hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東京パーグ屋〜人形町ランチグルメ

2022-08-31 05:00:00 | グルメ
人形町の甘酒横丁も以前に比べると人通りがかなり少なくなったような気がする。目立つほどではないが、閉店する店もあり、その後釜も割にすぐ決まる。

新店舗として今年の春にオープンした『東京バーグ屋』に行こうと考えてはいたが、中々実行できず、ようやくお邪魔した。入店は11時40分、カウンターと奥のボックス席のみの店。カウンターには1人1つの箱型の七輪が置いてあり、中には炭が2本、もちろん火はついている。

目の前でご主人はハンバーグを網焼きにしている最中、そのためクーラーは効かせていても結構暑い。

注文は牛すじ丼も気になったが、やはりハンバーグと『東京ハンバーグ丼・シングル』(1200円)を注文する。隣の人は東京パークメシ(1500円)を注文。私の方には何もでて来ないが、彼の方にはまず炙り野菜とサラミが登場、炙りながらブロッコリーやじゃがいも、サラミなどを食べることができる。スープも登場して彼方の方が面白そう。

ご主人が1つ目のハンバーグを七輪の網の上に置く。それを適当なタイミングでいくつもある調味料を掛けて食べる。さらに1つ100gのハンバーグがさらに1つ出てくるのである。

私のハンバーグもじっくり焼いていて、これをカツ丼のように卵でとじて丼に入れて持ってくる。トッピングは海苔と刻みネギ、無料で付く温泉卵まで投入。

まずはご飯を一口、卵の旨味が口に広がり、美味。さらにハンバーグを潰しながら頂くが、フライパンで焼いたものに比べて周りはしっかりと焼けているが、中はしっとり。もちろん中までしっかり火は通っている。

このハンバーグは今まであまり食べたことのない食感である。ただ、さっぱりとしているからもう一つ食べたくなる味。ダブルにしておけば、パークメシにしておけばとやや後悔した。

この日のスープは牛骨だしにトマトを加えたスープ。トマトの酸味がバランスを取っていて爽やかな味に仕上がっている。

12時直前にはまずはカウンターが満席、続いて七輪の無い席も入り、その後何人も来るが諦める人が続出。やはりハンバーグを生から一つずつ網焼きするには時間がかかるのである。後悔とは書いたが、頼んだ東京パーク丼は大変美味しく大満足である。ご馳走さまでした。
東京パーグ屋
中央区日本橋人形町2ー32ー4
0362311839

秩父湖(二瀬ダム)探訪〜1泊2日の夏休み⑥

2022-08-30 05:00:00 | 旅行
三峰神社の参拝を終えてからグネグネと曲がる旧三峰山観光道路を降り、二瀬ダムのところまで戻る。



二瀬ダムは1961年に完成した荒川本流を堰き止めたもので昨年60周年になった。高さは95.0m、長さが288.5mもあり、ここから上流にかけて伸びている。秩父湖はそのダム湖であり、秩父湖バス停の前にある管理事務所でダムカードをゲット。

すると昨年配布した四季の二瀬ダムの風景写真がついたダムカードも頂くことができた。


さらに国道140号を上流に向かうと荒川ふれあいログハウスがあり、ここからは秩父湖や先にある吊り橋を眺めることができる。先日からの雨でさぞや水面が高くなっているかと見たが、意外にも水面はかなり低いところにあり、水量は少なかった。

ここから雁坂トンネルに向かうが、行き方は2通りあり、道の駅大滝温泉近くの二股まで戻り、滝沢ダムを通る道とこのまま国道140号を行く道があるが、今回は通行量も少ないため、そのまま国道140号(秩父往還)を選択する。

左側に秩父湖を見ながら走るが道はどんどん狭くなり、1車線に。途中吊り橋の入口もあったが車を止めるところがなく、見学は断念。対向車がくるとややこしそうな道なのだが、幸いにして大きな対向車が来ることもなく、国道140号(彩甲斐街道)と合流、左に曲がる。(以下次回)

まる竹〜日本橋ランチグルメ

2022-08-29 05:00:00 | グルメ
『竹岡ラーメン』をご存じですか?私は今まで全く知らなかったが、事務所から歩ける範囲に新たな店が出来たことを知り、面白半分、怖いもの見たさ半分でお邪魔してみた。

竹岡ラーメンはネットによると①スープはチャーシューを煮込んだ醤油ダレに麺の茹で汁を加えたもの、②麺は生麺ではなく乾麺、③具はしっかり煮た煮豚、④ネギではなく、玉ねぎのみじん切りを加える、というのがレシピらしい。発祥は千葉県富津市竹岡にある梅乃家と鈴屋と言われている。
店は明治座のそば、広い道路に面したところにある『まる竹』と言う店で内装は打ちっぱなしのコンクリート、カウンター1列のみではあるが、厨房は結構広い。

予め食券を販売機で買うシステム。悩んだが、『煮豚竹岡式ラーメン』(850円)にした。なお、デフォルトのラーメンは650円とリーズナブルである。

カウンター中央に座るが厨房の中にはご主人と女性2人、ラーメンはひたすらご主人1人が作っている。乾麺は千葉県の都一ラーメンを使用、箱が積んである。

隣の男性3名が先に注文していたが、出てきたラーメンは噂に違わず真っ黒なスープであった。私の分もそれほど待たされず供された。まずスープを一口、醤油風味というより醤油を湯で割ったもの。確かに豚の脂は溶け出してはいるが、スープだけではかなり塩辛い。

ラーメンの具材は5切れの煮豚と煮豚の端の部分2切れ、太めのメンマ、なると、海苔一枚でみじん切りにした玉ねぎがかかっている。煮豚を頂くが色が濃いわりには味はそれほどでもなく、脂が溶けていてかなり美味い。

麺は子供の頃に親が作ってくれた乾麺を茹でたもので縮れ麺でやや硬め。食べ応えはあるように思う。煮豚と麺は大変良くあっていてなかなかのもの。しかし、私にはスープを飲むといかんせん塩辛さを感じてしまう。

とはいえ5分ほどで完食。個人的にはもう少し塩がかたなければ美味いのにとついつい思ってしまう。

ネットの記事にはご主人は35年のシェフ歴を持つ大ベテラン。元々あまり好きでなかった竹岡式ラーメンにハマり、この店をオープンしたとか。竹岡式ラーメン以外にもカレーが名物とか。見た目は家庭のカレーのようだがかなり奥が深いと書いてあった。こちらは次回のお楽しみとしたい。ご馳走さまでした。

竹岡式ラーメンまる竹
中央区日本橋浜町2ー35ー4
0356140241

三峯神社にお参りする〜1泊2日の夏休み旅行⑤

2022-08-28 05:00:00 | 旅行
秩父で一泊した後、翌日は三峯神社を目指す。以前に訪れた時はロープウェイに乗って行ったのだが、老朽化に伴い2007年に廃止されてしまった。

秩父湖までは国道140号線を利用、二瀬ダムの淵を通り、左に山を登って行く。山登りの道は途中から2車線となるが、三峯山観光道路という有料道路だった。今は無料開放されている。突き当たりには有料駐車場があるが、ここまで登ると標高1050m。この日は気温が高くなかったが、駐車場は20℃とひんやりする。

三峯神社の三峯とは雲取山、白岩山、妙法ヶ岳の3つの峯の山岳信仰から興ったもので狼を守護神としている。(そのため狛犬の代わりに狼の像が鎮座している。)
駐車場の奥に神社に続く参道があり、しばらく行くと3連の鳥居。これをくぐり、両側に高い杉の木、左側には昔からの講の満願の供養碑が並ぶ中を歩く。今から何年前に作られたのかわからないくらい古い交番もある。



すると右の小高い所に日本武尊像がある。
この像の由来はそもそも神社の創建は日本武尊が行ったという伝承による。



今から1900年前に東征の際、甲斐酒折宮から雁坂峠を越えて碓氷峠に向かう途中、東国の平安のため、伊弉冊尊・伊弉諾尊(イザナミ、イザナギ)を祈ったのが由来と言われている。凛々しい像の周りを歩き、階段を降りる。



参道は左に向い、隋神門をくぐる。元は仁王門であったが、神仏分離の影響で仁王が外されたという経緯がある。横には神社の守護神である狼の像もある。この辺りから再び下る道、そして青銅鳥居が出てくると本殿に向かう石段がある。

手前に拝殿、奥に本殿があるが、いずれも化粧直しが行われたばかりでもあり、見事な色彩に彩られている。



また、手前右側にあるのが八棟木灯台、左側にはあるのは手水舎。赤と白の対照的な塗色となっている。

拝殿の前には神木が4本、少し列ができている。コロナ禍もあり、一度に1組ずつしか参拝できないからやむを得ない。

参拝を終えて左側にある社務所に『気』のお守りを頂きに行く。かつては白の『気』のお守りが1日に限り得ることができたのだが、あまりの人気に渋滞を招くなど弊害もあり、今は中止されている。今は四色、赤・青・ピンク・緑から選べる。



次に御神木に手を合わせて今後の無病息災などを願うこともできる。本当は3回お辞儀をし、手を合わせるのだが、『気』というだけでカメハメハと間違えて波動を送ろうとする人が次々と、見ているだけで可笑しい。



その後、横にある祖霊舎などをお参りする。その先には伊勢神宮、稲荷神社、富士神社、浅間神社など末社が並ぶがあまりに多いためお賽銭が尽きてしまうほどである。



なぜか、この辺りには蜘蛛の巣が多く、前日の雨で水玉がキラキラと光り美しいが、その数の多さには驚く。

駐車場に向かう途中にある眺めのよい茶屋で蕎麦を頂き、駐車場に戻った。前日の教訓を受けて食べられるうちに食べないとと頂いたが、山菜そばは手打ちで思いの外美味かった。ご馳走さま。



そよいち(再訪)〜人形町ランチグルメ

2022-08-27 05:00:00 | グルメ
人形町は元々花街であったこともあり、洋食の名店が多い。老舗では明治創業の『来福亭』『小春軒』、新装になった『芳味亭』、駅からすぐの『キラク』(但し、長いこと店が開いたのを見たことがない)、焼きめしの美味い『日勝亭』とすぐ思い浮かべられる。その中でグルメサイト食べログで1位なのは『そよいち』である。

コの字カウンターの中に元キラクの女将さんが1人で料理を作る。オープンキッチンだから隠しようがない。名物は『ビフカツ』なのだが、2000円という価格もあり、ついつい頼みやすい『メンチカツ定食』(1150円)を頼んでしまう。9年前に来始めた頃はちょうど1000円だったような気がするが、あまり細かいことは気にしない。

広いカウンターの中には2人のみ、女将さんが全ての料理を作り、もう1人の女性が豚汁とライスを用意する。カツなどは全て揚げたてでそれに合わせて熱々の豚汁が登場するのである。

入店した際にはほぼ満席、しかし、常連は長居せずすぐに帰るから待つと言っても知れている。私は隙間の席に座り、注文することができた。

見ているとその場でメンチカツに小麦粉とパン粉を付けて油に投入、揚げたてを出してくれる。もちろん熱い豚汁とライスもである。メンチカツにはキャベツの千切りとマカロニサラダがつく。

ソースは2種類、ウスターと中濃。醤油、七味、塩、辛子。特に辛子はトンカツ屋のようにやや柔らかめに溶いてあり、たっぷり付けて頂く。揚げたての上にいい塩梅で味が付いていて中濃ソースによく合う。さらに口にライスを投入、至福の時が来る。合間にキャベツやマカロニサラダを食べるが、特にマカロニはマヨネーズで和えてあり、これまたちょうどいい。この作業をゆっくりすればいいのに美味いから食べる速度がどんどん早くなる。



注文を受けたポークステーキ、甘辛いソースは毎回調合し、タイミングを見て投入、油に火が入り、ジューという音、これも食べたくなってしまう。



目の前には日本酒1合瓶、ランチで無ければライス抜きでポークステーキも頼み、一杯行きそうになる。それでもまた次回来るとメンチカツを頼んでしまいそう。これではレパートリーが広がらない。いつも通り美味いランチをご馳走さまでした。

この幟が目印です。



そよいち
中央区日本橋人形町1ー9ー6
0336669993

久我山歳時記⑯〜夏の面影を探して

2022-08-26 05:00:00 | 日記
久我山歳時記⑯。夏の旅行も1泊2日となったため、あまり遠出する機会もなく、その反動で家の周りをウロウロすることが多くなってしまった。

しかし、ウロウロしているだけでも色々と発見がある。夕方に久我山駅で突然ひぐらしが大きな声で『カナカナカナ』と鳴き始めた。欅の多い一帯では『ミンミンミンミン』とミンミンセミ、負けずに『ジージー』とアブラゼミ。家の近くまでくると『ツクツクボーシ、ツクツクボーシ』とツクツクボウシが鳴く。姿は見えないが4種類の蝉の声を聞くことができるのである。



久我山ではこの季節は色々な花が咲く。もう夾竹桃は終わっているが、サルスベリはいまが盛り、あちらこちらで見ることができる。花はピンク、白、赤であるが、同じピンクでもかなり色が違う。



また、庭木に巻き付いてあたかも木の花のように大きなオレンジの花を咲かせているのが、ノウゼンカズラ。そばで見ると花の大きさに驚く。





色違いなのはムクゲ、アオイ科フヨウ族の低木でハイビスカスの花を小さくしたような花を付ける。花びらと花の中心の色の取り合わせで白+紅、薄ピンク+紅、薄紫+濃い紫、全体が薄紫、白、ピンクなど色々な取り合わせ、さらに一重咲きか八重咲きかと組み合わせも多く、見ていて楽しい。咲き始めは6月くらいだが10月まで楽しめる。



同じアオイ科なのは私の庭でも咲き誇っているモミジアオイ(紅葉葵)。葵のような花と紅葉のような切れ目のある葉を持つためこの名前がついた。宿根草で地上の部分は秋には枯れるが、そこで切っておくと翌年再び芽を出す。大きな5枚の花弁を咲かせるが花弁が離れているところがアオイと異なる。花の色は夏らしい緋色でとにかく目立ちたがり。



我が家の夏の庭を飾っているのはポーチュラカと日々草。いずれも夏の暑さに強く、ポーチュラカは仲間のスベリユ同様水を多少やり忘れても強い。色とりどりな花を付け、丸い鉢から溢れんばかりに咲いている
夏といえばやはり朝顔とヒマワリ。今年はあまりに早く暑くなったせいか、朝顔の開花が遅く、最近沢山の花を付けていて目を楽しませてくれる。

ヒマワリはかつては太い茎に大きな花を付け、花が終わった後はゴッホのヒマワリのようにやや不気味な姿をしていたが、最近はもう少し小さめな花が沢山付く種類が好まれるようになってきた。

花ばかりでなく秋に旬を迎える実も大きくなりつつある。まずはブドウ(葡萄)である。今年は当たり年なのか、沢山の房が下がっていて始めは豆粒のような実が大きくなり、緑だった実は紫に色づき始めている。同様にブルーベリーを植えている家も。



また、こちらは食べられないがカラスウリも青い実をたくさんつけていた。我が家の周りを散歩するだけでもこれだけの動植物に会えるのである。





米処 穂(再訪)〜人形町ランチグルメ

2022-08-25 05:00:00 | グルメ
今にも雨が降りそうだったので、ランチは事務所近くにあるおにぎり屋さんへ久しぶりに行くことにした。信号待ちはあるが、お店までは3分ほど。米商社の神明のビルに入っている『穂』というお店。

お店に来るお客さんのうち半数はテイクアウト、店内で飲食するのは半数程度。ランチはメインのおかずにより変わるが、この日は『サワラの南蛮酢』と『キノコたっぷり豆腐の揚げ出し』でいずれも850円。おにぎりは2つ、1つは塩むすびでもう1つは好きなおにぎりが選べる。私はアサリの佃煮にした。味噌汁は具沢山の豚汁、ほかに1品おかずが付く。

お金を払い、番号札をもらって席につく。お茶やお冷はセルフサービスである。待つこと5分、おにぎりセットが運ばれてくる。

まずは豚汁を一口、七味唐辛子を振るのは忘れない。具沢山で銀杏切りの大根のほかネギ、にんじん、豚肉がたっぷり。味も私の好みである。



おにぎりは塩むすびから頂く。お米は京都産コシヒカリ、黒ゴマが香ばしく、柔らかめの握り方が嬉しい。塩が米の甘さをクローズアップしてくれる。おにぎり屋さんという事もあるが、さすが米商社の米は秀逸である。

小鉢はモヤシのナムルと卵焼き。まずはモヤシから食べる。もちろん、卵焼きは最後のお楽しみである。

メインの揚げ出し豆腐は初めて頂く。周りはカリッと揚げてあり、優しい味のキノコ餡がかかっている。中は結構あつあつ、ふーふー言いながら頂いた。

2つ目のおにぎりはアサリの佃煮入り。甘くまた薄口の味付けでおかずにもよく合う。この店のおにぎりは大きく、私は2つで満足。豚汁と卵焼きを最後に頂き、完食。胃にもたれない定食は人気があり、お客さんが途切れることはない。蕎麦もいいけど、やはりご飯は満足度が高い。

おかずは月替わりだが、あの美味かった『鶏の唐揚げ』『天使の海老のフライ』もたまには復活して欲しいものである。ご馳走さまでした。

米処 穂(みのり)
中央区日本橋小網町16ー14
0368922702

忍城と行田市郷土博物館〜1泊2日の夏休み旅行④

2022-08-24 05:00:00 | 旅行
さきたま古墳公園を出たのが13時、腹は減ったが食堂やレストラン、特にナショナルチェーンは全くない。レストランを探そうとキョロキョロしていても見つかるのは床屋や葬祭場、たまにラーメン屋があっても閉店していてがっかりさせられる。

行田市駅(秩父鉄道)近くを通過するが事態は改善せず、先に目的地である行田市郷土博物館に向かう。目的は郷土博物館ではなく、再建された忍城の三番櫓である。

三番櫓は郷土博物館と棟続きであり、また、行田市の古代蓮会館、さきたま古墳公園内の博物館、郷土博物館は同時に訪れると割引になる。

郷土博物館に入るとまずは忍城の展示がある。忍城(おしじょう)は沼地に作られた一度も落城しなかった難攻不落の平城である。築城は1478年に地元豪族成田氏が行ない、扇谷上杉氏から責められたが、太田道灌の仲介で和睦した。1574年に上杉謙信に城は包囲され、城下に火を放たれたが持ち堪えた。1590年の豊臣秀吉による関東平定の際も石田三成以下に水攻めを受けるが北条側の小田原城を始め、他の城も悉く落城したことを知り、成田氏長は降伏をようやく受け入れた。江戸時代になると忍城は代々譜代大名が治め、阿部忠秋が白河に移ったのちは松平忠義が桑名より入り、明治まで城は残った。(『のぼうの城』和田竜の小説にも登場する)


今残されているのは高麗門、藩校進修館の門が移築されているくらいであり、御三階櫓は1988年に鉄筋コンクリート構造で外観復興されている。実際の当時の城にあったのは松平忠義が桑名より持ってきた鐘くらいである。

土浦城同様全くの平城でこの城も堀の中にあるためか別名亀城と呼ばれている。(土浦城も亀城と呼ばれる)



4階の展望室まで上がると周囲に高い建物がないため、かなり遠くの富士山まで見えるらしいのだが、当日は雲が多く、残念ながら周囲が見える程度であった。



郷土博物館には行田の伝統産業の足袋作りの様子などを細かく紹介していて足袋を留めるこはぜ専用のミシンがあることを初めてしることができた。



40分ほどで見学を終え、一路関越道東松山ICを目指す。ランチはようやく午後3時に嵐山PAの蕎麦にありつくことができたのである。(以下、次回)


ジェットコースターのようなタイガース〜阪神ファンの戯言

2022-08-23 05:00:00 | 阪神タイガース
まさにジェットコースターのような成績、と書くと阪神ファンならすぐ分かると思うが、8連敗した後4連勝とは驚く。8連敗する前はというと7月は14勝6敗、8月1週目までは10回の3連戦のうち対広島戦が1勝1敗だった以外は全て勝ち越しという素晴らしい成績だった。

しかし、7月26日の私はブログで『1番怖いのがコロナ』と書いたが、これが残念ながらすぐに当たってしまう。8月9日からはなんと悪夢の8連敗。

因みに7月31日のタイガースのスターティングメンバーは『中野・島田・近本・佐藤・大山・糸原・ロドリゲス・梅野』だったのが、8月11日横浜戦では『島田・山本・ロドリゲス・佐藤・糸原・陽川・梅野・木浪』と佐藤・糸原・梅野の3人以外は全て変わってしまったのである。

ようやく8月21日のスターティングラインナップでは『中野・島田・ロハス・佐藤・大山・糸原・木浪・梅野』と大半が元に戻ってきたから打線につながりができてきた。

例えば佐藤輝明の打撃を見ても、8月8日〜14日の打撃は24打数1安打12三振、8月16日〜21日は24打数7安打4三振で2HRと別人のようになっているのである。15日に打順を6番に下げ、18日に大山が戻ってきたなどの要因も影響しているのかも知れないが。

幸い戦力の点ではコロナの影響はほぼ野手のみで済んだため、ローテーションが守られたことは大きい。さらに23日には近本が復帰し、30日からは再び甲子園での開催が始まることも追い風になるだろう。

5割まであと1勝となった正念場のDeNA3連戦には是非勝利をして欲しい。とにかくファンとして『強い阪神』が本物なのか、それともやはり『弱い阪神』のままなのかを確認できる3連戦になることは間違いないだろう。阪神は先発投手が青柳、伊藤、西純矢、DeNAは今永、濱口、ロメロあたりが予想される。

宿場町を歩く〜幸手宿④

2022-08-22 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その14。幸手宿④、日光街道を歩くと道が右に曲がっていて大きな灯籠がある。突き当たりには、正福寺。僧侶の修学機関である談林所が置かれ、多くの修行僧が学んだ。今は建物も新しくなっている。



境内には日光道中と刻まれた大きな道標があり、権現堂河岸と日光街道を示している。



さらに奥には義賑窮餓之碑、天明の飢饉の際に幸手宿の商人がこの地で粥を振る舞ったことを記念した碑である。



寺の向かい側には幸手一里塚跡。日本橋から12里の一里塚だが、後に作られた碑のみがある。ただ、この辺りまでが幸手宿だったようだ。



ここから権現堂桜堤に向かう。歩いてではとても行けないが、今日は自転車に乗っているため、何とかなる。内国府間の交差点を右に曲がり、道なりにいくと桜堤の下に出る。堤を登ると左側には沢山の紫陽花が植えられていた。



さらに茶屋の隣を通り、先に行くと河川敷には大量のヒマワリが植えられていて壮観。全ての花が同じように川を向いているため、手前側は全ての後ろしか見えない。

やむなく反対側まで歩くとヒマワリの花を眺める事ができた。



河川敷には山羊が飼われていて親子連れが散歩をしていた。並木は今は緑の葉でいっぱいだが、春には1000本を超える桜が花をつけるとのことである。

さらに川まで行くと水門や特徴のある橋なども見る事ができる。涼しければゆっくり眺めたい風景である。