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『大正・昭和の建築物を訪ねて』その6。築地6・7丁目②、前回の長屋の先を左に曲がるとまたまた看板建築がある。
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その隣は『築地食品販売』というお店で創業は安政3年(1856年)だから160年以上前。銅板、木造、モルタルと3棟が並んでいる。
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少し歩くと途中で築地7丁目となるが、公園の手前の角地に銅板貼りの『湯浅屋』という海産物を商う店。この建物は戸袋がないため、一層緑青の鮮やかな色が目に飛び込んでくる。
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お隣の看板建築の家も銅板貼りだったが今は建て直して普通の住宅になっている。
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角を曲がると次の路地に『大宗旅館』という2階建の昔ながらの旅館が現れた。こちらも昭和4年頃の建物で現在も宿泊することができる。武家屋敷風の建物の前には植栽があり、こんな旅館が築地にあるとはと驚かされる。ネット情報は色々あるがかなりマスコミ露出はしていたらしく、タモリ倶楽部や旅猿などにも取り上げられている。隣がアパホテルというのも面白い。
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この付近をぶらつくと再び銅板貼りの『中央食品』という建物が出てきた。水産物関係のお店らしいが、現在は正面のみが銅板貼りで横から見ると普通の家屋のように見える。
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他にも元々はおでん屋さんを営業していた銅板貼りの家屋、家紋が入るなど豪華な造り。
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しかし、エアコンもつけられ、雨戸入れにライトが設置されるなどかなり改造されていたが、さらに取り外され、放置状態。この建物は残念ながら取り壊されてしまうかもしれない。
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このお隣が『渡辺商店』、年季の入った二階建ての木造家屋である。鶏卵や鶏肉などを扱う店で業務用の出汁巻の小売もやっているらしい。
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路地を挟んでこちらは居住用であるが、渡辺商店とそっくりな木造家屋がもう一軒。震災復興住宅として同じ規格の家が並んで建てられていたようでこの通り沿いはタイムスリップしたかのようである。(以下、次回)