hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

iPhone機種変更をしてみた〜以前と随分やり方が変わってます。

2021-09-30 05:00:00 | 日記
iPhone8を購入して2年、すっかりauの作戦に引っかかって携帯電話を買い換える事になった。というのは2年前にiPhoneの機種変更をした際、2年経過後、新たな機種に変更して、古い携帯電話をauに下取りに出すと残債がゼロになるというコースに入っていたため、何度も連絡が来た。バッテリーが頼りなくなったので機種変更を検討することにした。実際にやってみて、以前とやり方が大幅に変わっていたので参考になればと投稿してみた。
おまけに一つ、iPhone8にはホームボタンがあったが、iPhone12にはない。このため、従来はキャッシュを消すのにホームボタンを長押しする事で消したのだが、そうはいかない。そのためにiPhone12ではキャッシュを消す場合、機器の真ん中下あたりを軽く上に向けて押すと左からキャッシュが現れ、上に向けて指を払えば消すことができる。これはあまり説明書にないのでご参考まで。

ショップに行った際に、以前連れ合いの携帯電話の機種変更の失敗を繰り返さないように綿密に準備。特にLINEは予めトークのバックアップを取らないと引き継がれないだけでなく、新しい携帯電話にLINEを入れた途端に前の機種からは全ての記録が失われることを身をもって体験したからである。

(iPhone12)

機種はiPhone12、大きさをどうするかで悩んだが、miniにすることにした。携帯電話は小さいに越したことはないし、画面もiPhone8と iPhone12miniを比較すると大きさが若干12の方が大きいためである。LINE引継は担当の女性Sさん(以下S)がiPhone8も最新にバージョンが更新してあるし、問題なく移りますと確認してもらう。(実はここに問題があった。)

(iPhone8)

後は初期設定をしてもらい、データ移行の話を聞く。SIMを入れ換えて簡単にデータ移行ができたが、今回は違う。『クイックスタート』を使えばさらに簡単とSさんは説明、ここからは本人がやることとやり方を書いた紙をくれ、新たな端末のリセット方法を教えてくれただけで後はお任せとなった。その際にデータ引継ぎにかかる時間も明確に言わないし、何が引き継げて何が引き継げないかも不明確なのである。
ここで不安を抱えたまま販売店を出て、新しい機種を受け取り、家に戻り、もらった紙を読む。先程のSさんの指示通り『LINEのデータ移行』→『新端末のリセット』→『クイックスタート』の順にやる。

新端末にてLINEのアプリを取り、ログインから電話番号、認証番号(SMSで送られてくる6桁の番号)を入れ、『トーク履歴を復元』をタップすると動き出す。しかし、ここからが長い。中々終わらないのである。1時間以上かかった後、開くと『端末のバージョンが古く、一部引き継がれないトークがあります』と表示が出る。バージョンを調べていたはずと確認すると古い端末は最新だが、新端末のバージョンアップがなされていないのである。案の定、一部のトークは消えてしまったが、もう戻れない。

続いて『新端末のリセット』。新端末のデータは全てリセットされてしまうのである。ただ、リセットボタンをタップする前に何度も頂いた紙を見直す。最後は勇気を奮い、タップ。するとリセットされる。
再び『こんにちは』が表示され、『クイックスタート』の表示が出る。ここで古い端末に青い丸が現れるので下に置き、此れを新端末のカメラの円(こちらも現れる)で写す。さらにパスコードを求めて来るので4桁の数字を入れるとTouch IDと出て来てこれをタップ、さらに転送開始をタップするといよいよ始まる。旧端末には『iPhoneにデータ転送中』と表示される。但し、ここからデータ転送に3時間かかるのである。もちろん、その間、2つの端末をオンにしておく必要があり、充電したまま行わざるを得ない。

クイックスタートを用いると新端末にほぼ全てのデータが前の端末とほぼ同じように移るのだが、データ移行後もアプリが普通に動くなるようになるまでかなりの時間(私の場合はたぶん6時間くらい)かかった。

さらに移行が終わった後、チェックをすると旧端末に残されていたEメールのデータは全く移行されていないことに気づく。しかし、その復活の方法が全く分からない。
やむを得ず、au使い方サポートに電話をすると土曜日の朝イチだったこともあり、すぐに繋がる。ここで遠隔サポートなどをしてもらいながら30分くらいでEメールは無事に復活した。ただ、①私は別にガラケーを持っていたため、こちらで電話をしながら、新端末を操作したため、スムーズに出来たが、iPhoneを1台しか持っていない場合はかなり難しい操作を要求されること、②今回はすぐに電話がつながったから良かったが場合によってはかなり時間がかかることをオペレーターに教えてもらった。

以上のまとめとして①クイックスタートは完了までに時間がかかり、端末の充電を十分にしておくこと、②アップルのパスワード、端末のパスワードなどは予め確認しておくこと、③Eメールデータはクイックスタートではデータ移行されないこと、④販売店の販売員は端末を売ることや電気・ガスを移すことばかりをセールスするが、データ移行のやり方を自らが1人でやらなければならないことを意識して細かく質問するべきであることの4点を忘れず頑張ってもらいたい。
もちろん、失われたLINEのトークは復活出来なかったのである。

浅草橋駅付近の神社めぐり

2021-09-29 05:00:00 | 日記
浅草橋駅裏の満留賀さんを出たあと、すぐ隣の銀杏岡八幡宮にお参りする。

駅からも1分の交通至便な神社だが、鳥居から参道が続き、左右にはその名前にも入っている立派な銀杏の木が並んでいて静かな時間が流れている。



創建は平安末期、源義家が奥州征伐に行く途中にこの地の丘に銀杏の枝を刺して勝利祈願したと言われている。祭神は誉田別命、武内宿禰であり、創建時の銀杏は焼失したものの、明治神宮から新たな木を授与された。

江戸通りに戻り、左手に歩くと須賀神社の前に。創建は600年、推古天皇の御世で江戸時代には牛頭天王神社、祇園社、蔵前天王社、団子天王社と呼ばれていたが明治時代に須賀神社と改称された。



こちらの社殿は新しく作られたものだが、中に狛犬が5体もいる。



江戸通りに戻り、須賀橋交番前の信号を左に曲がると角に赤い小さな社殿が見えるが、これが加賀美久米森稲荷神社。

江戸時代に加賀美太夫、条太夫という越後国猿屋村の猿曳が諸国をまわり江戸にやってきた。本業の芸の他に加持祈祷の評判が高かったが、その噂が広まり、時の将軍が不治の病にかかった際、城に呼ばれた。加持祈祷の功があり、この神社の土地に猿楽町の名前を賜り、永住することを許された。それぞれの邸内に祀られたのがこの稲荷神社である。



さらにまっすぐ行き、左にあるのが甚内神社。以前にもブログに書いたが、武田家再興をはかって江戸市中を乱した高坂甚内という大泥棒が瘧(マラリア)に苦しんでいるところを捕らえられ、鳥越にあった刑場で処刑された。その際に『我瘧病にあらざるば何を召しとれん。我ながく魂魄をとどめ、瘧に悩む人もし我を念ずれば平癒なさしめん』と言ったことから病に効能のある甚内霊神として信仰を集め、創建されたものと伝えられている。



私も同じ高坂を名乗る者として4年ぶりに参拝したのである。できれば瘧ばかりでなく、コロナウィルスにも効能があればと祈ってしまった。



(扇稲荷神社)
浅草橋には僅か1キロほどのところにこれ以外にも神社があり、それぞれの由緒を調べるだけでも楽しい。

浅草橋満留賀〜浅草橋ランチグルメ

2021-09-28 05:00:00 | グルメ
浅草橋駅周辺は構内を含めて庶民的なお蕎麦屋さんが多い地区である。また、『浅草橋満留賀』というお蕎麦屋さんも何軒かある。今日お邪魔したのは駅の裏手、神社の向かい側にある老舗である。


看板には天ぷら、手打そばとあるが、メニューの種類は多い。その中で赤字で『手打ち』重ねそばと書いてあるのが気になり、店の人に聞くと手打ちなんですとの答え。そこで『手打ち重ね海苔そば』(1000円)をお願いする。海苔付きなだけで150円増しは高いと思いながら。

このお店は1階には席が15程度(飛沫防止カーテンが邪魔をして全貌はわからないが)しかない。私は最後の席に座ったので次のお客さんは地下に誘導されるが、常連ばかりのため、1階で注文をしていく。



待っている間に厨房カウンターの下にある紙を見ると面白い川柳がたくさん貼ってあり、『ベテランとよばれているが古いだけ』『つまらないものですが そんなものいりません』など吹き出してしまう。見ているうちに蕎麦が到着。

二段重ねでツユもたっぷり。蕎麦猪口にツユを入れるが漆黒、舐めるとかなり濃い味付け。蕎麦の上にはたっぷりの海苔、蕎麦は浅黒く幅は広め。見た目はともかく、一箸いただくが、コシがしっかりしていて美味い二八蕎麦。耳があるのはご愛嬌。



ツユも単独では確かに味が濃いが、締めたての麺にはちょうどいい。盛りはいいが、いつの間にか1段目は完食。



空の器をどけて2段目に行くが、ちゃんとこちらにも海苔はたっぷり、不思議と食べ飽きない味である。濃い目のツユはあまり薄く感じず、蕎麦湯もいただくが、十分な量があった。

昔ながらの街の蕎麦屋さんは繁盛していた。ご馳走さまでした。
浅草橋満留賀
台東区浅草橋1ー18ー6
0338516884

キッチン南海〜神保町グルメ

2021-09-27 05:00:00 | グルメ
神保町との付き合いは高校時代に予備校に講習を受けに行った頃からだから45年にもなる。予備校生の頃によく行ったのはまずは『いもや』、これは天丼や天麩羅、トンカツなどを安く食べることができた。不思議なことに蕎麦屋やラーメン屋の記憶はないが、洋食は『キッチンジロー』『赤ひょうたん』『キッチン南海』『バンビ』などいくつもあり、当時はハンバーグに味噌汁、ご飯がついて350円で食べられた記憶がある。(店はどの店かはわからないが)

しかし、洋食屋さんは殆どファミレスとファーストフードにとって変わられ、お茶の水・神保町界隈には新たな店主が始めた『キッチン南海』しか残っていない。

一旦閉店後は中々訪れる機会がなかったが、今日は思い切って神保町の『キッチン南海』を目指す。今のお店はすずらん通りから2本ほど奥に行ったところにある。ぽつりぽつりと店舗はあるが、キッチン南海は列ができているのですぐにわかる。

メニューは悩んだが、名物カレーは捨てがたく、『カツカレー』(700円)を注文。夜でもカレーの比率はやはり高い。周りを見渡すと殆どがお一人様、中年以上のおっさんが6割、若者が3割、後はおじいさんや男2人で女性は私が帰り際にすれ違った1人のみであった。

気がつくと後ろから『お待ちどう様』と声がして皿から溢れそうなルーのかかったカツカレー登場。奥にはキャベツ、とにかくどこからスプーンを入れるか悩むほど。

ルーを一口、真っ黒なルーの割には焦がし感があまりない。味付けは昔よりやや甘めかもしれないが、私にとっては懐かしの味。食べ始めると結構辛味もある。

トンカツは揚げたてで肉薄め、よく肉の厚いトンカツがいいと主張する人がいるが、私はことカツカレーに関しては薄くて衣がカリッとしているのが好き。この条件にぴったりである。

昔はキャベツの千切りも混ぜて食べた記憶があるが、今日は箸でキャベツを食べながらスプーンでカレーを食べる。キャベツの場所が空くとようやくたっぷり赤い福神漬を取って合間に食べる。これが至福の時である。
ルーの量は普通盛りには多すぎる位だが、ビールのつまみには持ってこい。しかし、緊急事態宣言中はそれも我慢である。

中には異論のある方もいらっしゃるかもしれないがちゃんとキッチン南海でした。外でお待ちの人も増えたので早々に退散。いやー、美味かった。ご馳走さま。

キッチン南海
千代田区神田神保町1ー39ー8
0332191616

あと25試合をどう戦うのか〜阪神ファンの戯言

2021-09-26 05:00:00 | 阪神タイガース
プロ野球ペナントレースも佳境に入ってきた。残りゲームがヤクルト28、阪神25、巨人23(9月24日現在)となり、それぞれの対戦具合もわかってきた。

まず、ヤクルトはとにかく下位3チームには大きく勝ち越し、特にDeNaには14勝4敗とお得意様にしている。しかし、巨人(6勝10敗)、阪神(6勝11敗)と弱い。

巨人は負け越している球団はなく、阪神と五分(9勝9敗)であるぐらい。これは阪神も同じである。

こう見るとヤクルトが1番弱く見えるが、4月12勝7敗4分、5月9勝9敗3分だったが、9月が10勝6敗4分と強くなりつつあり、特に足元は14日以後10試合負けていない。(6勝3分)一方で阪神はどうかというと意外にも9勝6敗。他方、巨人は6勝9敗だから必ずしも阪神は劣勢ではない。

ではなぜ阪神タイガースに不安が渦巻くのだろうか。まずは打線、特に外国人が(マルテはよく打っているが、)に不振となっていること、第二に相変わらずエラーが多い守備。今までに76はセリーグ1位、9月だけで10エラーと無失策の試合の方が少ない。そしてタイガースファンが不安視するのが、阪神は毎年シーズン後半は弱くなる傾向にあるという印象が強いこと。

しかし、2019年9月(昨年は変則のため考慮せず)以降の成績は16勝10敗と勝ち越している。なぜ9月以降弱いと思うようになったのかは特に2018年は11勝20敗、象徴的なのは10月の9連敗、なのであり、阪神タイガースが尻切れのように弱くなるということはもう昔の話なのかもしれない。



残り25試合を戦うためには①打線は近本、中野、糸原、マルテまではかなり当たっているが、大山、サンズなるとかなり確率が悪くなる打線の回復、また、点が取れる際のダブルプレイの回避、②先発陣(秋山、青柳、伊藤将、高橋)は一時に比べてかなり安定感を取り戻しつつあり、負けたとはいえ青柳、伊藤将はいい投球ができている。後はガンケル、西勇の奮起が望まれる。③抑えは8回岩崎、9回スアレスの締めをしっかりすること。特にスアレスの投球回数過多が心配である。④さらに代打糸井、原口あたりがヒーローになれること、④50打席ヒットがない佐藤が復活すること、この4つのポイントが久しぶりの阪神タイガースの優勝も見るのには必至だろう。もちろん首位を明け渡したとはいえ、まだまだ、諦める気にもならない。(脱稿 9月24日)

こんな駄文を書いたが、25日の巨人戦は見応え充分。菅野×高橋遙人の投げ合いだったが、やはり三振が取れる高橋の勝ち。しかし、忘れてならないのがなぜ9回にピンチとなったか。記録にはならないが無死1塁の後の3塁への当たりが大山が捌けず1、2塁にしたのが最大の原因である。とにかくエラーを減らして勝ちに行こう、はらはらばかりではファンはたまらない。

『ネッコ坂』と『キャットストリート』

2021-09-25 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その145。この企画を長くやっているが、東京23区の坂道はかなり周り終えてきた。しかし、少し離れたところにぽつんとある例も多く、今回は渋谷区神宮前にある『ネッコ坂』を訪ねてみた。



表参道駅を降りて原宿方向に歩く。秋とは言え日差しが強い中、街路樹が有難い。大きな石灯籠の横を通り、お洒落なショップやカフェが並ぶ道を歩く。



向かい側に表参道ヒルズで残された昔ながらの同潤会アパートを見ながら東京ユニオンチャーチという大きな教会の手前を左に曲る。



するとこんなところにお屋敷街、1区画の大きな家が並ぶ。突き当たりのマンションを左に行くと小さな園地がある。



ここにはかつて『大山史前学研究所と大山柏氏の邸宅跡』が出てくる。大山柏は日露戦争で活躍した陸軍大将大山巌の次男で軍人となったのちにここに考古学の研究所を建て数々の縄文遺跡を発掘するなど大きな功績を挙げた。

ただ、1945年5月の空襲により1万冊の蔵書とともに灰塵と化した。



この角を曲がり、公務員宿舎に沿ってさらに右に曲がるとようやく『ネッコ坂』に到着。始めは緩やかな真っ直ぐの下り坂だが、途中から左、右とクネクネ、また勾配がきつくなる。



天理教会の前を抜けると坂も緩くなり、細くなる。木の根のようにクネクネと曲がっているためにその名前がついたものである。



坂を降り終えて少し歩くとキャットストリートと交わる。隠田川の暗渠化によりできた道であり、スポーツブランドや高級ファッションのブティックが並ぶ。ティファニーの店もあるが、ネコのマークが愛らしい。



そのままキャットストリートを歩くと渋谷駅からすぐのところで明治通りと合流、その曲がり方もいかにも川の跡である。宮下橋の親柱のところまで歩き、今回の散歩は終了した。






マイカリー食堂〜人形町ランチグルメ

2021-09-24 05:00:00 | グルメ
水天宮前駅を降りて事務所まで戻る途中に『マイカリー食堂』を発見。この店は牛丼チェーン店の松屋が多角化の一環で始めたカレー専門店。他にもトンカツの『松の屋』、ステーキの『松』、寿司屋の『すし松』などがあるが、松の字がつかないのはこの業態のみである。

新たな業態だけあって食券を買おうと券売機にお金を入れるとまず『店内飲食』『持ち帰り』のボタンが出てくる。当然、店内で食べるので店内飲食を押して好みのメニューを選ぶが、カレールーも欧風カレー、バターチキン、プレーンカレーと3種あるなど選択肢も広い。



今回はシーズンメニューの『カニクリームコロッケカレー』(790円)を選択するが、ルーの辛さも普通、中辛、大辛、激辛から選択できる。(大辛を選択)
立食い蕎麦などと違い、席に座って番号を呼び出すまで待つ方式。運転試験場のように番号が点くとカウンターにカレーを取りに行く。

席に座り、お冷を飲みながら待つが、ここで気づいたのはお持ち帰りが多い事。数人分のカレーを袋に入れて帰る若手社員が多い。私のように店で食べるのは3分の1程度などである。

ようやく私の番号が出来上がりの方に点灯、カレーを受け取り、席で食べ始める。カレーの上には揚げたてのカニコロ、ちゃんとタルタルソースもかかっていてこれが中々美味い。

少しソースを足すとこれもいい。ただ、CoCo壱のような福神漬がない。やや塩辛いのである。



ご馳走さまでした。福神漬が美味くなったら再訪いたします。

マイカリー食堂水天宮店
中央区日本橋蛎殻町1ー29ー4
0366616076

ヨウシュヤマゴボウの実も熟す頃

2021-09-23 05:00:00 | 日記
秋になるとヨウシュヤマゴボウの実が紫色に熟す。ヨウシュヤマゴボウはアメリカ原産のいわゆる帰化植物で空き地や線路際などで見かける。実がブドウの房に似ているため、よく『ヨウシュヤマブドウ』と記憶している人がいるが、ヨウシュヤマゴボウが正しい。

通勤路の途中にある家を取り壊していたが、更地になると10日もしないうちに芽が出て、みるみる茎が太くなってくる。この段階では植物の名前はわからないが、あっという間に白い房状の花を咲かせ、ヨウシュヤマゴボウが生えてきたことに気づく。ふと周りを見渡すと同じようにいくつもの株ができていて花は緑の実になっていく。そこまで1ヶ月程度、その速さに驚く。
実は徐々に大きくなり、色が濃い紫色に変わっていく。

子供の頃には理科の実験と称してこの実を潰して白い布を染めたことがあるが、あまり良く染まりすぎて手の色も紫に変わり、落ちなかった苦い経験がある。

実はヨウシュヤマゴボウはアルカロイド系の毒がある植物である。毒性が強いのは根の部分だが、実にも毒があり、今から考えるとよく何ともなかったなあと感心する。しかし、当時は理科の副教材にもヨウシュヤマゴボウの実で布を染める実験が乗っていたような気がするので毒性は強くないのだろう。


因みに名前の『ヨウシュヤマゴボウ』、これは漢字にすると『洋種山牛蒡』となるが、これは在来種のヤマゴボウに近似しているからだが、良く漬物屋で売っているヤマゴボウとは違い、こちらも毒がある。食用にしているのはキク科に属するモリアザミという種類であり、全く違う植物のため、注意を要する。

ヨウシュヤマゴボウの実が色づくといよいよ秋が深まってくることを実感する。そう言えば家の近くのヒガンバナも咲き始めた。




築地さらしなの里〜築地ランチグルメ

2021-09-22 05:00:00 | グルメ
9月に入って雨の日が増えた。東池袋駅に向かおうと日比谷線築地駅で降りて新富町駅まで地上を歩く。地下鉄の出口の前にはデニーズはあるが、パスをして歩く。


その先にお蕎麦屋さんがある事を知っているからである。店の名前は『築地 さらしなの里』、歴史はあるが小綺麗な店造りである。店に入ると雨とはいえ12時過ぎということもあり、1階は満席で店の人に言われて2階に上がる。こちらもそこそこの客の入りだが、空いているボックス席もあり、こちらにゆったりと座る。



メニューは色々とあり、高い方から見ると天もりは松茸3080円、車海老または小柱かき揚げ・ハモは2090円と値がはる。また、蕎麦の種類も『手打ちそば』『さらしな』『変わりそば(9月は青柚子そば)』『生粉打ち』と4種類もある。しかし、ランチサービスとして週替わりの天もりは大盛でも1320円とかなりリーズナブル。即、このメニューをチョイスする。今日の天ぷらは『じゃこのかき揚げ』とのこと。

待つ事5分程度、天ぷらと蕎麦などが乗った御膳が置かれた。天ぷらは見た目からしてもカリカリのようである。天ツユは蕎麦ツユと別に出さないので、まずは蕎麦のみをツユに付けて頂く。

蕎麦は二八の手打ち蕎麦でやや細め、しっかりとコシのある美味い麺で、一口のはずがついつい進んでしまう。

見た目通り天ぷらは硬いため、予め皿の上で箸を使い幾つかに割る作業をする。これをツユにつけて食べるがカリカリ食感が堪らない。私は今までにじゃこのかき揚げを食べたことがなかったが、これはいける。香ばしい小魚の香りを楽しみながら蕎麦も頂く。

途中、大根おろしも投入して天ぷらを頂くがさらにマイルドになる。気がつくとこの調子であっという間に平らげてしまった。

最後に天ぷらの乗った皿には天かすとなったかき揚げのかけらを全て蕎麦猪口に入れて、上から蕎麦湯を入れて味合う。これが何とも言えず美味い。最後まで美味しいランチとなりました。ご馳走さま。



築地さらしなの里
中央区築地3-3-9
0335417343

深大寺付近の坂②

2021-09-21 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その144。深大寺付近の坂巡りの続き。蕎麦屋さんの水車の前を通過、すると左側に深沙堂が現れる。ここには深沙大王が祀られているが、この深沙堂が開かれることは滅多になく、さらに安置されている鎌倉時代作と言われる深沙大王像(秘仏)は高さ57cmでどくろの首飾りをしているとされる。



深沙堂の横の道を行くとL字の階段坂になっているが、これが『三昧所の坂』、共同墓地や深大寺歴代住職の墓がある三昧所に登る坂道である。左側の崖下には湧水池があるようだが、確認はできなかった。


深沙道の裏の道を少し右に行くと水が沸いていて崖の下に延命観音が祀られている。これは1966年に秋田県象潟港工事の際に海底から慈覚大師自刻の延命観音が刻まれていたものでこのちに幸安されたもの。



再び深沙堂の前に戻り、山門の方に歩く。深大寺のバス停まで行き、いずみやという店の横の道を入ると道は細くなり、車で入れないような道となるが、これが『城山の坂』。

坂の上には深大寺城の城址がある。ただ、この日はあまりに暑く、次回より詳細に『深大寺城址』を歩くことにした。

パス通りまで戻り、左に少し行くと『きよし』というお蕎麦屋さんがあるが、これを左に曲がると『仁王坂』となる。この坂は2つに分かれていて手前の上り坂の頂上付近にはカルメル会修道院。



下り坂はS字になっている。深大寺縁起には仁王門が近くにあったとあり、この頂上付近に門があったようである。




坂を降りたところに池上院というお寺、左に曲がると『湯守の里』という天然温泉を使った温浴施設がある。ただ、泉質は東京の温泉にありがちな、塩化物・ナトリウムを含んだ真っ黒なお湯であり、ねっとり、ぬるりとした感触。ちなみに個人的にはサラッとした方が好みである。

実はまだ坂道はあり、深大寺城址の探索も含めて再訪することにしたい。