅が代々木側にホームを伸ばしたため、ホームの端と端は100mほどしか離れていない。学生時代にはよく降りた駅だが、最近は滅多に降りることもないが、意外なほど変わっていない駅である。

大江戸線で新宿付近にあるのは『新宿駅』『都庁前駅』『新宿西口駅』と3つあり、近接している。ただ、新宿駅といってもJR新宿駅からはかなり離れていて京王新線・都営新宿線のホームからさらに南側に行ったところに駅がある。スタンプに天龍寺の鐘楼が描かれているのはそのためである。

新宿線のスタンプは文化服装学院の女神像が描かれている。

東京メトロ丸の内線の新宿駅はシンプルに丸の内線の車両の意匠である。

都庁前駅は都営大江戸線の環状線部と光が丘に向かう線が交わっている。運行はやや変則的で六本木方面から来た車両は光が丘方面に行く。一方、飯田橋方面からくる車両は都庁前が終点で折り返していくのである。



都庁前駅のスタンプには『都庁舎と新宿中央公園の噴水(滝)』が描かれている。新宿中央公園は以前はかなり治安が悪かったが、改修が進み、ホームレスの住居ということはなくなった。



駅のコンコースにはまだ有楽町に庁舎があった当時の都電の駅名表示板が飾られていた。






都営大江戸線スタンプラリー⑧

2024-04-13 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その234。都営大江戸線スタンプラリー⑧。やってきたのが六本木駅、この駅はスタンプラリーにとっては難関駅の一つである。というのもホームから地上に出るまで5分近くかかる日本最深の地点は地下42.3mにも及ぶ。この間、エスカレーター6本を乗り継ぐ必要があり、もちろん日本で最も深い駅になる。



駅から地上に出ると六本木ヒルズ、森タワーやグランドハイアットの高いビルが林立しているのである。

スタンプは『六本木ヒルズ』である。同様に東京メトロ日比谷線のスタンプは『六本木交差点』が描かれている。

お隣は『青山一丁目駅』である。以前に銀座線のブログにも書いたが、青山一丁目という駅名は実に不思議なものである。銀座線の駅が開設されたのは1938年のこと、当時は東京高速鉄道であったのだが、開設された当時の地名は『青山北町一丁目』『青山南町一丁目』であり、ここに青山一丁目という駅を開設した。

その後、1966年の住居表示の際に青山北町一丁目は北青山一丁目、青山南町一丁目は南青山一丁目となった(北青山一丁目にはほかにも赤坂青山六軒町、青山三筋町一丁目・二丁目など。南青山一丁目には麻布新龍土町、赤坂新坂町など。)しかし、青山一丁目という地名にはなったことがない、ミステリアスな事実が残されている。

駅のスタンプは神宮外苑の象徴とも言える絵画館と銀杏並木である。東京メトロ銀座線は絵画館の全景、やはり絵になる建物なのであろう。



国立競技場駅はその名前通り、国立競技場に直結している。元は1958年に開場した国立霞ヶ丘競技場であったが、2020年の東京オリンピックに合わせて2019年11月に竣工した。

駅は2000年4月に新宿から当駅までの延伸により開業。副駅名として『オリンピックスタジアム・東京体育館』が使われている。

スタンプは国立競技場のデザインを使ったものとなっている。JR千駄ヶ谷駅のスタンプもかつては国立競技場が描かれていた。







都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑦

2024-04-07 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その233。都営大江戸線スタンプラリー⑦。大門駅はJR浜松町駅と隣接していて副駅名に浜松町となっている。(同様な例は東京メトロ千代田線明治神宮前駅とJR原宿駅)駅名は駅近くにある増上寺の芝大門に由来している。

1964年に都営浅草線(当時の1号線)が開通した際につけられた名前ではあるが、大江戸線は浜松町駅により近いため仮称の段階では浜松町駅だった。しかし、同じ都営地下鉄で違う名前にする訳にもいかず、大門駅を名乗っている。

スタンプのデザインは『芝大神宮』を浅草線が使っているの対してより海に近い大江戸線は『芝離宮庭園、竹芝桟橋』がえがかれている。



(芝離宮庭園)

赤羽橋駅のスタンプには『芝公園で咲く花、東京タワー』が描かれている。東京で赤羽といえば北区赤羽を指すことが多いが、駅に近い古川は江戸時代に『赤羽川』、赤羽橋〜中の橋あたりを『赤羽河岸』と言っていたことによる。

思い切って『東京タワー駅』にした方がわかりやすかったのではないかと個人的には思っているのであるが。



麻布十番駅は東京メトロ南北線との乗換駅である。先に開通したのは南北線で2000年9月26日、大江戸線が開通したのは2000年12月12日だから2ヶ月半ほど先に南北線が開通した。周囲には以前より歓楽街があったにも関わらず乗り入れる交通手段がバスとタクシーしかなかったエアポケットのような場所であった。


駅のスタンプは南北線が『麻布十番商店街』に対し、大江戸線の方は『宝船、きみちゃん像』である。多分、知っておられる方は少ないかもしれないが、『宝船像』は麻布十番稲荷神社の入口にある石像である。




また、『きみちゃん像』は麻布十番商店街のパティオの上にある石像である。彼女は童謡赤い靴のモデルとされている岩崎きみという9歳で亡くなった薄幸の少女の像であり、子供たちの幸せを祈り、1989年に作られたものである。(以下、次回)






都営大江戸線スタンプラリー⑥

2024-04-01 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その232。都営大江戸線スタンプラリー⑥。勝どき駅は勝鬨橋と晴海トリトンのほぼ中間、清澄通りと晴海通りの交差点地下あたりにある。勝鬨橋とはかなり勇壮な名前であるが、実は日露戦争旅順陥落を記念して築地と月島の間に開設されたのが『勝鬨の渡し』である。



(晴海トリトンからの眺め)

当時は交通量も増えたが、一方で隅田川を通過する船舶も多く、可動橋の建築が1933年に始まった。完成は1940年であるが、橋の上には都電も通っていた。しかし、戦後は晴海通りの交通量がさらに増えたこともあり、1970年11月29日を最後に橋の開閉は行われていない。

勝鬨橋の『閧』は当用漢字にないため、住居表示が行われた際に『どき』として表示した。駅名もこれに倣ってのものである。
スタンプは勝鬨橋と晴海トリトンが描かれている。晴海トリトンは3棟のオフィスビルを中核とした商業並びに住居施設であり、銀座や日本橋からは直通バスも通っていて便利である。
築地市場駅は豊洲に移転する以前の築地中央市場と朝日新聞社に隣接した場所にあり、市場に行くには日比谷線築地駅より至便である。

スタンプに描かれているのは魚市場の風景と波除神社の獅子頭である。波除神社は築地市場からすぐのところにある由緒ある神社。



明暦の大火の後、堤防を作ろうとしても波に持って行かれてしまう。ある日のこと、海上に漂う光るものがあり、これを網で拾い上げると稲荷神社の御神体であった。これを今の位置に社殿を作り、お詣りしたところ、波風が緩やかとなったと言われている。

獅子祭に使われる高さ2mを超える獅子頭が境内に祀られている。

汐留駅はゆりかもめとの乗換駅でJR及び都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線の新橋駅にも近い。スタンプに描かれているのが、シオサイト。旧国鉄汐留貨物駅跡に作られた13棟のオフィスビル群の総称で日本テレビや電通、松下電工、全日空などが入居している。



駅近くには旧汐留駅(旧新橋停車場)の再現した建物と展示場が作られており、時々企画展なども開催されている。










都営大江戸線スタンプラリー⑤

2024-03-24 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その231。都営大江戸線スタンプラリー⑤。清澄白河駅は東京メトロ半蔵門線との乗り換え駅。



陸上に上がるとすぐ前に清澄庭園があるが、これと東京現代美術館がスタンプに描かれている。東京メトロのスタンプもやはり清澄庭園である。


門前仲町駅は東京メトロ東西線との乗り換え駅である。今年の東京マラソンでは折り返し地点にもなり、富岡八幡宮の門前町である。スタンプの意匠は富岡八幡宮とその境内にある伊能忠敬像である。

伊能忠敬はこの近くに住居があり、また、測量に全国を歩くにあたり、必ず富岡八幡宮にお参りを欠かさなかったことから測量を始めて200年目の平成13年に境内の鳥居近くに像が建てられた。






一方、東京メトロのスタンプは深川不動堂、関東三十六不動尊の一つにも数えられる。深川不動堂は成田山東京別院の位置付けにあるが、元は成田山新勝寺の出開帳が永代寺(廃仏毀釈で廃寺)の境内で行われていた。



深川不動堂と富岡八幡宮の関係は永代寺が富岡八幡宮の別当という位置付けである。

月島駅は東京メトロ有楽町線との乗換駅である。全国的にもんじゃ焼きが有名だが、スタンプももんじゃ焼きと佃煮の店が描かれている。


東京メトロの方は鉄板の上でもんじゃ焼きが焼かれている様子が描かれている。(以下、次回)

都営大江戸線スタンプラリー④

2024-03-16 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その230。都営大江戸線スタンプラリー④、蔵前駅は都営大江戸線と浅草線の乗換駅ではあるが、少し離れていることもあり、地下の通路では乗換ができない。



都営浅草線から乗り換えるために地上に一旦出てしばらく厩橋方向に歩くと駅の入口が出てくる。通りの反対側には以前から気になる本屋さんがある。なぜ気になるのかは写メを見ればひと目でわかるが、大きなビルに挟まれて間違いなく傾いているが、少なくとも5年はこのまま。見ている方が危なくなってしまいそうでつい足が止まる。
ところで都営大江戸線のスタンプは『厩橋と花火』、立派な鉄橋はわざわざ見に行く価値がある。



厩橋

浅草線は『蔵前国技館と蔵前橋』である。

両国駅のスタンプは『東京都江戸東京博物館と大相撲の幟、力士像』である。




駅周辺には日大一高、徳川家康像、復興記念館、安田庭園など見どころが多い。

森下駅は1978年に都営新宿線の駅として開業、2000年に大江戸線開通により乗換駅となった。清澄通りと新大橋通りの交差点に駅がある。大江戸線のスタンプは『深川神明宮と芭蕉像』が描かれている。



深川神明宮

また、新宿線のスタンプには『芭蕉像と新大橋』が描かれている。

この芭蕉像は江東区芭蕉庵史跡公園の隅田川に近いところに置かれているのだが、何と動くのである。



芭蕉像

閉園後の午後5時には隅田川方向に90度回転、さらに午後10時頃には元の方向に戻る。ただ、いずれも閉園後のため、気に留めていないとわからない。これは夜にライトアップをするタイミングで芭蕉像に川を見てもらいたいということから決まったとか。見たい方は隅田川沿いの遊歩道からチェックしてみて下さい。

新大橋


都営大江戸線スタンプラリー②

2024-03-12 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その229。都営大江戸線スタンプラリー②、春日駅の次は本郷三丁目駅。実は春日駅と後楽園駅はほぼ同じところにあるため、実は丸の内線後楽園駅〜本郷三丁目駅と大江戸線春日駅〜本郷三丁目駅はほぼ並行している。丸の内線後楽園駅は地上駅のため、しばらくは高架を走り途中から地下に潜り、春日通りあたりの地下を走る。

(赤が丸の内線、青が大江戸線)

大江戸線の方は文京区役所の地下に駅があり、こちらも春日通りの地下を走る。表からは見えない並行路線である。




本郷三丁目駅のスタンプには『東大赤門、安田講堂、樋口一葉旧宅跡の井戸』が描かれている。

一方、東京メトロ丸の内線のスタンプは『東大赤門』のみといたってシンプルである。

さらに近くにある東京メトロ南北線の東大前駅のスタンプは以前は赤門であったが、本郷三丁目駅と被るからか、現在は『忠犬ハチ公と上野栄三郎博士の銅像』になっている。これは東大前駅が農学部に近い位置にあるからかも知れない。

上野御徒町駅周辺には似たような名前の駅が多くて紛らわしい。新御徒町駅(大江戸線、TX)、御徒町駅(JR)、仲御徒町駅(日比谷線)、上野広小路駅(銀座線)、上野駅(JR)、京成上野駅(京成線)と7駅。このうち上野御徒町駅と通路で結ばれているのが、仲御徒町駅、上野広小路駅、御徒町駅でこの位置関係を熟知している人は少ない。


駅のスタンプは『パンダ、懸垂型モノレール、アメ横、不忍池と弁天堂』とオールスター共演である。

新御徒町駅はTX(つくばエクスプレス)との乗換駅であり、2000年12月に大江戸線が先に開通、続いてTXが開通と比較的新しい駅である。所在地は台東区元浅草1丁目、そばには日本で2番目に古い佐竹商店街、鳥越神社などがある。



開業前の仮駅名では『元浅草』であったが、開業にあたり現行名に変更された。JR御徒町駅から600m、銀座線稲荷町駅から600m、上野駅から800mといずれの駅からも近い。ただ、ほかに目印がないため、この名前となった。



因みに『元浅草』という地名はこの辺りにかつて浅草があったという意味での『元』ではなく、浅草繁華街の西の『元(はじめ)』に由来する。


都営大江戸線スタンプラリー①

2024-03-04 05:00:00 | 鉄道
鉄道シリーズその228。都営地下鉄スタンプシリーズ第2弾、最長路線である大江戸線にチャレンジすることにした。大江戸線は開業が1991年、全通したのが2000年である。全通は平成12年12月12日だから覚えやすい。

地下鉄線の中で最長40.7km、駅数も38とこちらも一番である。さらに環状にはなっているが、山手線や大阪環状線と異なり『数字の6』のような路線。始発が都庁前から環状部分を走り、都庁前駅まで戻ると離れ、光が丘駅まで北西に向かって走っていく。



こうしたイレギュラーな路線のため、スタートをどこにするか悩んだが、取り敢えず飯田橋駅から両国方向を目指すことにした。飯田橋駅にはJRのほか、東京メトロ東西線、有楽町線が通っており、これらを避けるために駅ホームは地下32mのところにある。

スタンプのある駅長室までは地下6階から地下1階まで登ることになる。(もちろんエレベーターを使う)スタンプには東京大神宮と小石川後楽園が図案として描かれている。

東京大神宮は元々は有楽町の大隈重信邸跡に作られた皇大神宮遥拝殿が起源、日比谷大神宮として信仰を集めたが、関東大震災で被災、1928年にこの地に移ったもの。



小石川後楽園は水戸藩上屋敷跡の庭園であり、上屋敷は今の東京ドームあたりである。また、後楽園の名前は水戸光圀の代に朱子学者朱舜水の『士に当たりては天下の憂い先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむなり』から取られている。



また、庭園の円月橋は中国で考えられたアーチ型の石橋であり、写メ以上に実物は造りが素晴らしいものである。

また、東京メトロのスタンプも東京大神宮が描かれている。

春日駅は東京メトロ後楽園駅、都営三田線春日駅との乗り換え駅で文京区役所(文京シビックホール)が真上にある。

スタンプにも描かれているが、1999年と建設後20年以上経つが、今だに東京23区の区役所では最も高い142mある。

他には東京ドームとドームシティ(ラクーア、ホール、アトラクションズなどからなる。)も描かれている。

一方、都営三田線のスタンプには春日局が意匠として載っているが、これは三代将軍家光の乳母であった春日局が幕府より拝領し、お付きの者30人と暮らしたため、この地は春日殿町、現在は文京区春日となっているためである。



また、東京メトロ後楽園駅のスタンプはやはり東京ドームが描かれている。(以下、次回)