hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ユリが咲いています〜ユリ科の植物

2020-06-30 05:00:00 | 日記


6月もあっという間に下旬に入った。この時期にはもう百合の仲間が花を満開にする。私の通勤路には白い百合の花はないが、鮮やかな赤や黄色、ピンクの百合を見つけた。

私が子供の頃には百合と言えば藤圭子の『夢は夜開く』の歌詞にあるとおり『白い』ものと決めていた。もちろん、自然に咲くニッコウキスゲは黄色いし、クルマユリは橙、ササユリはピンクではあったが。しかし、品種改良が進み、外見はシロユリだが、花弁は鮮やかな赤という花をよく見かける。

この写メに撮った赤いユリはたぶんブラックジャックという品種だと思われる。また、隣のピンクのユリはスカシユリであろう。

また、黄色はイエローウィン。爽やかなレモンイエローの花はそれほど背が高くならない。花もスマートな印象である。この2種類が隣同士に咲くのも絵になる。


同じユリ科で最近増えてきたのがアガパンサス、水色や紫色の花をいくつも付ける。6月中旬となるとほぼ同じ時期に花が開く。和名は紫色君子蘭だが、もちろん蘭の種類ではない。



アガパンサスのアガはギリシャ語の愛を意味する『agape』に由来し、英語では原産地を取って『アフリカンリリー』と呼ばれている。不思議なことに東京のどこに行ってもほぼ同じくらいのタイミングで蕾が付き、開花する。種類により紫色の強いもの、水色に近いもの、白っぽいものがあるが、梅雨のジメジメした中に爽やかな花を見ると気持ちがいい。

このブログもヤマボウシ、ドクダミと地味な花が多かったので今回は色とりどりのユリ科の花を取り上げてみた。この次にはタチアオイや木槿の花あたりだろうか。


米祥〜日本橋ランチグルメ

2020-06-29 05:00:00 | グルメ

子どもの頃気が付かなかったが、歳を取ると分かってくるものの一つに米の旨さがある。人形町のランチでは『田酔』のコシヒカリが一番美味いと思っていたが、今日ふと入店した『米祥』という店のご飯は美味かった。


店の前でメニューを見て悩んだのだが、そこに秋田米『花キラリ』という銘柄も並んでいたのである。メニューは『鶏の唐揚げ香味ソース』(950円)をお願いする。2人掛けのボックスシートだが、真ん中にアクリル板があるのはまだまだ慣れない。刑務所の面会室のような感じである。さすがに席につくと反対側に動かしてスペースを広くしてくれた。



さほど時間もかからず、ランチ到着。鶏の唐揚げ、おかず3種、味噌汁、ご飯、デザートのわらび餅がトレイに乗ってきた。まずは味噌汁を一口、具はあおさと麩でいい味。

さらに良い味なのが、香味ソース。甘すぎも酸っぱすぎもしないちょうどいい具合で千切りキャベツに付けてもいい。鶏は小ぶりの唐揚げが5つ、量的にも十分ある。添えられているポテトサラダは味が変わる。

ここでご飯、秋田の花キラリという銘柄なのだが、最高に美味い。おかずにももちろん、米の旨味を感じることができる。おかわりは可能です、と言われたが、さすがに1杯にしておくがリミッターを外したら3杯はいけるだろう。また、小鉢も新潟ののっぺのような煮物、切干し大根、漬物も楽しい。



普通のランチなのにそれぞれ丁寧な仕事ぶりはレベルの高さを感じた。それにしても美味い米です。ご馳走様でした。

米祥
中央区日本橋室町2ー2ー1COREDO室町1ー3F
0362252424




ヤマボウシ

2020-06-28 05:00:00 | 日記


梅雨のこの時期には紫陽花を始め、色々な花が咲く。ドクダミやツユクサのような草の花もあるが、ヤマボウシ(山法師)もその一つ。サクラの後にピンクや赤、白い花をつけるハナミズキ(アメリカヤマボウシ)も近縁にあたる。

ただ、ハナミズキは4月に花をつけるタイミングはまだ葉が出ておらず、木が花でいっぱいになるように咲くため、賑やかであるのに対し、ヤマボウシの花が咲く6月には葉もすっかり生え揃い、上の方に花を付けるため、葉はよく見えても花が見えない。



しかもヤマボウシの花はオフホワイトの総方片(萼の一種)を十字に4枚付ける。本当の花は中央部にある淡黄色や緑色の部分、ただ、総方片は持ちが良く、長く咲いている。



最近はやや小さめの種類も出てきたようでこちらは低いところにも花を付け、なかなか賑やかな感じがする。



あまり知られていないが、実は9月に赤く熟して直径1〜3cmほどになり、食用となる。甘みが強く、マンゴーのような甘さのため、果実酒に向くというが、私は試したことはない。

高いものは10m近くにもなり、放っておくとかなりスペースを食うため、手入れを施し、剪定してやらないといけない。ただ、この際に花芽を切ると翌年は寂しいヤマボウシとなるため、注意しなくてはならない。



重慶厨房〜日本橋ランチグルメ

2020-06-27 05:00:00 | グルメ


『梅雨寒』という言葉通り、気温が下がり、しかも雨。半袖ワイシャツではやや寒い日である。こんな日は麻婆豆腐で身体を温めればとCOREDO2の地下を歩き、『重慶厨房』に入る。横浜中華街の名門、重慶飯店の流れを組む店で四川料理と言えばやはりこの店は外せない。




11時50分、ボックスシートは女性客でほぼ満席、1席だけある2人掛けのボックスシートに滑り込む。メニューは坦々麺、汁なし坦々麺など辛い麺がメインだが、チャーハンもある。しかし、注文は初志貫徹。店の人に辛さはと聞かれ、『辛い方』とお願いする。メニューを見るとこの店の辛さは『普通』と『強辛』の2種類である。因みに私の右側の女性客も同時に『坦々麺』強辛を注文していた。

待っているお客様が多い中、麻婆豆腐定食(税込935円)はすぐに到着。旨そうな赤い麻婆豆腐の上にかなり辛そうな黒っぽいソースがかかっている。他にスープ、搾菜、ご飯。女性客が多い割には盛りがいい。

まずは麻婆豆腐から一口、黒ソースの少ないところを頂くとかなり美味い。豆腐、ネギの他にナッツが食感を良くしている。続いて黒ソースも混ぜて食べると熱くて辛い上にかなり痺れる。いや、隣のビルに入っている陳建一さんの四川飯店よりかなり辛い。





ご飯はおかわり可能だが、いくらでも行けそうな感じ。合間にスープを飲むがとろみがついてこれも熱い。さすがに四川料理の名店だけある。これだけ辛いのは名古屋で台湾ラーメンを食べて以来である。

それでもレンゲは止まらない。寒かったのに、額から汗が滴る程である。気がつくと左右の女性客も坦々麺の熱さと辛さに四苦八苦、それでもあっという間に完食。ご馳走さまでした。外に出たら寒さなど忘れ去っておりました。

重慶厨房
中央区日本橋室町2ー3ー1COREDO室町2 B1
0362623130



『大正、昭和の建築物を訪ねて』上野編②

2020-06-26 05:00:00 | 日記


『大正、昭和の建築物を訪ねて』その11。うろうろしているうちにバス通りに出る。真向かいに佐竹通り商店街の入口があるが、信号がないため、少し戻り元浅草1丁目の信号を向かいに渡る。





商店街入口に向かって歩くが、反対側に『株式会社岩瀬機械店』の建物を発見。左書きではないが、昔ながらのモルタル看板建築である。



すぐ横には新御徒町駅の入口がある商店街を入ると一気に平成を飛ばして昭和に戻ることができる。入口近くには江戸風鈴の店、中華料理店『一番』、隣の閉店した店の前まで衣料品を並べる『ファッションショップ渡辺』など個性的な店が出迎えてくれる。



途中、商店街が切れたところで右手を見ると秋葉神社が見えるので立ち寄る。秋葉原の由来となった秋葉神社は台東区松が谷にあるが、こちらの佐竹秋葉神社も秋田佐竹藩上屋敷にあった秋葉神社にあった由緒あるもの。下谷神社の祭礼時には、御旅所となっている。



お参りした後、並びを見るとここにもモルタルの看板建築があった。



佐竹商店街に戻るが、角の佐藤精肉店の2階を見ると大きな字で『掛川総合食品 特売所』の文字。かつてはスーパー的な店であったようだ。

また、並びには『白根屋』という甘味・軽食のお店。看板建築であり、またオリーブ色の看板が何ともモダンである。



再び並行する道に戻るが、この辺りにはまだまだ銅板貼りの家屋は多く残っている。特に『台東区台東3ー24』の家屋はやや小さいが凝った造りで銅板の緑青の色が映えている。





ふと銅板貼りの建物の隣を見ると『西郷医院』の立派な建物が見えて来る。もちろん現役だが、玄関横の柱、壁の小手細工など素晴らしい。窓枠などもかなり凝っている。



また、近くには石造りの古い倉庫のような建築物があるが、搬入口がかなり高い場所にあり、どのように使われているかは全く分からなかった。



そして、商店街の終わりには洋品店。『スチューデントストア BessyRoss』と看板に書かれている。男性物を扱う洋品店だが、今も現役のようである。


佐竹商店街はかつての佐竹藩上屋敷跡に明治31年に作られた日本で2番目に古い商店街(1番は金沢の片町商店街)だが、中には殆どナショナルチェーンの店がなく、中には閉めている店舗もあるが、まだまだ頑張っている。レトロな建物を見に行くのならば、外せない場所である。


博多ニューコマツ〜日本橋ランチグルメ

2020-06-25 05:00:00 | グルメ


室町COREDOも6月に入り完全オープン、しかしこれほどの立地でもランチの店の入りはまだまだ。まあ、弁当を買う人が多いため帳尻は合っているのかもしれないが。今日は普段のCOREDO2ではなく、新しくできたCOREDOテラスまで遠征することにした。

外はドンピカで暑いが地下鉄の通路を使うとクーラーも入っていて快適。5分も歩かないうちにCOREDOテラスに到着。今日のお店は『博多ニューコマツ』という本店が博多駅近くにあるお店。

この店は東京で2店舗目、ランチメニューは2つ、『とり天』メインと『イワシの味醂干し』メイン。イワシの味醂干しの方が1000円と100円高いがとり天も1つ付いてくるとあり、こちらにする。



カウンターは私と女性1人、カウンターににわか煎餅の箱があるのもご愛敬。しかし、もう11時50分というのにガラッとしていて従業員さんが2人で必死の呼び込み、お弁当購入者が2名現れたがお客様は続かない。

5分ほどするとランチが到着。脂の乗ったイワシの味醂干し、白菜の漬物、だし巻き卵が乗った皿、鯖の南蛮漬けの小鉢、味噌汁、ご飯のラインナップ。それに梅の入った生ふりかけ付きである。まずは味噌汁から一口、柳川の麦味噌に油揚げが入っていて九州独特の甘い味。いや、いいですね。



次にイワシの味醂干し、焼きたてで脂が垂れるほど。香ばしくまた甘い味付けはご飯が進む。だし巻き卵には大根おろしを付けて頂くが、味付けは中々のもの。

ご飯が進みすぎるが慌てて生ふりかけをかける。しっとり梅の優しい酸っぱさがいい。酸っぱいついでに鯖の南蛮漬も食べるが、こちらは甘酢が脂を抑えていて、よくできている。とり天も何も付けずとも美味い。は



博多のランチを東京で頂くことができ、大満足。夜はゴマ鯖や鶏皮焼き鳥なども揃っている。これは是非夜も期待できる店である。ただ、今ランチは空いています。ご馳走さま。

博多ニューコマツ
中央区日本橋室町3ー2ー1COREDO室町テラスB1
0369103224


ドクダミの花

2020-06-24 05:00:00 | 日記


梅雨の時期に井の頭線のホームで電車を待っていると線路端にドクダミの花がこれでもかと群生しているのが目に入る。かなり離れているため、あの独特な臭いはしないが、数年前に比べて量が増えたことに驚かされる。

ドクダミという名前から何となく毒のある草のように思えるが、事実はその反対、『十薬』という別名があるくらい、内服薬としては胃腸病、食あたり、便秘、利尿、高血圧・動脈硬化の予防などに効能があり、さらにすり潰した物を貼ると湿疹、かぶれ、水虫、汗疹などにも効くまさに十薬なのである。



しかし、地下茎で増える植物のため、竹や葛同様に蔓延り、さらに葉や茎などからあの独特の臭いを放つ。臭いの主成分はアセトアルデヒドなのだが、駆除してみると分かるが作業中もその臭いには参ってしまう。



『良薬口に苦し』という言葉があるが、こちらは『良薬、鼻に難し』という感じである。葉は先の尖っていて、縁がやや紫色であり、そこから花が伸びてきて十字形の4枚の花弁をもつ白い花(実は総苞)、先には円柱状の花序がつき、小さな黄色い花を咲かせる。次第に花は茶色くなるが、果実は付かない。あくまで地下茎で増殖していくのである。

6月13日の朝日新聞天声人語に川端茅舎の『どくだみや真昼の闇に白十字』という句が掲載されていたがまさにこの通り、日当たりが良くない闇に咲く花はインパクトがある。


エチオピア〜神田カレーグルメ

2020-06-23 05:00:00 | グルメ


約2か月ぶりに夕食を外食することにした。先日、キッチン南海が閉店することになり、神保町駅でおりてすずらん通りを歩くとすぐに長蛇の列に遭遇、30人はいるかと思うが、何とこれがキッチン南海まで続いているとは。また、その向かいにあったスヰートポーズは電気も消えて閉まっていた。

ただ、ここまでは想定内、中々家では食べられないと言えばカレーと駿河台からお茶の水方向に坂を少し上がったところにある『エチオピア』の本店に行くのがお目当て。ボンディやエディブルのような欧風カレーではなく、スパイスがふんだんに効いたカレーが食べたいのだ。

店の中には予想通り結構な人。牛肉カレー(920円)の食券を買い、1番入口に近いカウンター席に陣取る。

店の人(インド人風)に何辛にしますか、と辛さを聞かれる。この店は0は中辛、3が辛口、5が大辛と思い出した。やはり5は行きたいが外は暑いし、汗まみれも嫌だなあと3にしておく。

ここから約10分は待たされるのは覚悟してカウンターの他の人を観察。店の人が私に茹でたじゃが芋を持って来てくれたので、皮を剥いてカレーを待つ。しかし、隣の130kgはある『5辛チキンカレー大盛』氏はすぐにじゃが芋を食べ、またすぐに店の人を呼ぶ。

じゃが芋を2個追加、どんだけ食べるんだろう。確かにこの店はじゃが芋とマーガリンは追加可能なのだが。

ちょうど10分で私のカレーが到着。独特の大きな肉片が3つ、あとはピーマン、ひよこ豆のみで後の野菜はルーに溶けている。また、市中のカレーチェーンのように福神漬やラッキョはない、食べたいなら別皿にオニオンの酢漬けはあるが。
私はまずはルーを一口、堪らん程ではないが、じんわり辛く、スパイシー。この味は中々家庭では出すことは難しい。この店の特徴はライスがかなり多いことだが、辛いためだんだんちょうど良くなる。甘みは完全に排除されているため、先程のじゃが芋を崩して合間に食べると美味い。食べていくうちにうなじに汗が伝うのが分かる。


店に来るのは半分以上が若いサラリーマン風、後は昔を懐かしむ私のような爺さん。ほんの少しカップルがいて、ラッシーなどを飲んで談笑しているが、殆どの野郎はカレーと格闘していてとにかく静かな店である。

スパイスがあまり的確に表現できていないのは申し訳ないが、とにかくラマダン明けならぬコロナ明けには食べたくなるディナーである。ご馳走さまでした。

エチオピア神保町本店
千代田区神田小川町3ー10ー6
0332954310


六さん〜日本橋ランチグルメ

2020-06-22 05:00:00 | グルメ


いよいよ夏も本格的になってきた。今日のランチは町中華と決めて歩くと事務所から歩いて8分くらいのところに懐かしい赤いのれんを発見、店の名前も『六さん』といいネーミングである。

少し早めに店に着いたが1階は満席、2階に上がると4人ボックスが4つ。1人おじいさんが待っていて給水器から冷たいお冷やを注いでくれる。注文は冷やし中華も考えたが、何となく『ラーメン+半チャーハン』(900円)にしてみた。メニューをよく見ると『ラーメン+半カレーライス』『ラーメン+半チキンライス』も同じ値段である。



席につき、水を一口、するとゴーゴーという大きな音がする。何かなあとあたりを見回すと歴史的に古いオドメーターの音でしかも料理が乗ってきた時には赤いランプもつく。これには驚いた。

2階には2人組と1人の先客、やはりセットが人気なようでまず2人組からランチが届けられたが、1人は半チャーハン、1人はカレー。すると2階のおじいさんは下から出前だよ、と呼ばれ誰もいなくなる。

その時、あの大きな音がして私のランチが上がってきたようだ。心配なく、下からおばさんが上がってきてラーメンと半チャーハン、漬物を供してくれた。

ラーメンは見た目通りスープは濃い醤油味、子供の頃に食べた縮れ麺、ヨレヨレした細いメンマ、四角いチャーシューが1枚。美味いというより、懐かしい。

チャーハンの具は玉ねぎ、細かく切ったハムがソーセージ、ネギ、卵。これはパラパラで中々美味い。地元民のための店でサラリーマンしか来ない。盛りはよく、お腹一杯になれるがコンセプトの昭和レトロのお店。

1階にはお札が額に入り、金魚が泳いでいた。帰りは奥さんがまたお願いしますの声、なかなか気持ちいい店である。ご馳走さまでした。

六さん
中央区日本橋久松町2ー12
0336614700


『大正、昭和の建築物を訪ねて』上野編①

2020-06-21 05:00:00 | 日記


『大正、昭和の建築物を訪ねて』その10。今回は東京メトロ銀座線稲荷町駅で降りて佐竹商店街を目指す。稲荷町駅自体がもうレトロな建築物である。

地下鉄から地上に上がり、浅草通りを渡るが、日本最初の地下鉄は浅くて助かるが、反対側のホームへの通路が無いから不便である。



少し上野駅方向に歩き、左に曲がると下谷神社の大きな鳥居が見えてくる。せっかくだからお参りするが、元は下谷稲荷と呼ばれた由緒ある神社で初めて寄席が開かれたという石碑がある。



説明板によると1798年に元は馬喰町の櫛職人、山生亭花楽という人が木戸銭を取って初めて落語をやったらしい。この人の名前も『山椒は小粒でピリリと辛い』から来ている粋な名前である。



お参りのあと、正面の道を左に行くと3軒長屋の銅板貼りのお宅が見えてくる。3軒とも銅板が遺されていてちゃんとメンテナンスされている。



その先には今度は5軒長屋、こちらは両端と真ん中は銅板貼りが残っていて真ん中は焼肉のお店をやっているようだ。



下谷神社の手前の道を右に曲がると『長部紙器工業所』の工場。2階の木製の手すりと銅板貼りの雨戸入れが歴史を感じる。流石に1階の風景の写真は撮れなかったが今も現役の工場である。



界隈を歩くと看板建築ではないが、昔ながらの切妻屋根の『中柳建設』。角地に作られた看板建築の2階部が亀甲模様にモルタルが塗られた建物などまだまだ見るべき建物が多い。

『東京都徽章工業組合』のモルタルの建物も典型的な角地型看板建築。さらに『東松鍍金工場』は向かい合わせに看板建築の工場があり、今もメッキ作業をしているのだ。一度建物を壊したら2度と再建できない都会でひっそりと作業がつづいている。